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パーソナリティの発達(成人発達心理学第8回)

中年の危機は無いらしいけれど、本当だろうか?

 

パーソナリティ。人格。人間の外の現れた行動。観察不可能な要素の中に心理学的概念が。私って何?何を知ればわかったと言えるか。「人を知ることは何を知ることか」。特性を記述すること。個人的関心。アイデンティティ。ライフストーリー。3つのレベル。成人発達。特性の記述。年齢によって殆ど変化はない。個人的関心、アイデンティティは時間を経ることで変わってくる。成熟?総体をパーソナリティと呼ぶ。パーソナリティと特性とはどう異なる?特性はパーソナリティの一部。まずは特性を記述することがパーソナリティ心理学のスタートに。open、経験に対する開放。従来のものに拘るのではなく。C、誠実性。人との約束事や目標をどれだけやり遂げようとするか。E、外向性。自分の外側に関心が向いている程度。内向的とも。A、協調性。愛想の良さ。人とうまくやっていく。N。神経症傾向。情緒の安定性。5つの尺度がどの程度含まれているかで特性が決まる。5因子モデル。特性そのものは変わらない。様々なデータ。青年期から老年期にかけては、特性は安定していて変わらない。5因子モデル。パーソナリティテスト。5年後10年後。どれ位一致しているか。時間経過があっても特性としての傾向は変わりづらい。遺伝の要素はかなりある。個人の基本的部分。親がどういう人かに因る。親のもっている行動特性や価値判断。その家庭らしさ。ある傾向を持つ人は環境に対しある方法の強さで接する。年齢で変わらない?特性という意味では変わらない。価値観や関心の持ち方やアイデンティティの側面では変わってくる。特性の表現の仕方が変わってくるか。協調性を持つ人。側面そのものは変わらないが、表れ方は少しずつ変わってくる。パーソナリティの二重構造。5因子。幼少期のデータは?性格テスト。知らない人と話が出来る?落ち込んで憂鬱になることがよくある?言葉が発達していて、客観的に振り返る判断が出来なければ。10台半ばの経験が必要。
中年危機説。アイデンティティ・クライシスの一つ。青年期も揺らぐ、アイデンティティの拡散に。中年は若さを失ったり仕事を失ったり。個人的コントロール。何に関心を持ち動機づけられるか、防衛機制はどうか。自分の望む結果を得るためにどうするか?環境を変える、一次的コントロール。自分を変える、二次的コントロール。自分を統制することにより環境に対応。同じ西洋人でも、年を経るにつれて二次的に。日本人でも一次的コントロールが多少強い。自分の方を変えようとする。すっぱいぶどう、の側面が。幸福感が下がってしまうのを防止。負け惜しみだけとは言えない。防衛機制。元々フロイトの概念。コーピング。フロイトは否定的だったが、不適応なものだけではない。ストレスを減らす。適応的な防衛機制は年を経るにつれて使えるようになる。防衛機制は自分の心について。コーピングは問題解決。問題焦点型と衝動焦点型。問題焦点型は状況そのものを変えようとする。客観的冷静に事態を解決する。上手く防衛をすることが出来るようになる。衝動。行動化。望ましくない防衛機制もある。昇華。自分の持つ悲しみや怒りを表現、例えば芸術作品に。ユーモア。他の人を救うことによって自分を救う。予備的に経験。成熟した適応的な防衛機制、コーピング。高齢者の方が上手い傾向。自分を自分で扱えるようになる。長年付き合っているので。
アイデンティティ、ライフストーリー。パーソナリティとの相違。特性的要素や価値観。アイデンティティというのは私が何者かについての解釈。自分について知っている自分なりに語ることが出来る。自分の人生を語る、ライフストーリー。半生を語る。語りの内容は千差万別。被害者として自分を語ることも。事実とは必ずしもリンクしていない。終着点は?ゴールがあるという訳ではない。家族の一員としての自分。家族から離れた存在としての自分。自立。東洋人の場合には家族から分離しないことも。家族に依存して、されている自分。変わっていく。
成人に相応しい服を。段階を経て成熟して統合していく。エリクソンの第八課題。霊的。宗教的。人知を超えた存在を感じる。死が間近になった時に。

 

成人発達心理学 (放送大学大学院教材)

成人発達心理学 (放送大学大学院教材)