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リスク認知とリスクコミュニケーション(リスクコミュニケーションの現在第3回)

自分のリスク認知が客観リスクと一致出来ているかは自省しなければならないと感じる。

リスク認知とは?人間への客観的な可能性。認知は主観的判断。推定、評価値。客観リスク、主観リスク。区別して扱う必要がある。ズレが出てくる。パーセプションギャップ。大きいものとして知られるのは?遺伝子組換え食品。原子力。何故ギャップが生じる?不確実性にある。そもそも認識が難しい。人間の認知能力の限界もある。ヒューリスティック。bias。歪み偏見先入観。認知バイアスの種類は?正常性バイアス。自然災害。生起確率を少なく見積もりがち。非常ベル。煙。それ自体が悪いわけではない。自我防衛。時として度が過ぎると良くない結果をもたらす。楽観主義バイアス。明るい側面から見ようとする。歪めて認知。リスクを過小評価する原因になる。危険性を意識すること自体がストレスになるため。無意識な作用。喫煙。1本くらいなら癌にならない?同調性バイアス。周りの人と同様の判断を。非常ベルが鳴っても周りの人が座っているケース。ベテランバイアス。バージンバイアス。カタストロフィバイアス。確証バイアス。後知恵バイアス。バイアスが生じるのは何故か?ヒューリスティックの偏りが。
ヒューリスティックとは?不確かな情報下で判断をする際に用いる方略。状況の持つ多様性が大きい。全ての可能性について検討するのは大変。直感的にすばやく大まかに判断。認知的コストを小さくしようとする。非常に効率的。必ずしも正確ではない。どのような種類が?利用可能性ヒューリスティック。利用しやすさによって判断。現実の成否確率とは関連はない。imageが鮮明な場合も過大評価される傾向。マスコミの報道。飛行機事故。自動車事故。代表性ヒューリスティック。よく代表している場合は過大に見積もる。係留と調整ヒューリスティック。先行して与えられた情報を係留点として判断。調整は不十分。感情ヒューリスティック。感情とリスク認知。不快、怒りとの関係。感情を手がかりとして意思決定。好き嫌いで判断。快適不快。発電所やゴミ焼却場。便益とリスク。好感を抱く。ネガティブな感情。対象物への感情によりリスク認知が変わる。リスク=ハザード+アウトレージ。感情を考慮することの重要性。リスクコミュニケーションの推進方策。アウトレージに関する部分は無視できない。一方的ではないコミュニケーション。アメリカNRC。客観リスクだけで扱うことの限界。
リスク事象の特性。それが生む認知バイアス。自発性という特性。公平性という特性。制御可能性。未来への影響。即効性。大惨事の可能性。結末の重大さ。苦痛の負荷。便益の明確さ。復元可能性。仕組についての理解。馴染み。発生源。新しさ。距離感。情報の一貫性。信頼性。特に自発性。自ら進んで晒される。喫煙。非自発的、大気汚染。公平性。不公平に分配されたリスク。原子力発電所、社会復帰施設。制御可能性。大気汚染による肺がんのリスク。喫煙による肺がんのリスク。食品に関するリスク認知。じゃがいもや塩。ソラニン。塩の大量摂取。食品添加物や遺伝子組換え食品。遺伝的影響で将来世代への悪影響。信頼性。相手を信頼できるか。遺伝子工学の研究者への信頼。
客観リスクと主観リスクは必ずしも一致しない。リスクコミュニケーションが必要な所以。一方的に扱ってはいけない。主観リスクにも社会的意味がある。多様なステークホルダーのコミュニケーションが必要。

 

リスクコミュニケーションの現在―ポスト3.11のガバナンス (放送大学教材)

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