突っ込んで勉強したい時代。何故に破滅に至ったかを知る為にも。
20年代30年代の都市化の進展。1914年、大正3年に第一次世界大戦が勃発。初めての総力戦。経済力、政治的社会的システム、文化の力も合わせた総合力。女性の社会的役割も強調。女性の政治的社会的な。戦争はゴメンだという国際的世論。国際連盟。17年にロシア革命。ボルシェヴィキが政権奪取。70年にわたって一つの軸。社会主義国家の成立。知識人をひきつける。ヨーロッパの大国に代わってアメリカ。戦争のダメージが少なく、かつてない好景気に。大量生産と消費文化。世界中に影響。ハリウッドや音楽。一般の民衆に浸透。都市文化を。日本も例外ではない。
日本の知識人は何を考えていたか?国家の権威が最も低くなった時代。社会。日常生活が営まれる。社会を発見せしめた。大正デモクラシー。知の構造の地殻変動。蝋山政道。19年2月。パリの講和会議の最中。現実と関わることが出来る解釈方法を。東大新人会。労働組合や無産政党の指導者が排出。社会の発見。17年には米騒動。米価の高騰に反発して広まる。友愛会。鈴木文治。米騒動のエネルギー。社会を埋め尽くす大衆の力。大衆という言葉が使われ出す。原動力としての大衆。
発見された社会への眼差し。知識人の視線。労働者への生活へと。生活実態調査の流行。中央官庁など様々な団体が。東大法学部の高野岩三郎。大正7年に東京下町の月島の調査。月島調査。工場労働者が密集。地域に住み込む。労働者の日常のあらゆる面。統計的手法。家計調査。権田保之助。調査ラッシュ。大原孫三郎。19年2月に大原社会問題研究所の設立。本所深川の貧民街の調査。20年に倉敷紡績の工場で産業疲労研究。自然科学的な労働の合理化。産業能率研究。大衆と機械。労働の合理化。社会の発見。官僚も。行政の対象に。行政の仕事。20年代から行政国家化。世界も日本も。
近代化。社会的変動。都市化。23年9月1日の関東大震災と復興。甚大な被害。10万人を超える。第二次山本権兵衛内閣。復興が最優先の課題に。中心となったのが後藤内務大臣。大風呂敷。欧米の最新の都市計画を適用。新たな首都を。復興院。道路や地下鉄。区画整理。巨額の予算を伴う。当初の計画の三分の一に縮小されたが画期的出来事。都市の形やインフラストラクチャの確立。焼失地域の区画整理。歩道と車道の分離。公園の新設。小学校の不燃化。同潤会アパート。都市計画は大きなデザインを描く。都市の景観そのものを一変。調査や計画、マネジメントの領域が大きくなる。
大東京と呼ばれる。30年に帝都復興完成式典。5万3千人。復興した首都東京。帝都。行政の東京市も。面積的にも大きくなる。32年に5つの郡を市域に。面積は6倍に。新宿も渋谷も池袋も。拡張した大東京。ターミナルと私鉄。移住者は郊外に住居を。30年には現在の私鉄が。帝都復興事業。下町の改造。35年前後から東京のランドマークの建物が。諸官庁。大学の建築。懐かしい東京。70年代以降の再開発で失われる。モダン都市は東京のみではない。大阪はある面で東京を凌駕。ターミナル文化ははるかに先行。小林一三の阪神急行電鉄。有馬温泉や宝塚歌劇。宝塚線などの私鉄沿線文化。大阪市の市域拡張。人口で東京を上回る。多くの文化人が阪神に移住。モダン文化が花開く。大阪本店のカフェが東京に支店を持つのも珍しくなかった。
都市化された社会。伝達する媒体。昭和初期はメディアが変貌。メディアと情報。社会の中で重要性を増す。社会的地位の変化。新聞記者。時事新報。33年。1000人の受験者が殺到。社会的地位の向上。オピニオンリーダー。講談社。24年に雑誌キングを創刊。娯楽性。100万部を突破。大衆メディアの時代へ。ラジオや映画、レコードに代表される新しいメディア。東京放送局の本放送。甲子園の中等野球。東京六大学野球。36年のベルリンオリンピック。スポーツを楽しむ。メディアの関係。29年の東京行進曲。異なるメディアのタイアップ。菊池寛の小説。映画化やレコード化。25万枚の売上。行進曲というimageは無いけれど、歌詞は興味深い。先端的話題と丸ビル。震災復興の象徴。強ち間違いとは言えない。新宿と小田急。大東京の成立。大宅壮一。30年。モダニズムの担い手、知識人。映画とダンスなどで輸入されたモダニズムを生きる。彼らは弱々しいが、珍しいものを。時代のアンテナ。文化の大衆化。円本ブーム。改造社。現代日本文学全集。新聞を一ページ使った広告。1冊1円。不安、動揺、反逆などの言葉に象徴。同時代の社会は資本主義末期。左翼評論家だった。マルクス主義全盛の時代。総合雑誌にはマルクス主義で資本主義を論ずる。日本だけではない。バーナード・ショー。イギリスは絶望の国。32年の5月。マルクス主義的思考。
第一次世界大戦後の日本の知識人。社会の存在に大きな意義。行政が取り組むべき課題に。都市化。メディアの発達。モダン。時代的傾向。都市文化は大衆に浸透。