F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

表現活動と心の育ち(乳幼児の保育・教育第7回)

子供に接する匙加減は結構難しいかもしれない。大人のである親のクーロンとして育てるべきではないというか。

 

幼稚園教育要領。表現領域。感じたことや考えたことを表現。創造性を豊かに。乳幼児にとっての表現活動。遊びとの線引の問題。保育者や保護者は?遊びや芸術を糸口に。表現活動は将来の想像的活動の幹となる。表現活動による学び。シュタイナー教育とレッジョ・エミリア・アプローチ。どのような心の育ちがあるか。
子供の表現活動。造形、言語、音楽、身体、映像の5つが。次の体験。身近な環境を、感動体験。声や身体、言葉や音によって別の世界を表現する体験。今日は主に造形表現を。造形体験は比較的早期から。絵の具や粘土に働きかける。造形表現を主体的に。素材との相互関係が。気づいた意味を表現。子供の表現活動と創造性。生まれながらに芸術家、大人になったら?ピカソ。感じていたことを自由に表現できたのに、と大人は思う。創造的な人間。創造性や感性。子供の作品は芸術家の作品は共通?表現活動にも共通点がある?子供が意味や価値を理解するのは難しい。子供独自の方法で楽しい遊びとしての結果。芸術として自覚していることは少ない。他者とのコミュニケーション・ツール。造形表現は芸術家の準備段階ではない。様々な困難を乗り越えるための創造性を。子供の頃に夢中になって遊んだり、自然と一体化したり。模倣という切り口で。ヒトだけが自分の周りを再現する能力、模倣能力を。ピアジェ。機能遊び。身体機能を使って楽しむ。自己模倣。ひたむきに同じ行為を繰り返す。象徴遊び。言葉などの象徴機能が、ごっこ遊び。他者模倣。ルールのある遊び。児童になるとシンボルのある遊びが。遊びと模倣との関連。幼児期は信頼やあこがれを持っている周囲の言動などを学んで取り入れる。大人が字を書くのを真似ているなど。模倣の対象は保護者は保育者で在ることが多い。エコロジカルな体験。1895年に生まれたコップ。生態系や子供の創造性の関係を。天性と自然との関わり合いが人間の成熟に関連。子供の頃だけが自然と一体化できる感覚を。子供の無調になるという境界体験。大人の創造性の核となる。
表現活動による学び。表現する過程、プロセスを重視。作品として残らなくても表現活動自体を。シュタイナー教育。レッジョ・エミリア・アプローチ。アートを中心にした想像的経験。子供の可能性を最大に。ものなどの対話で新しい発見を。シュタイナー教育。ドラ支援。創造のプロセス。出来上がった絵に対して上手下手は言わない創芸活動。3色の絵の具で紙を滲ませる。水分による滲みでグラデーションが。書き手は色の変化に魅了される。画用紙とのグラデーションが新たに。色の世界に溶け込む。自分が自分でなくなり、日常が非日常に変わる。夕暮れの風景に佇む。そして次の日は違う感覚に。自分ではなく自然が書いたもの。現象の中に没入し、それを繰り返す。色自身からの創造活動。ルドルフ・シュタイナー。お絵かきの時間。赤と青と黄色。画用紙を水で満たす。自由なお絵かきを。子どもたちは先生たちを取り囲む。やってみる?うん、やってみる。模倣肖像。教師自身の創造活動により場が活性化される。普段の信頼関係が。レッジョ・エミリア・アプローチ。対話による。小都市のレッジョ・エミリア。公立幼児学校などで行なわれる。イタリアでは保育は州や市の単位で。モンテッソーリ教育も。91年にリアーナ幼児学校が世界に知られる。レッジョ・エミリア市は兵器の鉄くずを売って学校を作った。レッジョ・エミリア・アプローチ。子供には100の言葉がある。言語としての言葉だけでなく、造形的なもの、音楽的なものなど。子供の言葉に耳を。