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学習資源としての経験(成人の発達と学習第6回)

経験は基本的にどんなものでも活かせると思うけど、先入観にはまらないのも重要。

 

岩崎久美子。学習資源としての経験。キャリア心理学、キャリアガイダンス。労働政策研究・研修機構。下村英雄。首都圏の大学生1000人に調査研究するプロジェクト。キャリアガイダンス論。学生1000名を対象に調査研究を。一端も紹介しながら。様々な人生経験を。学習資源としての経験。キャリア心理学。キャリアガイダンス論。下村英雄。首都圏の大学生1000人を対象に調査研究するプロジェクトで。成人学習の意義。生きていく中で様々な人生経験を。成人期の学習の鍵。リンネマン。成人教育における最高の資源は学習者の経験。経験は生きた教科書。成人学習における経験の意義。経験を人生の資本として捉える考え方。資本という言葉のイメージ、商売や事業をするのに必要な元本資金。ブルテュー。人々の社会地位の獲得過程の要素。教養などを文化資本と表現。経験もその蓄積が現在将来の生活の資本的要素に。経験の性質を。経験の総体を資本に例えて経験資本と。経験資本の特徴を明確に。ブルデューの文化資本との違いを。経験を人生の資本と。経験資本は文化資本の一部だが。異なる点も。3つの観点から。経験資本の可能性。家庭以外の環境で。経験資本は後天的に付加。社会階級の差異が戦略的に有利に働くが、価値ある経験を家庭以外の教育や体験学習で。家庭環境で経験の質や量は異なる。経済状況が高いほど塾や習い事の。経済状況が良くないとバイトの経験が。どのような経験をするかで人生は変る。文化資本で左右されるが、それだけではない。経験資本の価値変容性。文化資本は大いに越したことはない。経験資本は経験の全てがプラスの場合もマイナスの場合も。経験以外に楽しいクラスの経験。病気や入院や介護いじめ両親の離婚などマイナスも。経験した出来事が時間が経つにつれ深まりが。マイナスの経験が有意義だと振り返られる。変容過程を伴う時間的概念。経験資本の特性依存性。蓄積の量が加速。学芸会の主役。自然で遊ぶのがスキだと山歩きなどが多くなる。リーダーシップを取るのが好きだとキャプテンになることが多い。逆に人見知りをする子どもは行事参加の経験が少ない。より大きな経験の蓄積に。小学校の学級委員。大学生になると交友範囲が広い傾向。資質が様々な経験に影響。個人特性の影響を。種類や量は個人特性で影響を。経験資本は文化資本よりも学校教育などを想定。経験資本は個人の資質と深い関係。経験で変わっていくし変えることも出来る。個人特性と密接に関わるが、互いに変わっていく。日本の学校生活は経験の機会を提供。経験資本に対する家庭の影響力を是正。文化は変えようがないが個人の資質は変えられる。経験の種類。学習経験役割経験自然体験社会的経験海外経験自立経験など。大学生の調査を考えて設定した種類なので実際はもっと多い。大学生に限っても人生を左右。習い事、習う以上の意味が。練習する中で自己決定的に学習スキルを。大学入試の勉強にも有効。雇用の維持継続のために学習する基盤に。役割経験。組織の中でチームで共同する力を。社会的経験。人間関係を介してつながる。経験を資本として、経験のすべてが直後にプラスの場合もマイナスの場合も。大学生という人生途上における否定的経験は無いに越したことはない。比較優位性や心理的にマイナスにも。経験はプラスのものばかりではなく、否定的な経験がマイナスばかりではない。キャリア。経験の積み重ねが。キャリアという概念と密接。経験とキャリアの類似点。経験資本もキャリアも過去から現代に向かい時間的連鎖で。継続的性質。時間軸に沿った形で溜まる。保育士と遊んだ経験。職場体験に先立ちその逆はない。現時点から回顧されることで成立。中学校で登山キャンプに。思い出されることで経験になる。思い出せなければ経験にならない。行っていないものを思い出せない。思い出せて初めてキャリアに。忘れてしまっては無理。不可逆。過去にさかのぼって経験が出来ない。小6で経験しなければ。パン工場の見学は違う。中学校の下地で見てしまう。マイナスの経験でも意味付けを変えることがあっても経験そのものを無くすことはできない。継続的回顧的不可逆的。時間軸に沿って蓄積されて現代や将来の生活に影響を与える。成人学習論では学習を形作るものは知識や経験の量や質。人生経験と結びつく。学習という観点から。極端に経験の量が少ない場合には有益な経験のための社会的支援が必要。適切な時期に必要な経験をするのが必要。かなわない人には可能性が与えられるべき。今から未来に向けて経験をする可能性は常にある。そのような社会的支援も。
