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ヒューマンインタフェース技術のタネは日常生活のなかにある(放送大学特別講義)

日常生活の進歩について、改めて考え直してみることは必要なのかもしれない。

 

インターフェース。対面、接点。乳化剤の入っていないフレンチドレッシング。界面。界面活性剤。洗剤にも使われる。互いに混ざらないものを混ぜる。自然の中だと?海面も。波は海水ではない。水中からだと波は空気と思える。波は海水と空気のインターフェース。ヒューマンインタフェース。人間と物、こととのインターフェース。スマートフォンのアプリケーション。店員さんのお客への対応。人間の外側にあるものと人間との。ヒューマンウェア。研究としてのヒューマンインタフェース。人工物とのインターフェースに。どのように作れば良いか工夫できる。便利にしたり豊かにしたり。工夫について考える。QOL。ヒューマンインタフェースは生活の質をどのように豊かにするか。面や点。人間は生きているので、様々な意味合いを持つ。場所というのは物理的位置づけを持つ。現在は過去と未来の中間的な存在。人間はこうした実態。ヒューマンインタフェースについては人間と人工物を含めた全体的な場として捉えるのが適切。
ヒューマンインタフェースにはどのようなものがあるか?スマートフォン。通話やメールだけでなく、SNSも。Internetのサイトを見ることも出来る。カメラも。他に様々なアプリも。地図アプリ。音楽を聞いたり、ゲーム、映画。ボイスレコーダー機能を使って対話を録音することも出来る。Office文書やPDFを読むことが出来る。Internet環境があれば大抵の事はできる。目的地までの経路。地図アプリで調べる時のヒューマンインタフェース。画面で。面的なインターフェース。自分が現在居る地理的な。交通機関との接点。目的を考えると。画面という面的インターフェースを通して。全体的な場がスマートフォンと人間との。
スマートフォンのヒューマンインタフェースを歴史的進化という観点で。在る時代における日常生活の場面が、開発のベースになっている。多様なことに活用されているが、携帯電話の進化、人間とコミュニケーションを。目標を達成するために。手紙やハガキ。紙という立体のあるものを介してコミュニケーション。ハードウェア。伝言を託すヒューマンウェア。相手に到着するまでに時間がかかる。対話をするようには使えない。新しいヒューマンインタフェース。ブレークスルーを。日常生活を分析し、問題点を洞察力でもって把握する。日常生活を構成する時代に。革新的なエネルギーを。電話の登場。20年代にFAX。新しい機器やサービスの登場。生活は便利に。日常生活に無かったものに驚きの目はあっただろうが、使い始めて、当たり前のものに。電話の場合、相手が出ないこともあるし、音声では記録に残らない。固定電話なので、機器が取り付けられているところに行かないといけない。留守番電話。録音機能のついた電話機。市場調査やユーザー調査は普及していなかったが。半ば諦めに近い?研究者や技術者は満足しなかった。コミュニケーション構造が分析される。さらなる進歩が求められた。20世紀後半になって、ICT。情報通信技術。真空管から半導体へ。技術的進歩を日常的コミュニケーションにも利用。パソコン通信やInternet。電子メール。機器の小型化。自動車電話や携帯電話。場所の制約が無くなる。コミュニケーションの利便性を高めよう。
人工物の進化。日常生活における人間の欲求を充足しようという目標設定があった。人間の欲求とは?気づき。新しい人工物の開発に。現状に満足しているのはいけない。前傾姿勢が。研究者や技術者が開発する、とも言えない。新しさを重んずるとも言える。日常生活における問題点を把握して新しい技術を導入する。ただ闇雲に新規性を追求するだけでは出来ない。生活における問題点を把握する必要がある。技術の開発は日常生活の問題点を解決することに繋がることが20世紀後半までは多かった。20世紀の末期からは、家電などは一通り開発されてしまった。新しい人工物が生活に役立つ確率は少なくなっている。人間としての自分、生活者としての自分を振り返る。自身で感じるということ。生活の多様性が現在ほど複雑で無かった。大体共通した問題点や欲求を持っていた。自分の感じるものが日常生活に通じるものであった。21世紀になると生活は多様化する。機能は出尽くしてしまったように思える時代に。人間中心設計。ユーザー中心設計。欲求を現場で当事者が得ようとする。研究者や技術者は自分の感じる欲求を基にするのは無理がある。一般の生活者はどのように問題を解決すればよいのか、その手段がない。人間中心設計。ユーザー中心設計。ユーザ調査をきちんと実施する。生活者や利用者が何らかの目標を達成する為に、どのようにしてきたかを調べる。不満を感じている部分を明らかにする。日常生活の不満に気が付かないかもしれない。それなりに満足。新しいものへの期待や欲求を明確に持っていない。一般の生活者や利用者、ユーザが問題点を感じていたり、特別なニーズを持っている訳ではない。暮らしぶりについて話を聞いたりして探り当てる。調査で得た情報に基づいて、どういう技術が適応出来るか。新開発の指針とする。
具体例として洗濯の場面を。湖に洗濯物を持っていって汚れを落とす。たらいや洗濯板。井戸があれば水辺へ行く必要はない。力は要る。電気やモータ。電気洗濯機。安くなればなるほど一般に普及する。洗濯が終わって水を取り除く、脱水は力仕事だった。両手で絞るのは相当の力が必要。不満があったかどうかは記録に残っていないが。脱水機を導入。2つのローラーに挟む。しかし洗濯物をほぐす必要があった。電気を利用した脱水。モータで脱水槽に入れる。二槽式洗濯機。水を含んだ重たい洗濯物を、移さなければならない。洗濯槽と脱水槽を一つに。全自動洗濯機。乾燥という手間が必要。汚れを取る目標は達成したが、乾燥という行為を含む。洗濯乾燥機。数年前から導入。日常生活の進化。乾燥した衣類を折りたたむ機械が。アイロン機能も含む。市場に広まるかもしれない。当初は洗濯をするだけだったが、衣料管理にまで至る。
人工物とそのインターフェース。その都度それが妥当ならば、質が向上するか判断され、肯定的なら日常生活に取り込まれる。日常生活を合理化する。人間がするのが無駄?手間をかからなくする。人工物のインターフェースを改善することは人間に楽をさせる方向で進化させる。人工物進化学。パソコン、Internet、テレビ、カーナビ、リモコン、自動車などでも継続的に。人工知能。応用した新しいインターフェースも登場してくる。原子力の兵器への応用もあるが。インターフェースの進化が人間の為になるのかを振り返る必要がある。漢字を手で書く能力を失った。人間の能力の低下?過去から現在に至るまでの延長線上に、将来のインターフェースが。日常生活の利便性に満足するだけでなく、問題点を探り当てる姿勢が必要。