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看護学対象論(2) 心と看護(看護学概説第5回)

看護師はある意味で患者全体を引き受ける訳なのだから、精神的にもハードな職業なのだろう。

 

山崎裕美子。心と看護。看護学対象論。心のケアが注目。看護と言うと病人に寄り添い心のケアを。焦点を当てるとどのような看護行為も看護者の心を。心のケアを意図。心の理解が不可欠。心の問題は重要。先行きに様々な課題を。心の障害、PTSD。自殺など心に関わる問題は増加。認知症ケアなど。心に焦点を当てて看護ケアの充実を。
患者の心の中を。50歳ごろから肺気腫となり入退院を繰り返す。宣告、という詩。不治の病。死刑の宣告を聞くが如し。見ゆるものなし。聞こゆるものなし。断崖の突端に。空はあくまで暗く、波が。自らで幕を閉じるべきか。運命に任すべしと。息苦しさが増して不安が。死をも正面から。個人により異なるが対象者は心に苦悩など様々な問題を。患者の。心が串刺しになり動けない。個別性が大きく。率直に表現するかしないか。心は外から全て読み取れるわけではない。内に串刺しがあることを。病の重さについて内容を宣告と重く受け止める。衝撃の心象風景を。葛藤から得られた悟りに得た気づきを。そこに至るまで長年の葛藤が。
患者の心の中を想像しながら、特徴と関連要因を。人間の精神作用の元。比喩的な用い方など幅広く用いられる。看護の心。心を通わせるなどの用い方も。身体生物体が一時になるのに対し。広がりが大きく過去や未来も。入院中の患者の心も様々。怪我をした直後は痛みが。落ち着くと安心?不安など多くの内容が去来。強い痛みでも過去の行動を悔やんだり。勿論、生物体の身体なしにはない。心身相関という関連。健康状態が心と深く関わる。環境との関連。強く影響を受けて相互交流を。長い歴史の文明。気温変化でも大きな変化が。ナイチンゲールが環境の調整に心を砕いたように。多角的に心を捉えて観点を看護に。4つの視点。精神分析の立場。ライフサイクルにおける発達過程。脳と心。ストレス。一定の構造と働きを備える。フロイトやユングなどの自我機能論。3層構造。自我エス超自我。自分という意識を前提にしているが、その自分を自我。自我はエスを満足させながら現実社会に適応。それを超自我がコントロール。意識前意識無意識。抑圧され意識化できにくい。個人の心の発達には遺伝的素因や環境が。生きる主体として集団が時々の状況でもつ特性を。自我機能論の知識を役立てる。ライフサイクルにおける心の発達過程。形成し始めるのは胎児から。感覚を徐々に発達させながら母親を読み取る。母子間などの愛着形成など。徐々に父親や家族などの関係形成で拡大。心も発達。様々な欲求を満たすために意志や感情を。心を下す。霊的な人間。特に深刻な健康障害では苦痛に心が揺さぶられて葛藤が大きな問題に。生涯にわたり発達。脳と心。脳は呼吸など生命維持に関する中枢。人間の複雑な心の活動を形成。脳の器質的機能的な障害は。事故などで該当部位があるように感じる。脳は静止して考え事をしていても絶えず活動している。ストレスと心。ストレスについては20世紀中盤頃から。条件反射として戦うか逃げるか。セリエは身体に課せられたあらゆる負荷に対する反応。ストレス刺激が加わると内分泌系などが活性化。筋緊張の増加。血圧上昇。全身症状が現れ緊張感が。配偶者の死、結婚などを人生事件と。日常的なレベルの影響。対象者がコーピング出来ているか検討を。心身の状態が捉えやすく。病の現状は負荷がかかっていてストレス状態と。形態損傷や機能損壊。危機理論や看護援助技能を。リラクゼーション。ストレス状況にある人に。ストレスコントロールは心強い。特に看護医療者は意識レベルの見極めを忘れない。諸機能を反映して生死に関わる。意識レベルを測定する尺度を。適切かつ迅速な対応を。反応がない場合でも刺激を理解している場合がある。呼びかけが聞こえていた場合も。患者自身が意識レベルが回復しなくても接し方で安心感に。意識内容の障害は認知障害、精神病性障害、神経障害などに分類される。うつ病などの気分障害などの患者数が増加。薬物依存などへの対応が。多様化。精神保健医療福祉改革が課題に。