経験の人生における資本的価値。成人の学習における。学習プロセスでの経験学習。幾つかのモデルが。代表的なコルツのサイクルモデル。社会人の能力開発でも。根拠となる6つの定理。学習は1つのプロセスとして。学習は全て再学習。世の中への適応への弁証法的解決。適応の包括的プロセス。相互作用。知識を生み出すプロセス。6つの定理でプロセスという言葉が重要。社会人の能力開発という場合でも試験に向けての勉強を。点としてのアウトカムだけではなく一連のプロセスであるということ。一連の過程として。実際コルブは知識が生み出されるプロセスであると。経験学習のサイクルモデル。具体的経験は省察。省察的客観視。実践的思考に。行動がどのようなものでも実践的思考から新しい学習への循環的なもの。全く新しいと言うより興味があることや熱中することを自然にしているのをモデルに。料理が好きな人は色々と。振り返りをして料理の方法を抽象的に概念化。方法を次に。熱心にしていることは自分でやってみて工夫してコツを掴むのを楽しんで。様々に拡張されて複雑に論じられる。自然に深められ複雑化したものなので意味はある。最初のやってみて振り返る循環的要素は。妥当性や信頼性を問う研究も。依然としてコルブの学習モデルは代表的なものとして。
別の経験学習のモデル。ジャーウィス。イギリスの。経験に対する学習的反応を分類。ジャーヴィス。9つの反応。反応の中には学習の結果であるものとそうでないものと。非学習的学習など3つの段階に。非学習的学習。憶測非考慮拒否。学習をしない。非省察的学習。前意識レベル慣習記憶。省察的学習。熟考政策的実験実験的学習。省察的学習が高次のものと。省察という言葉がキーワードに。経験学習という場合、生きていれば24時間で何かの経験を。なんでも材料になる。その中でも特に何かを学習の材料として選び引き出すことで経験学習に。省察をすることで漫然とした活動は経験として意味あるものに。改めて経験学習が。省察という言葉がキーワードになるのは必然。時間が意味あるものになる。ジャーヴィスは反応モデルの省察的学習の中で省察的実践。学習を伴う実践。プロセスは想起の一形態。新しい知識を既知の知識と結びつける。省察による深まる。省察的実践。部屋の掃除をとっても漫然とやれば単なる掃除。部屋の掃除を毎回振り返り考える。リビングの掃除の後にキッチンをした方が導線的に効率が良いと。何分で掃除が出来るか測ったり。考えて掃除すれば少しずつ進歩が。職場のルーティンでもプレゼンテーションでも。工夫のために省察的実践が。ショーン。真に有益な学習。実践において日常的に行動の振り返りを。癖がついていて有能で経験を積んだ専門家に。省察には2つ。行為についての省察。行為の中の省察。行為について。過去に立ち戻り再評価。行為の中の。専門家が実践し試みる。経験により新しいものの見方が。経験学習の1つ。様々な職種の専門家は振り返りを。省察的実践で重要。特に医療や教育の現場の専門家に関心が。確かに医療や教育の現場で研究は進んでいる。もっと普通の人のルーティンの作業や専門的でない作業でも。どのような仕事でも実践的知識が含まれる。有能な人や充実感を持って働く人は肌身でよくわかっている。よく身にしみて理解している。日々の作業や仕事でやっていることを振り返り工夫して。省察的実践という言葉を使わなくても。
学習により過去の経験を再評価。経験の全てが学習資源にならず学習の障害になることも。従来の知識や価値観を捨てる必要も。アンラーニング。学習棄却。経験資本の回顧的性質とも関わる。成人して時間が経つにつれて経験は溜まる。ある意味で有意義だがあくまで過去のもの。今の社会は違う。経験が邪魔になることが。状況において有意義なのかそのこと自体を。当たり前と考えていることを自覚して脇においておくことが。経験にしがみつくのではなく前提を一つ一つ外す意識を。活用するために資本としての経験を整理する必要が。経験の多くは基本的学習資源になるのは間違いない。経験を用いる学習は職場研修や現場教育でも広く実践される。キャリア資源では。事例や話し合いが。子どもの学習では先生の教えたことをテストで吐き出す、教科書の知識を習得するのがメイン。もっと具体的ケースを取り上げ話し合いをして意見交換するのが有効。色んな経験を持つから。皆がいろいろ経験を持つことを前提に意見が言える。互いに聴くことで刺激を受け振り返るプロセスが。成人の学習場面で意図的に作る。経験を交換しあって深い学びに。企業その他のキャリア支援の現場で。キャリア支援に置いても経験は重視されている。

 

成人の発達と学習 (放送大学大学院教材)

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