山崎豊子先生の小説「白い巨塔」をお読みになられた方もいらっしゃるのではないかと思う。お勧めなのでAmazonへのリンクを貼っておく。
主人公の1人の財前五郎は野心家である。名声やら金やら女(大昔の設定なので敢えてこう表現する)やらを得ようと燃えたぎっている。人間としてはどうかとも思えるが、医師としての腕は確かである。勿論、名声の前提なので名手であるのは大事であるし、多くの死地にあった患者を救っているのも事実。ある意味では医師の理想像と言えるかもしれない。里見脩二というもう1人の主人公と、どちらを医師として目指すべきかは意見が分かれるだろうけど。