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さまざまなストレスに強い力(健康への力の探究第4回)

様々な概念について測定をすることは、研究をするにつき重要。いわゆる自己啓発本が忘れがちな側面。

 

ストレスには様々な意味が。ストレッサー、ストレス状態、ストレス反応。様々な局面を含む。ストレスに強いとは?SOC。首尾一貫感覚。ストレスとは思わない。免疫系、健康の維持増進。SOCには様々な機能が。上手く首尾よくやり過ごす。経験を無駄にしない。SOC以外のストレスに強い力。様々な研究分野で。レジリエンス。ストレス関連成長、楽観性。コントロール感。80年代から。心理学や社会学などで。
レジリエンス。多くの研究が。心理系。逆境を乗り越える。安定した性格特性。SOCと同様?次の3つの点で異なる。健康を作り出すという観点は含まれていない。あくまでも結果的に関連。健康生成力概念とは異なる。心理学的。感情のコントロール。自己の内面が関心。SOCは相互依存関係。レジリエンスの中には社会的支援や社会的役割が入っている場合もある。資源リソースの保有。レジリエンスは復元力や弾力性。折れない力。諦めない。ストレッサーへの対処の在り方。SOCは人生の向き合い方。困難に対して人生の中で位置づけること。レジリエンスとSOC。必ずしも完全に一致しているものではない。レジリエンスの定義はsimpleなので展開は多様。レジリエンス尺度の開発。SOCと対照的。様々なレジリエンス尺度。各測定尺度からレジリエンスの内容が。精神的回復力。肯定的な未来志向。資質的要因。楽観性。行動力。獲得的要因。自己理解。ソーシャルサポート。自己効力感。社会性。対人的安定性。将来に対する楽観的見通し。資源の認知と活用。個人的資源の認知と活用。環境資源の認知と活用。個人内資源。楽観的行動。状況分析行動。友達資源など。
ストレス関連成長。メンタルヘルスにダメージを。健康が良好な状態を保つ人。原因としてストレス関連成長。外傷後成長。在る特定のストレスフルな出来事に関する経験からの実質的変化。両方共ストレスからの真の成長を。こうした変化が生じる。自己認知。対人関係。人生哲学。自己認知の変化。経験を通じて困難な状況を乗り越える、困難を一般化して対応できるようになる。客観的に見ることが出来る。経験することで自分が強くなったと思う。対人関係の変化。衝撃的な出来事に直面した時、他者に自己開示をする。社会的ネットーワークの適切な人。より多くの人に繋がる行動に。自分自身の弱さを認識することで他者へのコミュニケーションを。資源の活用。自己開示。自分に関する情報についてありのままを言語を介して他者に伝える。コミュニケーションが活性化する。就職活動に失敗した経験。誰かに話そうとする。絆が深まる。乳がんの診断を話し支えになってくれる。人生哲学的変化。その意味を再認識。新しい哲学を持つ。存在意義を強く感じたり。一日一日を大切に過ごす。ストレス関連成長と外傷後成長の異同。外傷後成長。地震などの凄惨な出来事の後。ストレス関連成長は日々のストレッサーなど慢性的なものからも。より広い。外傷後成長も拡大解釈されるようになっている。ベネフィットファインディング。特定尺度の微細な違い。ストレス関連成長の測定。測定尺度は様々。個人に対してもっともストレスの高い行為について。各尺度の項目数。ストレス関連成長インベントリー。下位概念に分けることはない。他者との関係。人間としての強さ。精神的変容など。認知的ベネフィット尺度。資源の獲得など。ベネフィットファインディング尺度。二次元。既存尺度の殆どがポジティブな面だけを。ネガティブを看過する。好まれる傾向の回答をするという、悪いことを過小になってしまう。ポジティブな部分だけでなくネガティブな部分も測定できるように。薬害HIVの被害者につきストレス関連成長の尺度。精神的に弱くなった?人生を乗り越えていく自信は?減った?増えた?選択肢の用意でそれぞれの程度を把握できる。
楽観性。楽観的な人、悲観的になっている、など。日常的に使われている。研究的に楽観性を追求することは70年代から。セリグマン。動物実験で自分の力では無理な不快な刺激を。学習性無力感。人間を対象として実験。実験参加者にランダムに区分け。ボタンを押すと騒音が止まる。自らの意志で騒音を止められない。ランダムにボタンを操作する。騒音などの何の刺激を受けない。比較対象群。シャトルボックスを渡され、全員が騒音を。シャトルボックスの中をいじると騒音を止められる。ひたすら待っているのみだった。学習性無力感があるので不快な騒音を受け続けた。反面、統御感。全員が重度な無力感に陥ったわけではない。どのような人間が学習性無力感に陥らないか。出来事の原因が変わりやすく局所的と考える人は、重度の学習性無力感に陥らない。この状況は今だけだろうと考える人は、挫折から立ち直る。楽観主義者。自分の力ではどうしようもないと問題を引きずる。悲観主義者。90年代以降様々な行動科学的研究が。楽観性は良いことが起こるを期待すること。将来の期待に。期待過程論と大きく関わりがある。人の実際の行動は可能性や見込み。価値、それらの積。期待価値理論。楽観性が高いと課題に直面しても自身がある。人生上の課題達成への期待の面ではSOCと重なる。有意味感。処理可能感。課題達成が最終着地点ではない。
楽観性の測定。生活の中で成果などを期待しているか直接尋ねる。人々の期待は過去の解釈から。原因は依然として有効。過去の失敗が不安定な。事象の原因に遡る。楽観性と悲観性は直線的なのか?楽観性と悲観性を同時に持ちうるのでは?楽観性を持つ人は健康?セリグマン他の研究から健康と関わることが分かっている。手術の後の人生の質が高い。リスクを最小限にする行動を。自信が大きくなる。
統御感。周囲の環境をコントロールする。生活人生に影響を及ぼすものをコントロールできる確信の程度。自己の価値能力などの自己の内面を。SOCは環境と人との関わりを。統御感を測る尺度。統御感尺度。逆転項目。私が出来ることは殆ど無い。
レジリエンス、ストレス関連成長などの概念。どうやって身につけるか?概念そのものの理解を。異同も整理してみる。

 

健康への力の探究 (放送大学教材)

健康への力の探究 (放送大学教材)