F-nameのブログ

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統一地方選挙。

4年に一度の統一地方選挙があるが、大阪では府議会議員選挙に加え知事選や市長選がある(高槻では市長選や市議会議員選もあるが後日になる)。府議会議員候補のポスター掲示板は以前からあったが、知事選の掲示板も加わった。大阪市内ではもっと広い筈だけど。

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メインの焦点は大阪都構想だろうが、どこまでコストカットになるのかは釈然としない。自民は都構想が現実になるとかえってコスト高になると主張している。どちらなのだろう?それから維新は候補の入れ替えをするようだけど、大阪市長がいきなり知事候補になるのにも違和感がある。まあ維新内部の人事異動なのかもしれないけれど。今回は公明党というか創価学会は反維新になるので、票田として無視も出来ないだろう。本気でコストカットを考えるのなら、府庁や大阪市役所の建物を取り壊して、高層ビルにしてテナントを入れればどうなのだろうか?長期的には安上がりになるかもしれない。まあやらないだろうけど。

成人の問題解決と知能(成人発達心理学第7回)

知能と知恵の違いについては突っ込んで考えなければと思う。

 

日常的な問題。シアトル縦断研究。7年ごとに知能テストを。40年続く。ワシントン州の。PMAという知能テスト。各年齢群の。7年後に殆どのテストについて得点が増加する、もしくは横ばい。劣っていくのではない。流動性知能と結晶性知能。知的な刺激を。加齢に伴う認知能力の低下をカバーしうる。アンチエイジング。
問題解決。インターネットは新しい。情報を検索できる。工夫が出来る。知的機能の発達に寄与する?自分で考えて解決するというよりは、他人に任せるのは逆効果に。ゴールまでをどうたどってくるか。検索結果に頼りすぎる。飛びついてしまう。答えだけを得ようとしてしまう。
成人の問題解決と知能。高齢者特有の問題も。情報過多。人間の脳にも突然変異が?脳の容量と大きさ。問題解決について経験が豊か。なじみのあるものには有利。同じような問題ばかりだと、質の違う問題でも違いを見過ごしてしまうことも。違う兆候があっても同じ診断をしてしまう。経験が問題解決を阻害する。自分の得意分野ならともかく、そうでない分野でも同じと思ってしまう。得意分野以外でも早く処理しがち。曖昧な状態に長く晒されているのを高齢者は望まない。
知能というのは?偏差値が高くて頭が良い?ピアジェ。知能テストで語られる知能。測定しようという前提。知的な能力を分野に分類する。それぞれがどの程度ある?それらの総計として。ピアジェ。認識や世界をどう理解するか?知能のおおもと。精神年齢。年齢が上がってくると知的能力は平均的に高まる。子供が尺度上の年齢を計る。精神年齢の低い子供を発見して上昇させる訓練を。子供から大人へ一次元的な。ビネー研究所。ピアジェ。何故そういう間違いを犯したかに着目。大人では想像もつかない答えをする。子供から大人の方向へ一次元的に発達するのではない?それぞれの時代の子供は、世界の認識の仕方が違うのでは?自分なりに解釈したものを空箱に入れていく?自分が持っている感覚を使い世界を知ろうとする。感覚情報や運動から得られる情報。感覚運動的知能。3,4歳になると言葉を知る。目の前に無いことをイメージ出来るようになる。小学生。論理的に。ものを分類する、足したり引いたりする。青年期。形式的操作知能。仮定してそれを理解する。これこそ大人の知能。大人も論理的知能が得意ではない?仮説を立てて検証する。兆候を色々並べて。形式的操作。すべての可能性を潰すのではなく、ショートカット。大抵は上手くいく。形式的操作思考。一つの視点で。ディベート。自分の意見をはっきりさせて、それをもとに議論。最終的到達点が一つ。法廷。曖昧な解決ではなく。学校。推理小説。答えは必ず一つに。制限はない。現実には出来ないけれど論理的に正しい。核兵器の廃絶。大人の思考。仮説的に考えるだけではない。別の状態では別の答えがありうる。論理だけではなく主観。問題解決へ。矛盾がしばしば起こる。解答が合理的であるためには現実的でなければならない。大人の問題解決。
知能について捉え方は様々。知能と知恵の関連性は?関係ないとは言い切れないが。感情知能。自分あるいは他者の感情にどの程度敏感で把握しうるか。IQとは必ずしも相関はない?IQが高いからといって知恵があるとは限らない。青年期の形式的操作思考。他者がどう考えているか。人との交渉。動いているのは人間。人の感情を害するものでは機能しない。論理と感情の両面を加味する。感情知能。コーピング。防衛。否定的な出来事をどう解釈するか。IQとも無関係ではない。知恵の計測は?知恵のテスト?人生上の問題にどう答えるか。出来上がった解答の中に知恵はどの程度含まれているか?人生は有限。人により文脈が違う。価値観や経験に個人差がある。曖昧なことに耐えられる。時代の影響を受ける?個人がどういう生活上の変化を?観察をする。色々な概念や知識。生の人間の観察。学んだ概念だけで議論しない。自分が感じたことを重視する。

