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幼児教育・保育と教師の仕事(現代日本の教師第2回)

幼稚園のことは殆ど覚えていないけれど、手間のかかる子供だったのではないかと思う。今日の幼稚園へのニーズは多角化しているので大変だと感じる。

 

大きな転換点。幼稚園と保育所の二元化。要領や指針などの相違点。親が働いているかいないか。社会の変化に応じて子育てニーズも変化する。一体化の動きが。認定こども園の普及が。幼稚園の機能と保育所の機能を併せ持つ。待機児童解消のための。日本の保育教育は大きく変わる。諸外国でも重要性が認識されている。一般の人の関心も向けられるように。重要性。幼児期に提供する学校教育。幼稚園の教師に。幼児教育、保育の実践における教師の仕事。
幼児教育、保育の意義。ヘップマン氏。人間の年齢。社会的収益率。社会にとりどれだけの見返りがあるか。幼児教育に1ドルの投資。保育に投資することが投資効果を上げる。知識や技術がその後の学習を促進。貧困や社会的に恵まれない子供が質の高い幼児教育を受けた場合とそうでない場合と。受けた場合が、14歳までの学習の到達度が高く。40歳までに5回以上逮捕される比率が減る。幼児教育に投資をすることが社会的に恩恵を。諸外国でも類似の研究が多い。物的環境や保育者のコミュニケーションもあるが、人的環境としての教師。専門性の向上が重要に。
養育保育の基本。幼稚園における養育保育。幼稚園の教師の専門性について議論されたのは最近のこと。即ち基本が認識されてこなかった。お遊戯を教える処?文字や数を?人間的関わりを?これらの活動を教師が教える。教育課程を編成し、指導計画を立てて意図的計画的に。幼稚園教育はふさわしい指導の方法を持っている。幼稚園の目的。義務教育の基礎を培う。すこやかな成長の為に心身の発達を助長する。教育の基本。幼稚園教育要領。特性を踏まえて実施。環境を通して行う教育。健康、人間関係、環境、言葉、表現。それぞれの領域についての内容。指導計画や教育課程における教育活動。日本の全ての幼稚園の教育の基礎。踏まえた上で特性や実体に応じて実践を。48年に保育要領。56年に幼稚園教育要領。環境を通して、とは?幼児を取り巻く園環境の中に教育の価値を。環境への相応しい関わり方を。自ら対象に関わっていくこと。自分自身について学ぶ。直接教えるだけではなく。可能にするために自ら興味を持てるように、長い目で援助を。教師自身も環境の一部として。環境を通して教育を行うために、信頼関係を築き主体的活動を促すこと。遊びを通しての教育。幼児の主体的な活動を促す。外の社会に出る。教師との信頼関係に支えられる安定した関係。受け入れられるという安心感。必要な時に援助を受けて、色々な体験を。やがては自立へと。自らの興味や関心に基づき、充実感や満足感を。社会性の発達。他の児童と相互に係る。集団への参加意識。相互に刺激しあって。意欲を高める。遊びを通しての。遊びが中心の。遊びの特徴。人が周囲の者や出来事と応答、かかわり合いそのものを楽しむ。遊ぶこと自体が目的。重要な体験が多く含まれている。周囲の環境に思うがままに関わる。環境に様々な意味を見出す。想像力を発揮したり、友達とやり遂げたり、自発的な学習。遊びを通しての指導を中心に。総合的な指導。様々な側面の発達を。諸能力が相互に関連しあい総合的に。領域ごとの指導ではなく。レストランごっこ。具体的なimageを持ち話す。様々な材料で料理などを作る。何人来るか考え用意する。遊びに集中して体験することで学ぶ。一人ひとりの特性を通して。大筋では発達のコースは似通っている。しかし個人差も大きい。生活経験も異なる。環境からの刺激の受け止め方も違う。幼稚園教育の基本や実践。
大変専門的。教師の専門性。どのようなことを学んで教師となるのか。幼稚園の教師に。卒業後に学士や修士を取得するのが必要。教職についての科目。教科に関する科目。所定単位を取得。基礎資格を取れば教員になることが出来る。教育の基礎理論。指導法。幼児理解の理論など。教育心理学などの授業科目。教育課程や指導法。幼稚園の場合は総合的に指導する。教育相談の理論。教育実習。環境が変化する中で少し内容が変化。05年以降、発達障害に関する内容も扱うように。2年や4年の学びを振り返る教職実践演習。ポートフォリオを使い自らの学びを振り返り、今後の目標を。現場に出て学びが実践に活かされるのかが問われている。教職科目の観点から。教職の意義。他の学校の専門性と異ならない。教師一般の専門性が問われる。
幼稚園教師の仕事と役割。公的な学校としての位置づけ。教育課程を編成。全期間の教育内容。より具体的な指導計画。年間計画。期ごとに作る。月案や週案、日案など。子供に変化が読み取れるのを期とする。暦が先にあるのではない。先ずは幼児の発達を理解する。指導計画には幼児の実体が書かれ、教師のねらいが。ただ幼児の思うがままに任せれば良いのではない。教育を改善するためにも指導計画は不可欠。1日の教育時間は4時間が基本。心身の発達も考えてある程度柔軟に出来る。預かり保育。幼稚園教育の基本を踏まえて実施。目的達成の為に生活自体を豊かに。教師は子供の登園前に安全点検やcheck。職員。発表して全教員で把握。健康視診をして受け入れを。見守ったり指導したり援助したり。生活に必要な活動を。子供が自立に向かうために。自由な遊びの時間。園環境の中で多くの子供の安全や学びの経験を。自由遊びも様々。10時半前後から片付け。健康領域。11時頃から手洗いやトイレ、一斉的指導。11時40分前後には昼食の準備。当番活動。昼食。食育などの指導を。室内を中心とした自由な活動。13時10分には帰りの準備など。親に引き渡す。元気な姿でお返しするのが重要。教師は休むこと無く動いている。指導案の確認や園内指導も。保育打ち合わせ会。その後の教材研究。預かり保育は在園している子どもたちについて。地域の保護者のニーズ。別の担当者が行うことが多い。教育実践における仕事と役割。幼児の理解。援助指導や環境の再構成。循環的に。幼児理解。様々な集団の規模の中で。読み聞かせの場面などの理解を。保護者と一緒の場面など様々な人間関係を。時間の経過の中で幼児理解を。場面、人間関係、時間の経過などで重層的に理解を。入園からの計画。生活の予想と狙いや内容。言葉にして表現し楽しめるように、など。環境構成。狙いの達成に向けて、意味在る学習が出来るように。環境への相応しい関わり。遊びを展開する中で様々な体験を。発達していく姿を多角的に捉える。幼稚園教育の狙いが。幼児の生活や遊びを。自然に総合的な指導に。環境が崩れ意味が薄れることがあるので、環境の再構築も。共に環境を再構成することも。詳察や評価と記録。瞬時の内に過ぎ去るので、自らの中で経験を再構築する。より良い幼児理解へと。記録を書き起こすことで目に見えない思考や感情を問い直す。教師としての自分は何故それに着目したのか?などについて考えることで幼児理解が深まる。循環的プロセスを通じて指導の質が向上する。実践課程への仕事。子供の将来に大きな影響を与える営み。幼稚園教育の基本を踏まえて。

 

現代日本の教師―仕事と役割 (放送大学教材)

現代日本の教師―仕事と役割 (放送大学教材)