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1955年の「広辞苑」の初リリース。

1955年の今日(5月25日)に、岩波書店から「広辞苑」の初版が刊行された。言わずとしれた国語辞典の雄である。元々「辞苑」という辞書が博文館から戦前に出されていたのだが、それを岩波書店が引き継いで題名も少し変えて編集されたものである。紙で買うと諭吉が1人消えるが、それでも万単位で売れている辞書である。3年前の1月に最新の第7版が出されている。この際には弊店も大々的に展開したのを記憶している。紙ではなくても、電子辞書の中に収録されていることも多い(私の持っている電子辞書にも搭載されている)。使用する人間が多いとそれだけで出版社にとっては鉄板だったりする。

昨日付の日経新聞の夕方に、岩波の辞典編集部の平木靖成副部長の談話が掲載されている。改訂版を出す明確な期限はないと言うことであるが、ソ連崩壊や市町村合併など地名の変更は大きな影響があると語られている。「日本語の歴史の生き証人」とも。

 

広辞苑 第七版(普通版)

広辞苑 第七版(普通版)

  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: 大型本
 

 

 

広辞苑 第七版(机上版)

広辞苑 第七版(机上版)

  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: 大型本