いっときナレッジマネジメントknowledge managementと言う言葉(概念それ自体では無い)がビジネス界でもてはやされて消えていった(まあ今でも用いられることはあるが)。要するに組織内部の人間が持つ有用な知識(どうでもいい知識は当然だが除かれる)を、如何に組織全体に活かしていくかを問題意識とすることである。例えば営業成績が優秀な人間が持つ知識を表面化させてマニュアルにして全社で活用していくのが良い例である。しかし私のかつての知人は、営業成績が優秀でマニュアルにすることを命ぜられたそうであるが、当たり障りの無いことしか言語化しなかった。でないと自分の存在価値が薄れると考えたからである。さようにknowledge managementは難事であり、廃れていったのもまあ自然なことなのかもしれない。しかし克服しないと組織の明日は無いのではないか。ううみゅ。