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文のつくり方(日本語アカデミックライティング第9回)

自分も1文が長くなりがちなので気をつけたい。

 

パラグラフで書く。一つのまとまりがパラグラフ。段落よりは大きく長い。一つの論点や観点。人は何故眠らなければならない?まとまりとつながり。入れ子のような構造。要素同士の接続関係。一人ブレーンストーミング。前に言及したり後ろを見たり。
文章を書いていく時に書きたいことを受け取ってもらえる、誤解しない文章。
パラグラフを構成する文の書き方。文という個々の要素はどれほどの大きさを持つか?文章の長さは?短い文章を重ねる?幾つかの要素を一つの文に放り込む?書きながら考えると思考の過程が現れる。分かって呈示するのとは違う、考えている様を読み取って欲しい?平均文字数は60強。短い?名随筆と言われる書き手。自然科学系の人、理科系の文書上手。淡々と重ねて。寺田寅彦。33年の「科学者と頭」科学者の資質。論理を厳密に追う。区分けをする。分かりすぎてしまうのもいけない。探究心という点で淡白になりすぎる。4100字、原稿用紙10枚。1文45字弱。reportを書く目安としては50字から100字くらい。感覚として把握しておくことが必要。100字というのは2つの中身?しかし1つの中身だと考えたい。同じ事柄を50×2で書くか100で書くか。述べたいことの全体を睨みながら。ただ細かく分ければ良い訳ではない。1文1意。1つの意味だけを持たせる。複数個乗せない。可能な限り細かく分けることも出来るが、それで分かりやすくなるとも言えない。事柄をやたらと盛り込むのは問題。話し言葉であれば許容されるかもだけど。書き言葉は違う。途端に分からなくなる。幾つの事柄を言いたいのか分からない。1つずつ分けてみる。細かく分けてスッキリするのは、大きな話にlinkされていないからでもある。何が結論で理由なのかで組み立て直す。ぶつ切りだと重点が分からなくなる。どこまで続くのかが。学術的文章でも。何を言ったり導いたりするか。
読み手に対して如何に負担をかけずに受け取ってもらえるか?文のタイプ。大原則2つ。読み手に負担をかけない。行間を読ませない。推論させない。学術的文章では良くない。読む時に必要がある?含蓄のある文章では必要だけど、学術的文章では含蓄は成り立たない。書いてないことは分からないと判断しなければ。行間を読まなければ分からないのは無効である。これでもか、というくらいに書くということ。自分ではまっすぐ進んでいるつもりでも、一本の直線にはなっていないことも。区分点は沢山あるので、きちんと書かないと読み手が見失ってしまう。話すことよりも遥かに文法を意識して。話し言葉では聞き手にもモードがあるけれど、確認しながら読んでいくので、解読というレベルになってしまうと読み手に負担がかかる。読み解くというプロセス。繋がりがおかしいとどう解釈したらいいか立ち止まってしまい、誤読に繋がる。日本語の特性。主語をどう考えるか?「は」の問題。書き手自身が主語的要素を忘れてしまうケースが多い。舌足らずに。話し言葉だとフォローできても、書かれると呼応しないことに。どれかの言葉を主語にしてしまう。
文の呼応。始まりと終わりの関係。主語があってもおかしくなってしまうことも。主語や述語が呼応していない。書かれると気になる。書き出しを自分で確認出来るから分かりそうなものだが、意識していないと出来ない。文の後ろはどうなるか?草光2015は、草光2015では、というもの。主語的扱い。何々と述べている。場所的扱い。論じられている。文章が長いと忘れられがち。助詞の「は」の問題。融通がききすぎる。文法的な「は」は大雑把。何でもOK。XはY。様々な関係に用いられる。前後の文法的な関係に無頓着。書いた文章は読み直す。長すぎて読みづらい時は必ず書き直しを。1つの内容になっていない。文を分けて書くべき。

 

日本語アカデミックライティング (放送大学教材)

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