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統合失調症(2)(精神医学特論第3回)

研究は大変だけど、興味深いことでもあるのだなあと感じる。

 

「ビューティフル・マインド」。統合失調症の手記は少ない。非日常的。言語化が大変。病識が乏しいのが特徴。相対化対象化は難しい。
52年。統合失調症を改善する薬が。薬物療法の選択肢が増えてきた。90年台には非定型抗精神病薬。ドーパミン仮説。パーキンソン症状。薬物療法の進歩。心理的な働きかけが出来るので、精神療法も発達。欧米の場合、入院患者の社会復帰を。日本の場合、病院が不足していた。地域から病院へ。社会復帰は90年代に入ってから。オランザピンなどは抗精神病薬。幻覚や妄想などの陽性症状に効果。再燃を予防。抗精神病薬は陰性症状に対してはっきりしない。長年症状が続き固定している場合は、効きが悪いことも。初発時に。再燃を予防。再燃を繰り返す病気で、患者の機能水準が落ちる。予防は出来ないので、速やかに治療につなげ再燃防止を。薬の量は少なくて済む。非定型精神病薬が。服薬援助が重要なポイント。
ドーパミン受容体の変異に個人に差が。脳内にドーパミン神経物質の過剰が。手際はマニュアルプロトコルに書いていない。ピアニストの手際良さに比べ、音符を弾くことで精一杯。94年4月7日。塩基配列を読む。技術が向上したのか、X線のバンド、変異が見つかる。遺伝子波形。臨床家であるならば統計学数学を待つこと無く、患者に会いに行くべきだ。11名の患者、独特の共通点が見つかる。血液を頂けませんかとお願いする。数の力で精神医学を解明しようとするのではなく、当事者に教えていただく。データでなく顔が見える研究。サイエンスというのは色々な形がある。基礎科学と臨床科学。癌感染症の研究と精神疾患の研究とは違う。患者との共同作業。採血は非常に大切な作業。解明しますよという誓い。サンプリングバイアス?なにかあると直感して。研究契約。生物学的なものが深く関わる。タンパク質、脳が起こしている病気。薬理効果。経験全体がタンパク質とはイコールではない。生きている難しさはタンパク質以外の原因があることも。自尊心という化学反応はない。夫婦喧嘩の遺伝子。ジーンチップ。ゲノム解析。関係性や尊厳は薬では回復しない。使命感という化学反応は無い。研究は生物学的。
統合失調症への遺伝子変異。医学の研究では患者の貢献が不可欠なのが原点。陽性症状。グルタミン酸仮説。グルタミン酸神経物質の欠乏が?遺体からの受容体の数を。受容体が増えている。頭頂連合野。前頭連合野。

 

精神医学特論 (放送大学大学院教材)

精神医学特論 (放送大学大学院教材)

 

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