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総合福祉政策の形成(福祉政策の課題第15回)

福祉制度をトータルに掴む必要があると感じた。

 

地域社会。地域共生社会。福祉政策における。
広がるのは悪いことではない。福祉というものに通底する考え方が薄くなる?皆が語ることで的が外れてくる。広がりには危険性も。地域。福祉の広がりとパラレル。コミュニティがどういう実態としてあるかが問題。地域やコミュニティという言葉。予想できない方向にいってしまう。言葉を使わずに、実態として生きるとそれはうまくいく。政策や生活実感として地域を捉える。自治体や国がプログラムや事業を。はい分かりましたと動くだけでなく。生活に必要なことは何なのか。様々な自治体や国を誘導させる可能性がある。ズレないように伝える。運動や声を上げるではなく。真剣に生きている姿を自治体が。何をサポートするか自治体の手伝いをする意識でないと。福祉政策の深まり。地域社会をどのように捉えるか。かつてあった村社会。村の共同体。長がいて家庭が、それによる統合。今後新たな生活を築く中での地域社会。経済の再生、地域の再生の手段として福祉が使われるのではなく。逆。援助が本旨。援助の和として地域を。通常福祉政策を説明。教科書的な説明では対象者別に法律や規則を作り給付をすることだった。20世紀の福祉政策。高齢者障害者子供のための。属性別に作られることが多かった。1つの地域の中に居るという状況の中で、まとまった政策形成が出来るとは言えない。従来の教科書的な対象別構成は止めて。福祉政策が縦割りではなくなる、地域との関わりを。対象者別で福祉政策を組まなかったことは意図を感じる。いろんな側面から福祉政策を考える。複数の視点を。
福祉政策の歴史の評価。政策形成の歴史から学ぶ。根底にある人権保障への道。副題に人権保障への道と掲げている。共有している。社会保障の法の歴史。歴史的分析。留意点。研究の方法や考え方は固まったものに。ルートが決まっている。国会の議事録を読む。言葉を巡って福祉などの独自性を。日本だけでなく、人権保障一本だけが福祉政策と結びつくのではなく。企業や国際関係など様々なものがリード。以前から日本も相互に関係を。福祉だけが海外と切り離されている訳ではない。企業による影響。戦争なども関係。一本道。人権の方に近づいた。一方方向でなく、揺れながら動いてきた。トータルに捉える。ためにするものになる危険性が。政治や経済など。一方通行的な研究の仕方や歴史の評価はかえって国民に受け入れてもらえない。複眼的な視点を大事に。20世紀から福祉政策の理念を形成した国際的な人権条約。国際機関の活動などを意識する。そのまま理念や活動方針を受け入れるのではなく。右へ寄ったり左によったり何もできなかったり。そういう中で福祉政策が形成される。20世紀からの議論の流れを。歴史分析。こうあるべきという一本道ではなく。「フランスの医療保障の歴史」。国際比較。社会保障の医療の保障。形ができあがる。しかし構成要素は複数。医師の団体や医療が必要な人。政策を作る人。ベクトルのような。出来上がったものを点で繋ぐことが歴史?どういう出来事と意図で事実が形成されたか。法律のものとして紹介?各論文は歴史物として受け入れられる。政治や経済ではなく。当時のものをリアルに描くことに気を遣う。
貧困の問題。企業との絡み。企業や貧困。20世紀に福祉政策の形が。医療の保障も含め、福祉サービスや年金。労働関係。21世紀になって、それらが市場経済に巻き込まれる。介護保険。如何に民間事業者や企業が参入して経済の一部として動いていることを実感しているはず。民間の医療保険の進出。企業年金。すべて市場や商品化と関わる。反面として市場に上手に乗っていけない人。情報を持たなかったり資金がなかったり所得がなかったり。脱落せざるを得ない。村社会や家族関係も存在しない。社会福祉をどのように作るか。福祉政策における企業。脱落してしまった貧困の問題。個別の企業の福利厚生。社会福祉の芽が。しかしそれだけでなく、市場ということ。個別の企業を超えて福祉全部の問題が投げ出される。農村や漁村。市場原理から外に放り出される。貧困に。昔と似ている。昔は個別企業と個別法律にはみ出した人。今は市場原理から。
福祉政策の現状。人権保障の視点が柱。日本における福祉政策の現状。良いか悪いか。現状については人権保障が貫かれていない。近代社会において生命や健康や精神や身体や死亡に係る概念意識が。実際の政策に大きなゆらぎが。福祉政策のイメージ。医療も含んで。人が暮らしていくことに密接に関係。従来は人権理念が踏まえられてはいなかった。生命が産まれるときの人権。堕胎するかという議論。胎児の人権はどうなのか。敢えて問題提起する姿勢。生命を産み出す女性の人権の問題もあるが。複眼的に考える。現状分析に必要。一面的に考えるのではなく。妊娠出産。現れるのはヒトと捉えると縦割りの福祉に。出来事。悩んでいることなど。産まれている赤ちゃんであり母親や父親。産むのかと言う議論に矮小化しない。関係者の命が関わってくる。縦割りをなくす。幅を広く持つ。何でも入れるのではなく、何故幅を広げるのかにかえってくる。大きくなり縦割りが。広くすると何でも入る。実際の生活は幅が大きい。トータルに見た理論。再構築。実感として腑に落ちる。総合化するときの大きな視点。日本での社会保障の中に連帯という視点が重要されていない。ヨーロッパと違い。福祉の総合化、連帯の必要性。日本の法律の中に社会連帯が随分入っている。様々な法律に入っていた。この数年に改正の度に削除脱落されている。反対の概念。個人主義。色々な表現で。個人の尊重尊厳。強調するあまり個人に人権が有りそれを実現するというあまり、連帯という言葉が邪魔になり削除される。11年に障害者基本法。社会連帯という理念が数箇所にあって政策の根拠になっていた。共に生きるには連帯が必要。個人主義だけでなく。11年に当事者団体や政策や経営者の側も反対しなかったが、一斉に削除された。フランスでは社会連帯の理念が。他の法律でも同じことが起こっている。日本社会を変えていくことに。連帯の現状。連帯が残っている。国民年金法。高齢者の。介護保険。財政的に調整する。財政調整。色んな所からお金を持ってくるのに使う。連帯のレもないところに。真っ赤な嘘。中身があるから言葉が出来る。社会事業ができた昭和13年頃から。障害者や社会連帯とは違って戦争の少し前に盛んに使った。連帯の実感のないところに言葉が。極めて危険。言葉が無くなることも極めて危険。どういう場面でどういう言葉が使われているか。
福祉政策の未来。人権というものが個々の市民の単独の持ち物でなく、社会的連帯を基礎にして政策や理論が形成される。出来事と言う観点。個人の問題ではなく社会の中で発生している事柄として。異なる方法で考える。各論点を考えていく。

 

福祉政策の課題―人権保障への道 (放送大学大学院教材)

福祉政策の課題―人権保障への道 (放送大学大学院教材)