看護者の心に焦点を。心は看護の働きのエネルギー。ナイチンゲールは22歳に奉仕活動に。困窮していた農民たちのやせ衰えた姿に衝撃を受ける。四六時中。この体験が看護を天職とする原体験に。看護の本質を。生命力。心的な力も含まれる。不必要な音や心のなかに期待をかきたてるのは害に。心への影響を。自分自身は感じたことのない感情へ自己を投げ入れる。生活過程において何が消耗を引き起こすかを突き止めると感情に入り込まないと見つからない。ベッドに寝ているかのように具体的に想像。シーツの皺が足に。シーツにより腰が落ち込み背中が痛む。天井が白い。仕事のことが多くを。患者の心の状態が自分の感覚の如く。患者が何を感じているか言わせることなく。生命の状態を判断するバイタルサイン。医師の援助。患者に接するあらゆる機会を。ヘンダーソン。看護師の基本的ケアは同じ。感情の働きは身体に影響を。身体変化は心の状態に。切り離せない。14。ため息などはうつ症状の一般的症状など。看護の目標は健康的で心地よい環境を。身体的に偏りがちだが双方から検討を。トラベルディ。対人看護のプロセス。体験の中に意味を見つけ出すように援助。人間対人間。共感の位相などを経て人間対人間に。双方が人間として成長を。人間科学として深められている。看護学。人間に同情的関心を寄せる人間科学。ワトソンはケアを看護の本質として重視。
看護を展開する際は全てが心のケアに通じる実践を。精神疾患や心身症などの知識を重ねる。対象者の生命などのかけがえのなさを。対象者は家族などの関係性の中で生活。影響は大きい。家族の心にも影響。尊厳のある対象として。心の状態はある程度推測できる。発達段階や病状、入院前の生活過程など総合的に判断。患者の考え事をすると頭痛がするなどの言語表現主観的情報。客観的情報を。対象像の把握を修正しながら。物的環境や療養環境にも。病状や医療の。主述を前に予期不安が。死産の感情。絶望している、など。病気や治療ばかりではなく社会的役割を果たせない葛藤。表立って平静でも感情の抑圧が。特定の疾病と連関。癌患者は抑圧的な。病のステージに注目するのも。コービンとストラウス。急性期安定期不安定など。死の受容過程。抑うつなど。静かな境地に至る。知見についても学習を。身体症状を観察して心の状態を推測。不安などがあると言語表現の他に全身を。目が見えづらいなど感覚の不安。動悸や息切れや浅い呼吸など。背中を丸めた姿勢。皮膚の湿疹やかゆみなど。ストレス反応や心身症の知識を。対象者との出会いの段階に。くわえて対象者の心に。更に細やかに。心の強さを表現する積極的表現を捉える。心も力を持つ。其人なりに現実を受け止め防衛機制などを使って。生命力の抑圧要因を取り除けば。自己効力感などが高まれば。身近に良いことを探すことも。療養生活には笑いがあることも多い。見舞客をねぎらうなど。生活過程の調整。不眠や昼夜逆転などの生活リズムや生活スタイルの変化として。認知症などの症状でも注意を。普段の対象者の理解を。気分転換や自己実現を。適切な運動や活動を。森林浴など。単調になりがちな生活に気分転換を。新たな面が。仕事などを続けたい人も多い。趣味を新しく始める。人によっては執筆に打ち込むことも。希望を語る会話を意識。ペットや植物をケアしたり育てたりするのが喜びに。自己開示することへの支援。不安や恐怖心は表現したりする。自己開示で心が安らいだり強くなったり。精神看護専門看護師など他職種の連携。ピアサポートなどで見えてくる面も。リラクゼーションなどの支援。五感を活用して。音楽、好物、美しく安らぐ創形。軽いマッサージなどリラックスできるように。患者ケアにタッチングの一形態。
看護師の姿勢。看護の対象者の心の内には闇や葛藤が。看護者自身もストレスに。自分のストレスマネジメントを。持続的に提供する。他職種の連携。統一体として把握するには知識とともに人間対人間の関係を。生活上のニーズを理解する。対象者自身が人生の主人公。内に秘められた生命力の発揮を。

 

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ケアマネジャー 2016年 04 月号

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