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新しい健康の概念(コミュニティヘルスケア研究第2回)

一病息災というのは私にも当てはまる。若い頃から疾病を抱えているけれど何とか充実した人生に繋げたいと思う。

 

星旦二。新しい健康の概念。99年のWHOの会議で。スピリチュアルでありdynamic。障害や疾病を見直したり受容したりすることで心の成長につなげる。一病息災的な側面も。
WHOの提案の新しい健康概念。86年にヘルスプロモーションを提案。WHOの背景。疾病構造の変化。結核を中心とした感染症の時代から生活習慣病の時代に。高齢化社会。様々な機能低下を。生き生きとした人生を。健康を規定する要因として医療だけではなく患者主体の環境や関係性を含む健康支援を。パラダイムシフトが。医療の役割の変化。医学モデルには一定の限界が。生きがいのある労働形態。文化活動や心和む住居環境を含めて健康支援環境の整備を。本人の主体性の尊重。58年には新しい健康の概念が。健康とは身体的精神的社会的全ての要素が。病気や虚弱ではないというものではない。高齢者や障害者に当てはめると?健康面では完全ではないが、必ずしも不健康とは限らない。要介護者でも楽しい人生を送る事例はいくらでもある。人生のターミナルまでの健康支援を。
スピリチュアルな人生。WHOは健康の定義の中にdynamicとスピリチュアルを加えて99年の年次総会で。生きていくことの連続性を。楽しく毎日イキイキと生きていること。スピリチュアルの訳語として霊的な、など。WHOが示した新しい健康の定義。特に早くからQOLを重視、最期まで生き生きとした。和訳としてはやる気、意気込み、前向き、楽しく、生き甲斐を持って、という要素を含む。一人ひとりが自分の達成したい夢や希望が。達成できそうな見通しと支援体制。経済的社会的支援が。WHOの新しい健康の概念の和訳として、身体的精神的社会的全ての要素が含まれた心豊かな状態。単に疾病や虚弱ではないことではない。老化に対する。生き甲斐を持ってスピリチュアルに生きる意義を。科学的evidence。モラールスケール。前向きに捉えているかを。老化に対する態度。23年間の追跡調査。自分自身をポジティブに。7.5年長生き。スピリチュアルに生きる意義を明確した。主観的健康観。自己申告する。健康指標の1つ。その後の生存や疾病状況など客観的指標では捉えられない質的な。その後の累積生存率。設問では健康だと思うか、というものを。とても健康、まあまあ、あまり健康ではない、など。16の市町村で高齢者2万2千人の調査。他の先進国でも同様の結果が。前向きに生きる意義を明確に。その後の生存維持や要介護状態を予防するevidenceが明確に。
人生をdynamicに。プロセスに対し連続性を持ち大きな観点から。長い人生では病気になったり思い通りにはならなかったりする。しかしこのような辛い体験が全てはマイナスではない。一病息災的な健康につながる。ちょっとした風邪を引いて健康のありがたみを。インフルエンザに罹患するメリット。抗体を獲得する。同様のウイルスの発病を予防。体温は2度や3度上昇することも。40度近くなることでがん細胞が抑制される。小中学高校時代に不登校になったりする辛い体験を。友人などの手当を受けながら自己成長に。様々な人生の事例を長期的に見ればマイナスにはならない。不登校を体験しながらも国際的に有名な芸術家に。一方で障害児を育て上げることで豊かな人生に。職場でのうつ病で心の成長につなげる。大手銀行の産業医としてうつ病になった体験者の面談を1時間近く傾聴する。辛いんですね、など。その後は週に1回程度の面談を。受容し自分の置かれた状況を理解して温かい手当を実感して。9ヶ月後に一定程度回復した人に。職場の中で最初に鬱に気がつくことが出来る人は?産業医より日々生活して体験したあなたが。鬱になりかけた人の適切な対応ができる人も。疾病の回復に有効な手当が出来るのは体験者。エンパワーメント。ファミリーディベロップメント。様々なマイナスの体験をdynamicに。成長。ヘルシーカンパニー。そんな職場に。新しい健康づくりでは疾病なども一定程度受容して周囲の支援を受けて本人や家族や仲間の成長につなげるプロセスを重視。我が国の現状の医療システムは血液検査など検査や診断により潜在的な疾病を発見するマイナスの側面が強調され優位性に関する情報が。治療行為が広がる。医学的検査だけでは充分ではない。ネガティブな判断価値をすることで専門家主導により服薬人口が増える。パターナリズムの典型例。住民と専門家が持つ情報には非対称性が。高度医療が選択されやすくなる。健康医学。健康支援活動での専門家の役割。患者や本人の主体性を尊重して機能低下を持つ人をトータルに捉えることで周囲の支援で長期的には受容することにより一病息災的な。人間の成長につなげる動機づけとして。家族の力量形成。ファミリーディベロップメント。長い人生における疾病の体験。成長するプロセスを。