保育環境は充実。交流の場として中央に広場が、アトリエが。幼児学校で25人に対し教師2名が。住民参加型。親の援助も多い。アトリエには美術の専門家が。保育活動はプロジェクト学習である共同的な探究活動が中心。光と影をテーマにして数人の学習。興味関心を見逃さない。様式を変えて表現する。子どもたちは遊びを学びへと昇華。対話。子どもたち同士がテーマを決めたり活動をしたり。他者の意見との調整をする技術を。教師の仕事。design。ドキュメンテーション、ディスコース。3つのサイクル。創造の過程を形作る。造形表現だけではない。一連のプロジェクトにおける対話に置いて世界の再構築を。
表現活動に求められるもの。造形だけでなく、言語音楽身体映像なども。学校教育において図画工作音楽などの教科に。遊びや表現活動は密接に繋がる。感性と創造性に対する教育目標。遊びや体験を通して表現の根幹を。必要な援助、言葉がけ。子供にとって別の意味を持ったりイメージが更新されたり。保育者の美的概念を押し付けるのは必要ない。共感するなど積極的な評価を、子供のイメージの拡張を。チューリップを黒に。決めつけはいけない。そもそも絵は心理テストではない。ツールとしての映像メディアの表現。技能の観点では感性的感覚的なものを含む理論の知とは異なり、技能的な知の存在が。身体的経験を自覚。新たな表現活動に開ける。映像メディアとしての教育的特性。少しずつ子供の表現活動として取り上げられている。写真や動画など。デジタル機器の発達で遊び方に変化が。ライトドローリング。空中に絵を書いて撮影。PCの利用も。アニメーション。人形などの無生物の撮影で運動を想像する。映像や画像のフレームで変化させて非日常の世界に。幼児期に1枚の写真からイメージを広げるような。原初的な知を。写真を撮って皆で鑑賞。アニメなどの映像世界に晒されている。一方的に与えられる。同じ映像でも主体的なものと対極に。
表現活動による教育。子供の成長にとり表現活動は重要。日本の保育者が2つから学ぶべき点。日本の保育や幼児教育が遅れている訳ではないが。模倣衝動により促される。模倣と創造は正反対?遊びと模倣。発達時期により少しずつ変わる。落ち着いた環境のもとで模倣を促す。子供の表現にどう接するか。ドキュメントには工事中の建物で遊んだりする。絵画の製作中にも見学に。1つのプロジェクトがきっちりデザインされている。アートの楽しみ方をよく分かっている。ユックリとしたペース、時間の厳守を目的としていない。文化のベースが違う。地域の共同体。産業廃棄物の素材を提供するシステム。豊かな素材があり端正に分類されている。皆の勉強と私の勉強が一致。地域共同体の作り方、日本の風土にあった。表現活動で子どもたちとどのように接するか。主体はあくまで子供、下請け仕事ではなくて。事例集をそのまま真似るものも多い。審査では同じ構成で書かれた絵が幾つも並ぶことが。熱心な指導が表現の自由を奪っている。子供の安全は確保しなければならないが、子供扱いしすぎるのも問題、挑戦させることが重要。子供の表現の何を理解しなければならないが。絵は言葉と同じ、コミュニケーション・ツール。創造の根幹を育てる。評価を先取りして上手にさせることを目的としないよう。将来職業として絵を書いている訳ではない。アートを鑑賞する、見る立場になることが多い。他者の物に共感し耳を傾ける。主体はあくまで子供。先回りして準備しすぎるのではなく、工夫の余地を残す。介入を極端に控える必要はないが。大人の的確な援助により達成できることも。子どもの世界を広げるため。タイミングを見計らって援助を。主体的表現を。聞くという保育教育の重要性。

 

乳幼児の保育・教育―乳幼児を育てるということ (放送大学教材)

乳幼児の保育・教育―乳幼児を育てるということ (放送大学教材)