日本の企業が内部通報制度を社内に作り始めてから10年ほど経過しているだろうか。今でも組織の階層を使う形で会社を変えるべきだというのは根強く残っている。密告するのは心理的にも抵抗がある。しかし問題を揉み消す管理層が居るのは事実のようで、マネジメントmanagement上でも無視出来なくなっているのが導入の理由だろう。最初は社内に部署を作り通報もらうのがほとんどだった。今は色々な試行錯誤がなされ、弁護士法人の内部に通報窓口を作るなどの工夫もされている。皮肉なのは内部通報制度が無い企業に社内の腐敗が漂っていることが多いということであろう。