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「東方三博士の礼拝」図像におけるアフリカ・黒人の表象(アフリカ世界の歴史と文化第5回)

謎解きみたいで面白かった。

 

東方三博士の礼拝。1月6日。イエス・キリストの誕生を記念し東方から三博士。バッハが公現祭用に曲を。ブリューゲル。マギー。わざわざ東方からやってくる。三王礼拝。幼子イエスへの贈り物。一人は黒人として描かれている。複雑な問題。アフリカ人の表象。一つの歴史として。典拠。福音書。マタイだけ。占星術の学者。ユダヤ人の王。東方で星を見たので拝みに来た。ユダの地。ベツレヘム。相談役。異教徒の象徴のマギーが星に導かれる。イエスの説く道に従うこととなった。ハレー彗星。尾っぽが長い。占星術が正確に反映されている。聖書では簡潔で詳細ではない。エピソードは想像力でかなり膨らませることが出来る。エミール・マール。福音書がベールを被せたので想像力が。2世紀のローマのカタコンベの壁画。とんがった帽子、ペルシアの祭祀を司る?タイポロジー。予型論。旧約聖書の詩篇。王が捧げ物を。王様、という解釈。何処から来た?故郷は?アジアアフリカヨーロッパ?創世記の6。ノアの息子たちだった、という説。新約聖書や旧約聖書の連続性を担保。4世紀のローマの石棺。ラクダ。マギーは随分若者。9世紀。典礼書。名前が与えられる。シンボリズムの発達。13世紀の写本。ベツレヘムを目指す。空を指差す。服装は占星術師ではなく王様。バルタザール。全体としてはオリエント風。黒い肌のマギーは居ない。色々な事情が入り込む。黒という色彩もネガティブにもpositiveにもなる。従来のキリスト教の絵画ではネガティブの役割を。12世紀。極東のヨハネスの王の国がイスラム教徒を破る。プレスター・ジョンからビザンツ皇帝への書簡がヨーロッパに熱狂を。3つのインドを治めている。司祭のヨハネスが奪回に手を貸す。十字軍の敗北だらけで熱狂。マルコ・ポーロ「東方見聞録」。探索する矛先がエチオピア方向に。15世紀の写本。絵としては黒人は描かれていない。サバ。マギーたちの出身地。シバの女王の伝説と結びつける。アラビア半島の南の方から。東方見聞録の写本の中に、黒人が?オスマン軍がヨーロッパ側を占領。14世紀の後半に「三王の歴史」。黒いエチオピア人の登場。エチオピアとシバの女王の関係。従来のネガティブな黒人でなく、文明化された黒人としてのマギー。異教徒を支配したいという無意識、欲望。ルネサンスになると東方の三博士の図像の流行。三大陸の内でいる黒人マギー。絵画や壁画。辞典的には断言されているけれど、実際は意外と少ない。半分もない。有名な作品に限ると少数派。ドイツネーデルランド、北の方に多い。イタリアでは黒人マギーが不在なものも目立つ黒人を召すのが進歩性の証とされていたから?世俗化。黒人の美しさの一要素。異国趣味の頂点。16世紀後半。ブリューゲル。口絵。右のスクッとした長身の黒人。滑稽さを免れている。新大陸の発見。テーマの衰退。図像の歴史。黒人であった時代は非常に短い。絵画の中に黒人の表象が。シンボライズ。アフリカの歴史。ユニークな観点。

 

アフリカ世界の歴史と文化―ヨーロッパ世界との関わり (放送大学大学院教材)

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