F-nameのブログ

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ヒロイズム。

ヒーローが出てくるフィクション作品は極めて多数ある。主人公が活躍し、大概は悪の存在を倒してストーリーは終わる。どの時代やどの地域でも共通した物語の構造なのだろう。そして読み手はヒーローと自分を重ね合わせる。ヒロイズムの高揚感。麻薬の要素があり、日常で疲れた人間に癒しを与える。だが、勧善懲悪のストーリーは、現実社会には皆無と言って良い。歴史的にも存在しないし、これからも無いだろう。物語を読んでスッキリするのは自由だが、現世界に適用することが出来ないことは心の片隅に留めておくべき。