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コミュニティへのアプローチ(臨床心理学特論第29回)

危機介入はカウンセラーに限らず必要なことだと感じた。

 

佐藤仁美。コミュニティアプローチ。臨床心理地域援助。心理臨床実践の柱。人々が共に生きて。相談室にクライエントを。受け身とは異なり。臨床家が地域に関わる。川瀬久美子先生を。長らく病院臨床で働いた後に開業。地域に入っていく。相談室型心理臨床。地域に入っていくので姿勢が異なる。最初の病院臨床。必ず医師がいる。必要に応じてカウンセラーが。継続的になることが多い。治療の一端を。認知行動療法が最近は多い。イメージを用いる場合も。いずれの技法でもクライエントの内面に深く関わる。コミュニティに入る例として学校臨床。事例性で捉える。不登校。背景に疾患がある場合もそうでない場合も。多くは保護者や担任など周囲の人が。背景は様々。Counselorは個人に注目するだけではなく、周囲や環境を考えることが重要。関わりの中で問題も。面接の継続も臨機応変に。アプローチの仕方。森となっているところに木からアプローチするか森からか。コミュニティアプローチ。
予防。危機介入。コンサルテーション。ソーシャルサポートネットワーク。予防。3段階。一次予防。二次予防。社会復帰へ三次予防。働く人のメンタルヘルスを例に。予防の話はストレス対策に欠かせない。多くのストレス要因を。しかし緩和する要因として周囲のサポートが。サポートが期待できるだけで効果あり。そんな話を研修では。一次予防、未然予防。ストレス状況にあっても病気を防ぐ。良好な人間関係、普段からのコミュニケーションが重要。自他の状況を把握してサポート。二次予防。早めに気づく。普段の様子が分かることが必要。コミュニケーションが大事。精神疾患の基礎知識も。三次予防。休職後の職場復帰。復職が典型例。やり手の人が疲れ切って鬱になるのは珍しくない。これからの働き方を。ワークライフバランス。互いに気をつける。内輪では気づきづらいので異なる立場から相談する。
事態が起こった時。危機。クライシス。重大な分かれ目。峠、危機。危うい。安定せず崩れそうな。不安を感じる。兆し。きっかけ。転機。機が熟して飛躍するとき。発達的危機と偶発的危機、状況的危機。発達的危機。働くこと。異動や昇進。新しい対処方法を。職場の変化が家族に。帰宅が遅くなったり。家族との時間が取れなくなる。子供の不登校。時間がなかった、聞いてくれなかった。コミュニケーションの問題が。役割の変化。子供の周囲。ママ友との付き合い。これまでとは異なる。視野が狭くなったり思い詰めたり。バランスが崩れ確執が。期待通りのサポートが得られないとストレスに。狭くなった視野を広くするように。誰でも生きていく内にいろんな変化が。家族の構成や立場的なものも変わる。ちょっとしたコミュニケーションのズレがあって危機が。エリクソンやレビンソンの発達段階、発達危機。出会い方も異なり周囲の支援も。たまたま出会ってしまった?偶発的危機、状況的危機。子育て。まさかうちの子が。不登校やイジメ、ネット依存、ネットトラブル。被害者や加害者に。入れ替わる。慎重な対応が必要。netのやりすぎ、現実的に非常に深刻。netやゲームを、依存になりやすい。友達が増える?知らない内に被害者や加害者に。全く新しい対処方法が求められる。保護者も「うちの子に限って」。危機状態に。通常の心の状態が揺らぐ。病気ではなく成長を促進する場合もあるが。慣れ親しんだ方法を?それでも無理なのが危機状態。混乱の状態が、試行錯誤、結果は様々。危機状況。
東日本大震災や熊本地震の支援。スクールカウンセラーとして。大きな災害があると様々な支援が。医療チーム。災害時派遣医療チーム。DMAT。DPAT。危機介入としてストレス状況を低減。スクールカウンセラーの派遣もスピードアップに。地域外から支援に入るので気をつけることが。文化や地域コミュニティを考慮。隣近所の人の情報交換が多く互いに助け合っていた。コミュニティ感覚が高い。近所の人が互いに声を掛け合う。子どもたちも頑張っている。我慢をしている?そうとは限らないかも。家族のためになっていることを。本人の思いは本人に。価値観を理解して関わる。郷に入っては郷に従え。災害とひとくくりにするのは難しい。支えようとする子どもたち。一人ひとりの生き方の尊重を。よく耳を傾けて状況を理解して何が出来るか出来ないか。支援の形が出来上がる。一般的考え方。危機介入の手順。危機状態にある人が。即時性や気軽さ。即時に介入するアセスメント力が。自傷他害などの健康度を測る。面接では機序や対処行動パターンなどを。介入結果により検討を繰り返す。開かれた終わり方を。被災された方の心理的サポート。PTSDを摘むための危機介入。戦争帰還兵を対象にしていたもの。非現実感や不眠など様々な身体症状を。繰り返し思い出す、継続的症状が。心の解凍体験を。被災地の心の支援。心の解凍体験を溶かす。
コンサルテーション。コミュニティアプローチ。コミュニティ心理学を基盤に。2人の専門家。コンサルタントとコンサルティー。精神衛生に関連した特定の問題を援助。対象はクライエントではなくコンサルティー。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

  • 作者:小川 俊樹,倉光 修
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 単行本