 

成人発達心理学 (放送大学大学院教材)

成人発達心理学 (放送大学大学院教材)

 

 

要請。

目上の人に対し〇〇して欲しい、と伝える時にも使えるけれど、杓子定規な感じもする。まあ「お願い」とは使うシチュエーションsituationが余りにも違い過ぎるとは思うけれど。節電の要請、などとも使用する。「要求」だとさすがに粗野な感じがする。まあビジネスbusinessの世界では、頻繁に「要請」と言う言葉が出てくるのだから、使うのに慣れないといけないのだろう。自社を代表して言わなければならないこともあるし、此方が言われることも。子供が使うと違和感ありまくりだし。

少し昔のJ-POP。

職場の同じ階にジムが在る。いつもは意識しないのだが、工事の絡みで非常出口が開けられ、ジムのBGMが漏れ聞こえた。少し懐かしめの90年代や00年代のJ-POP。流れる曲は全て知っていた。その頃に青春時代を送った現在の中年層がメインの客層なのかもしれない。ただ、現代の若者がターゲットになると仮定しても、今流行りのJ-POPを流しても、知らない曲ばかりになるのかもしれないと感じた。90年代や00年代は、現代からは信じられないほど流行音楽が流れ、ヒットチャートの上位の曲は誰でも知っていて、カラオケでも頻繁に歌われた。CDもとにかく売れていた。宇多田ヒカルのファーストアルバムは900万枚以上のセールスだったし、ミリオンセラーは当たり前だった。今は音楽もダウンロードで楽しむ時代だと思うけど、人口に膾炙するようなヒットは出ていないような感覚がある。せいぜいAKBグループの曲ぐらいか。ミュージシャンが減っているとも思えないけれど。そう言えば私も音楽を聴いてない。極たまに802を聞くが、知らないメロディーばかり。音楽の復興はあるのだろうか?

合意を形成する(市民自治の知識と実践第7回)

ハーバード流交渉術は生活で活かすことが出来そう。

 

