行政法規でよく使用される言葉。「国は何々の責務を負う」「都道府県知事は何々の責務を負う」などと使われる。個人が主体となることも多い。職場のメンタルヘルスの向上、などと言った抽象的な事柄について、「責務」は使われる。政策的目標を掲げるという意図がある。そこから具体的行為を導くのが、責務を課される各々のセクターの仕事になる。何々をしなかったから責務を果たしていない、という主張が為されることが多いが、あくまで主体の裁量の問題だと片付けられることが往々にしてありがち。まあ縛ることが利益に繋がらないことがあるのかもしれないけれど。