人間として理想像に近いのは手先が器用なことであろう。手先が不器用な状態より遥かに良い。子供の頃に姉の影響でpianoを習っていたのだが、初歩のバイエルでも10回20回と繰り返さないと身につかない。発表会でもギリギリまで練習して何とか体裁を取り繕うのが例年の状態であった。学校で書道をしても手先が不器用だと綺麗な字にはならないし、美術でもロクな絵にならない。幸い高校では芸術科目が選択できるので、音楽を選択してオフコースの曲の伴奏をpianoで弾いて何とか形に出来た。不器用と言っても長いことpianoを弾いていると何とかなるのは自分に自信がつくことになった。