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障害児・障害者と関わるうえで知っておきたい理論や概念(障害児・障害者心理学特論第3回)

自分の持つ障害の意識化がされていないのは問題かもしれない。まあ自覚できないほどありふれているまでになっているのだろうけれど。

 

障害者のある人の心理的とらえ方。障害者の心的世界。隔てなく付き合いたいという感情がある。共有する世界。障害という壁。相容れない世界がある。互いにわかり合うことは難しい?固有の世界の存在を知った上で、尊重し壁を取り除く。心理的世界、心情について。障害の持つ人の葛藤。相反する気持ち。性別立場文化的背景の違いに置き換えて共感的に理解を。性別であれば、男女平等に加えて、互いの性を尊重して欲しいという心情。認知している自己と理想としている自己。中途障害では自己評価が著しく低下する。障害者というラベリングは自己評価に影響する。現実自己と理想自己の乖離が。理想に向かって少しずつ。大きな障害があると現実世界が一変する。不一致の程度が増す。現実を受け入れることや価値の転換を。障害受容。中途障害者の過程。受容することは容易なことではない。激しいショックや絶望、抑うつ状態。スタミナ体験。自問自答を。三沢義一先生に。心理判定員。知能検査をしたり判定の資料作りを。昔は?トータルアプローチ。上手く分担整理出来ない。心理独自でなく。中途障害の人のリハビリテーションに関心を。劇的な方向転換。健常者だったのが途中から障害者に。受け入れがたい一大事件。カウンセリングの必要性。家族も含めて。不幸の団地。病気になったと言う訳ではない。一人の方に担当者がずっと着く。アセスメントやカウンセリングやサポート。仕事が貫徹されない。医者が病気の最後まで面倒を見るようなもの。今の心理の専門家よりも経験を。若い頃は非常によく動く。個人の家まで。旅費なんて出ない。心理的適応に関わる。励まされることを言ってくれた人は何人か。冷たいことを言う人も。就労などにはどのように繋げるか。当時の労働省。就職出来ないといけないので、その努力は必要。何かしないといけない。厚生省とか労働省とか抜き。勿論個人の限界はあるけれど。就労について。リハビリテーションカウンセリングだけでなく。就労支援など。自然な流れで。医療的に機能訓練も。何が残っているのかといえば就労が。就職は労働省。出しゃばることが出来ない?職安の人達と交流。昭和35年に法律が。障害者雇用の仕事をするように。雇用審議会の会長までやった。最後は仕事に就くことが大事だけど、仕組みが出来ていなかった。そちらの方が本職に。心理判定からリハビリテーションカウンセリングを同時に。厚生相談をしていたが就職に繋げることに。雇用の促進を。職業カウンセラー。本当はそれが専門ではない。アメリカでは専門性があるが。障害者については障害者雇用促進法が出来たが、当時は大したことがなかった。厚生省と労働省の接点。厚生相談は厚生省。雇用や就労になると労働省。その接点を作らないとニーズに答えられない。中途障害者の障害受容について。モデルを色々参考にして作った。リハビリテーションカウンセリングの実際は?助言を受け入れる人もいれば、順調でない人も。惨めな気持ちに。それをサポートするのが仕事だが、なかなか上手くいかない。絶望などから変わってくるのは?ずっと悲嘆に暮れている。段々と上がってくる。障害を受けると非常なショックが続く。言われなくても底を打つ。如何にして被害を少なくするか。如何に早く生きる希望を芽生えさせるか?工夫は?典型的なのは、人間はそのままでは居られない。プラス思考をもたせる。しかし焦らないで手を引っ張る。比較価値から資産価値へ。具体的に。始めは絶望のどん底。健常者と比べて。段々といいところが在ると自分を評価できるように。絶対的価値を。良いところが在ると自分の価値を見出す。そういうプロセス。生きる芽生え。価値の転換が関わる。生きる価値は自分にもある。それは普遍的。ネガティブにならない。本人が気づく。リハビリテーションカウンセリングの場面では。気づきをもたらす。障害が邪魔に。暗雲から解放させるために。立派なプラス面を持っている。プラスが多くなる方がリハビリテーションに良くなる。希望に繋げる。話を聞いてフィードバックを。受け入れられない人も居る。個人で居るより引っ張り出す。孤独で悩むより家族やピアへ。沈む一方の人への工夫。旅費も何もないけれど出かけるなど。療養所に会いに行くなど。ボランティアで。ピアの人達で回ってピアカウンセリングを。こんなことでいいのかという反骨精神と開拓精神。必要な仕組みが無いのなら自分が作るという気概を持つ。
現実には障害の受容や価値の転換は難しい。周囲の寄り添いが。自分が持っている力に着目するだけでなく、補う方法を考えることも。SOC。老化へ適用の為だが、様々な領域に。やるべきことを絞り込む。最適化。状況づくり。障害観。価値転換理論。本人の視点の転換。パーソン・センタード・ケア。イギリスのキッドウッド。認知症ケアに影響。認知症の部分、脳の障害から画一に捉えるのではなく、人の部分を重視。心理社会モデルへ。パーソンフッド。質のことを指す。認知症の人のパーソンフッドについて捉え、信頼されることを重視する。パーソン・センタード・ケア。全ての人に絶対的な価値が。社会的環境の提供。認知症の人は次第に機能が低下する。アセスメントし考慮した上で。WHOが提唱した障害観。80年に国際障害分類。国際生活機能分類。機能もしくは身体の行動の障害など、障害を3つのレベルで。機能障害や能力障害は社会的部位に。心身機能と身体構造。環境因子など。背景要因の環境因子。社会的態度など。ICFモデル。双方向の矢印で。相互に関連し合う。障害は医学的要因だけでもなく、社会によって生み出される。生物心理社会的アプローチ。過剰に障害が加わる可能性。
障害種別によっては行動面での問題が。問題となる行動のとらえ方。認知症を例に。行動認知症状。チャレンジング障害。チャレンジング行動。その行動は本人の苦痛を反映している。本人と関わる人。症状の点から捉えるのでなく、社会的文脈を重視。それで難易度が代わる。社会的構成要因。トイレ誘導の際に攻撃的な。見知らぬ人に連れて行かれる場合でも病状と思われてしまう。認知症を障壁と捉える。欲求や混乱を専門的に明らかにする。介入の基本の。アジテーション。焦燥。行動観察の元で社会的に望ましい形で。
重度重複障害児。どうかかわっていけば分からない人も。相互障害。新しい対処の仕方を。相互補整。それぞれの人生を豊かに。

 

障害児・障害者心理学特論 (放送大学大学院教材)

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