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コピーの世界:デジタルVSアナログ(知財制度論第3回その8) #放送大学講義録

生物学の話が出てくるとは思わなかった。

 

-----講義録始め-------

 

第3の視点がコピーです。コピーの伝統的な概念としては、オリジナルなものに対し型を取り、その型を使って複製したものを増やしていくことが一般的です。
コピーと言っても、品質的な劣化を伴うものと、品質の劣化を含まないものとに分けられます。
前者はアナログ形式に対応し、後者はデジタル方式に該当し、それぞれRNAリボ核酸およびDNAデオキシリボ核酸のコピーの仕方と同一性があります。
デジタル環境のコピー問題はDNAの概念によるものと言えます。
独創的な数学者が創造を巡らせる様子は自然に劣らないと言えます。自然の模倣を目論むものは芸術と名付けられ、模倣に基づく知識、模倣とは絵画、彫刻、音楽の順に挙げられるという捉え方があります。
情報ネットワークとウェブ環境におけるコンテンツの認識は、次のような模倣形態で表現できるでしょう。
コンテンツは書籍のエミュレーションであり、その表現形式はイミテーションであり、そして権利関係はコピーであるという関係性があります。
その対応は、編集で述べた特定のコンパイルやスプライシング手法に対応しています。