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新元号は既に決まっていた、という話。

いよいよ明日の11時半には、平成の次の元号が発表になる。今日で平成が終わる訳ではないけれど。新たな元号の発表を、国民全体がワクワクした心持ちで迎えるのは、日本開闢史上、恐らく初めてのことではないだろうか。明治になってからは天皇の崩御で元号が変わっていたけれど、生前退位で死と切り離されたので、というのもある。新元号については様々な予想が見られる。これも初めてのこと。予想されたものを外すというのが一般だけど、これだけblogなどで予想が流布されていると、どれかは当たるのかもしれない。まあ命中したからといって何も景品は出ないけれど、生涯に渡り自慢することは出来るかもしれない。私の場合、明日は仕事だけど、昼休みは取ることが出来そうなので、じっくりcheckしようかと思う。

明日に官房長官から新元号の発表がある。色々と手続を踏むだろうけれど、次の元号については、政府の内々でスペアとして用意はしてあったと考える。不敬に当たるから公には出来なかっただろうけれど。現実問題、残念ながら天皇陛下は不死の存在ではない。手術も少なくとも2回された。上手くいかないことも可能性としては考えられたと思う。不慮の事故にも遭遇するかもしれないし、テロの対象と目されたこともあったかもしれない。急遽お亡くなりになられることも考えられる。天皇の死があると、政府は新元号を早々に決めないといけない。翌日には新元号で動かないといけないので。昭和天皇がお亡くなりになられたのは朝の7時頃だった。約19時間で新元号の準備をしないといけなかった。政府をはじめ関係者は悲嘆の底に沈む暇は無かっただろう。昭和天皇はご病状を悪くされたのは初秋の頃だった。少しは時間があったけれど、水面下で準備しないと元号の切換は無理だったと思う。ましてや不意に崩御されたとすると、予め用意していないとどうしようもない。為政者としてはスペアとなる元号案を持っておかないといけなかったと考える。リスク対応の観点からは当然だと思う。

新天皇が5月1日に即位される。現天皇より崩御されるリスクは少ないだろうが、ゼロではない。恐らくは上記のようなスペアを用意しておくと思う。不敬の極みかもしれないが、そのスペアの案を公表してもらえると、国民生活上助かる。昔はともかく、情報システム無しに生きている国民は、今現在では存在しない。急遽崩御されると、最大でも24時間で元号部分を修正しないといけなくなるが、そんな離れ業を期待できるだろうか?予め公表してもらえると、かなり楽になる。そのことは理解してもらえると思う。保守派からはとんでもない考えと思われるだろう。けれど、時代の変化に従い天皇制も変えていかないといけないのではないだろうか?勿論、伝統を継承するのも必要だと思うが、国民生活を混乱の底に落とすことは出来ないと思う。今回の改元でも、保守派の一部は4月30日まで新元号を公表するなと主張していた。新天皇が公布をするべきだ、という理由で。時代の流れに無知なのは度し難い。第一、生前退位をお求めになられた天皇陛下のご意思にも合致はしないだろう。政府もさすがにそこまで馬鹿ではなかった模様。今回は1ヶ月の準備期間が出来た。何しろ生前退位なんて、5年前でも議論の俎上には全く登ってこなかった話なので、上手く進めることが出来るかは分からないけれど。もしかしたら慣例になるのかもしれない。