健康生成論。主要な3つの要素。物事を総合的に見る。様々な事象に対処する。物事の事象をプラスに意味づけする。人生のプロセスを重視して体験を成長や充実につなげることを。セルフケアなどの概念は本人の主体性を尊重して成長のプロセスを重視。健康医学。権利学の基礎理論となる概念の1つ。WHOが提案した健康概念。一人ひとりの主観的で個別的な。生きるプロセス。健康生成論でのパラダイムシフト。主体性の尊重と責任を本人に移譲する。疾病に付き多様な捉え方を。自己成長につなげることが大事。様々な人生のイベントは長い時間軸で捉えることで成長とともに地域文化の成長に連動する。健康生成論。健康医学dynamic。回復過程や災害後の復興の事例でもプロセスを重視する。経済的支援だけではなく信頼感を根底にした支援を。健康医学、権利学。人々の健康支援についての専門職。医学の基礎理論である病理学を。膨大な学問的蓄積が。健康医学は新しい。権利学の特性と目指す方向性を明らかに。病理学と対比させて。人々の暮らしを重視。インフォームドチョイス。SOCなどの基礎的な方法論として。本人と支援者が相互に支援する基礎理論。非日常の医学モデルではなく。本人のQOCを重視してプラスの面を。発掘して力量形成を。
健康支援の特性。病理学との対比の中から。対象は疾病の有無を問わずすべての人。専門家が中心であるのに対して本人と家族。本人の主体性が尊重。意思決定と行動。心の成長を大切に。時間の経過とともに素人の役割も明確に。人々が成長することをエンパワーメント、ファミリーディベロップメントと。セミプロとして素人が健康に。健康資源の開発。病理学が還元主義を重視して医学的判断を重視。対して量よりも質を。支援環境を大切にする。本人の日々の生活機能を重視する支援環境にも。最終的意思決定は本人が主体性を持って。病理学から見ると一般市民は力量不足と捉えがちだが、力量が蓄積することが期待される。プロセス重視。専門的治療行為が主流になるのに対し、自然の治癒力。手当だけではなく公的機関の支援も重視。生涯学習や公民館活動やバリアフリーの環境や居住環境も労働環境も環境維持もヘルスプロモーションによる健康づくりが。WHOのヘルスプロモーションの基礎となるのがSOCなど。今後の新しい時代の健康として。
健康の支援方法。専門職から住民や支援サポートコーチングの健康支援に。支援プロセスで相互に学習して成長する。専門職は人々から多くのことを学ぶことが出来る。疾病を受容して学びを。病気の治療そのものが目的ではない。血圧を下げることは手段の1つであり豊かに生きる手段。悪いものとみなして価値付けるより。疾病の回復プロセスでは周囲の手当を。代替統合医療。温泉療法や森林療法など様々なものが。健康支援環境を整備する法的体制を。喫煙をして肺がんになるのは本人だけの責任ではない。タバコのパッケージに警告を。アイスランド。本人の夢を支える支援環境。40年間健康長寿のための要因について研究を。QOLを支える大きな要因は社会経済的要因。しかし直接ではない。本人や家族が前向きに生きることを支えてQOLに。ヘルスプロモーションを活用して対象者のQOLを高めるモデル。教育も生涯学習もバリアフリーも工業の発展も農業も含む。
まとめ。WHOは99年に健康概念の新たな側面を。スピリチュアル。大きく捉えて自己成長に。dynamic。疾病構造の変化。生活習慣病に。高齢化社会。健康を規定する要因は統合医療、東洋医学だけではなく。動物介在療法など。高齢化社会を迎えて高齢者障害者。豊かに生きる。加齢に伴う疾病を受容してイベントを大きく捉え時間軸を引き伸ばすことにより成長、ファミリーディベロップメント、ヘルシーカンパニー。自己成長につなげる。スピリチュアルとdynamicを活用して一病息災的な健康。より健康的に成長する意味付けを。新たな健康概念の活用を。