社会の問題を解決する時の対立。どう無くしていくか。環境問題の市民団体。原発問題。対立に直面した場合は?合意を形成するテクニック。ロビイング。行きやすい議員のところへ行って他の議員に説得してもらう?敵の議員や無関心の議員にいって、賛成する議員を楽に。巧みな合意形成を。多くの市民団体は長けているとは言えない。深い理由を。政府与党。法案や予算案を巡って野党と対立。対立と、対立を解消して合意を、日常的なこと。合意形成の技術が自然と身につく。市民団体の場合、対立する人々と統一的に意思決定する必要はない。同じ考えを持つ人が集まる。社会の中には違う考えの人が。社会活動家の湯浅誠氏。市民活動は日本的にはこの指とまれ方式。声をかけて賛同した人が企画を立てて実行を。賛同者だけで運営を。没交渉的。対立する人たちとは統一的に意思決定する必要はない。合意形成の技術に乏しい。実際には社会問題を解決するために、政府や企業と対立することも。原発の再稼働。アクターと交渉。多くの市民団体は合意形成に慣れていない。絶対に反対する、という思考に陥りやすい。対立する相手方も正当な主張をしているのを認めて、何とか合意形成を図っていく。いつまでも留まっていて良い?合意形成の技術を。
合意形成の技術。具体的には?討議と交渉。討議の技術。ミニパブリックス型の。無作為抽出を利用して市民を縮図化する。その縮小された市民の集団。特定の問題を巡って討議をし合意形成を図る。日本でも市民討議会が注目を浴びている。東京都千代田区や三鷹市。代議制民主主義には根本的な欠陥が。選挙を通じて代表者を決める。市民の理念や制作と代表者の間にズレや対立が生ずる。比例代表制を使えば小さくなる?市民と政府のズレを完全に解消することが出来ない。主要なテーマだけでも理念政策が一致することは珍しい。不可避にズレが生じざるをえない、代議制民主主義の問題。60年代以降、市民参加が広がる。パブリックコメント。政策案をHPで公開し、広く市民の声を聞いて政策に活用する。限界を補うことは出来るが、参加バイアスの問題が付き纏う。参加するためには貴重な時間を割く。参加者は強い利害関心を抱く、または動員力ある団体に。その結果、一部の人の声が反映される反面、サイレントマジョリティーの声は反映されなくなってしまう。レファレンダム、住民投票は?参加バイアスを回避している。賛成反対の意思決定。通常の選挙は候補者を選択。政策に反対か賛成か。全ての有権者に一票が。参加コストも高くない。比較的平等に反映されやすい。レファレンダムも完全という訳ではなく、民意が熟慮されているとは限らない。様々な学習会が開かれる効果はあるが。学習会などに参加することが投票の要件とはされていない。熟議が不足。問題回避の為に。ミニパブリックス型の討議民主主義。討議型。コンセンサス会議。市民討議会、など。若干の相違がある。基本的な考え方は同じ。無作為抽出された市民が討論する。結果を共有して政策に反映させる。選挙でなく抽選、民主主義的。無作為抽出によって参加バイアスを回避する。市民を正確に縮図化縮小化する。基本的には社会を正確に縮小化。理性的な討議によって不当な主張を除外する。討議がなければ様々な権力関係が入り込む。理性的な討議をすることで不合理な主張を排除する。ハーバーマス。教師が学生に水を持ってきてとお願いする場合、3つの妥当要求で拒否出来る。事実を根拠に。例えば近くに水道がない。正当性。正当かどうか。学生を使用人のように扱うことは出来ない筈。批判を根拠に。教師の主観的な誠実性を理由に。恥をかかせようとしているのでは?内面的な動機に疑問を。市民が選出され理性的に討論を。妥当要求という根拠をあげて討議をする。合意形成に有効。市民討議会。非常に有望。
既に対立の構図が成立している場合は?ミニパブリックス型でも賛成派と反対派に分けられ結論は出ない。感情的になることも。交渉という技術。ハーバード流交渉術。通常次のような交渉を。立場をとって弁護する。妥協に至るための。強硬姿勢をするか柔軟な姿勢をするか?強硬姿勢をとれば、相手も強硬姿勢を崩さない場合は?時間稼ぎになり合意には達しづらい。足して2で割ったものになる。人間関係の破壊に。柔軟な姿勢は?相手につけこまれる。相手が柔軟姿勢になれば、速やかに合意に達することが出来るが、賢明な合意かは分からない。ハードかソフトか、二者択一を捨てる。駆け引き型という点では同じ。交渉のやり方を変える。現状立脚型に。人と問題を切り離す。問題と格闘している場合、交渉相手と格闘しているように思えてしまう。両者を切り離す。格闘しているのは相手ではなく問題。脱原発。賛成派への批判を封印する。一緒に解決していくというアプローチ。原則立脚型交渉。利害に焦点を合わせる。表面にある立場に目を通しやすいが、利害へと目を移せば解決するかも。原発を再稼働、電力会社の背後にある利害を。経営陣は単に経営破綻を懸念しているのが。利害群。相手に内在的な。利害を把握できれば別の選択肢が浮上することも。広瀬隆。12年夏。同じテーブルについて取引を。原発を止めること。他方は経営破綻を防ぐ。お金のことだから合意出来る筈。利用費の値上げを認めて条件闘争を。電力会社の利害に注目。利害を捉える。合意に達することが可能になるかも。立場ではなく利害に。複数の選択肢を用意する。プロセスではある政策を示し市民が反対する。何も二者択一に拘らずに、第三、第四の選択肢があるかもしれない。古い原発を再稼働せずに新しい原発だけ再稼働する。再稼働は認めないが電力料金の値上げを認める。客観的基準、客観的手続に訴えること。合意に至るとは限らない。再稼働で対立。供給量と需要量に立脚。値上げが必要か?他の電力会社と比較。第三者に一任する。
問題解決。対立が。合意を形成する技術。ミニパブリックス型の討議民主主義。ハーバード流交渉術。非常に高い評価を得ている。様々な面に応用することができる。

 

市民自治の知識と実践 (放送大学教材)

市民自治の知識と実践 (放送大学教材)

 

 

例。

法律の世界では、各裁判所が出す判例が重要な地位を占める。特に最高裁判所の判断は重要である。余程のことがない限り、下級裁判所は最高裁の判断に沿った判決を出す。どの法分野にも、概説書が数あまた書かれているが、大雑把にいうと2種類に分けることが出来る。判例にベッタリ従う書籍と、やたらと判例を批判する書籍とに。その中庸というか、良いとこどりを目指す書籍は多い。だが、先の2種類を脱することができている書籍は少ない。選ぶのにも結構困る。理論的な書籍の方が総じて読みやすいのだが、結論が判例と異なることが多くなりがち。かといって結論を判例の通りにすると、理論的な整合性がつかなくなる。筆者が悩むところだと思う。