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幼児期の教育の基本(2) -『幼稚園教育要領』と保育内容(幼児教育の指導法第2回)

具体的な保育内容を考えていくのは創意工夫が必要だと思う。まあ書物はあるけれど、幼児の実態にも合わせないといけないから。

 

師岡章。幼児期の教育の基本。幼稚園教育要領と保育内容。幼児教育の指導法。幼児期の教育の目標や保育内容。方法。前提には目標や内容がある。実践以前に何を育てるかを、それに相応しい内容を。其上で展開として方向を。幼児期の目標に加え特に保育内容を。
幼稚園教育要領。国の基準。学校教育法の幼稚園の教育課程など。文部科学大臣が。施行規則。教育課程や保育内容の基準を。64年、89年、99年、08年の4回改定。今の幼稚園教育要領は08年のもの。64年の改定から、文部科学大臣により規範性を有する。法的拘束力を。教員免許状を取得して、読んでいないのはあってはならない。指導法を学ぶにはマスターする必要。幼児期の教育のあり方については文部科学省が。其上で保育所の指針が。改定された08年には同時に告示。保育の基本や内容については全く同じもの。幼保連携型認定こども園教育保育要領も同様。幼稚園教育に限定されない。
幼稚園教育要領。保育の内容。第2章。展開するための狙いや内容。指導内容。5つの領域。健康、人間関係、環境、言葉、表現。5領域。保育士として保育を担う人にも。幼児期の教育を展開する際に保育教育に。5領域とは?趣旨や性格について。初めて示された89年にまで。5領域は89年の2回めの改定時から変更無く。89年の改定時の経緯。それ以前の6領域が関連。56年に示されて64年でも維持。健康社会自然言語など。6領域。89年まで30年以上幼稚園や保育園を規定。園長や主任クラスでも6領域を。当時の文部省は領域は科目とは性格を異にすると。しかし一部では次第に教科的に取り扱うように。体育と同じ趣旨のものに。高度経済成長。核家族化など。幼児教育へのニーズが。幼稚園数は飛躍的に増加。就園率も終戦直後は6%だったが、70年代に入ると50%を越える。新たに設立された幼稚園の一部では小学校出身の人間を。小学校教育の内容が持ち込まれる。80年代になると通園バスや長時間保育などが。当時の文部省内の幼稚園教育要領に関連する会議。適切でない取り組みがあると。誤解を取り除き幼児期の教育の目的に沿ったものへと。89年の幼稚園教育要領の5領域。取り扱いについて指導書。幼稚園教育要領第2章の内容。総合的教育の視点。構成する際の視点。領域はそれぞれが独立したものではない。特定の活動と結びつけることの無いように。総合的な視点。視点としての5領域。当時の文部省の「改定幼稚園教育要領の展開」。育てるものを総括。各領域の関係。幼児の育ちはまるごと。諸側面を分析する視点も必要でその最小の仕分け。発達の側面からまとめたもの。好む遊びとしての砂場遊び。5歳にもなれば高い山を。冬場でも水を使い。じょうろをつかい水を濡らし手で固める。分担も見られるように。他の子供達も参加する。イメージした高さが達成されるとよろこびあう。砂場での山づくり。5領域。たくましく遊ぶ。健康。他の姿も。数人の子どもたちが分担して。人間関係。役割分担の際に入れて、いいよ。言葉に関わる体験も。砂場や砂、シャベルなど。環境。残りは表現だが。室内で絵を描くだけではない。より幅広い内容を含む。山が完成して喜ぶ。身体表現。山そのものが表現作品。つまり砂場での山づくりは5領域全てが関わる。総合的指導の際の視点。5領域は発達の視点。他にも食事場面など全ての園生活にわたって関わり発達も捉える。望ましい経験として設定され6領域とは全く異なるコンセプトで。教科とは違う。教育課程も領域ごとではない。実態に即して独自に展開する?具体的保育内容は自分で作り出す。告示化されているがその内容は大綱化されていて具体的に示されていない。法的な文章として作成されているとき具体化せず大まかに留める。敢えて具体的なものを示さず根本だけに。各幼稚園や教師が実態に即して保育を生み出すことを。なにかの手がかりが必要。一例として東京の桐朋幼稚園の取り組みを。教師からの働きかけに着目して。構造。教師が子どもたちに指導援助していく行為を様々な要素を踏まえて関係を構造として整理。おはようからサヨナラまでの園生活全てで活動を考え大きく3つの層から整理。園生活の主体的分野と設定されている箇所の総合的経験や活動などの層。主体的生活に。子どもたちが互いに興味関心を持った事柄を協力しながら活動を進めていく。様々な体験が。運動会など行事に取り組むなど。遊び。大切な保育内容として。いわゆる自由遊び。誰とどのように遊ぶかの体験。様々な経験が込められている。そのまま大切に視点として位置づけ重視する。題材に因る。教師の方から課題として投げかけたい、絵を描いたり歌を歌ったりリズムで踊ったり。それらも教師からとは言え実際にするのは子ども自身で、自己課題化して取り組む。これらの3つの層が相互に関連しながら。育ちの諸側面、育ちへの視点では5領域が活用。丁寧にまとめて育ちへの視点を。方向性を示す。5領域の態度などが。育ちの諸側面としての観点が。題材に因る総合的な経験や活動など。クラス全体での行事や自由遊び、絵画や音楽的な活動などを貫く視点として。幼児の主体性と集団性。貫く土台で高めていく。各幼稚園や教師は具体的保育内容を設定して。
各幼稚園や教師が設定する留意点。狙いについて。幼稚園終了までの育つことが期待される生きる力。基礎の育成を。心情意欲態度。基礎は3つの観点から構成。心情。心のなかで感じていること。楽しい気分になるなど内面の動きを。意欲。ある物事を積極易な気持ちで。身振りや言葉に。心身の構え。態度とは興味関心を持ったものに触れるなど内面が外に。狙いとは心情意欲と態度により構成。教科学習で数値で測定できるものではない。狙いの説明に続き。内容は指導事項。解説では内容について。教師が指導して幼児が身につけることが望ましい。狙いを達成するために身に着けてほしい姿。幼稚園教育要領解説は幼稚園教育の全体を見通したものなので、幼稚園は具体的なものを。大綱化されていることを物語る。方法論の前に適切な指導内容を具体的に。
各幼稚園や教師が保育内容を設定する際の育ちの観点を。08年の改定時に、近年の育ちの変化に対応して。改定の要点。今日的な保育の課題。領域健康。内容の箇所に食べることを楽しむこと。身体を動かす気持ちよさを。食生活の実情に反映して食物への興味関心を。基本的生活習慣。05年に食育基本法が。食育の重視を。体力や運動能力の低下。基本的生活習慣を。領域人間関係。身近な人と親しみ関わりを。共通の目的を見出し協力して。幼児が自己を発揮し認められる体験を持ち自信を持って。自ら行動する力を。他の幼児と試行錯誤しながら。互いに思いを主張し折り合いをつける体験を。気持ちを調整する力を。決まりを守ること。自信や自己肯定感の欠如に対応。他の幼児と目的を共有して協力して遊ぶ体験を。協同性を。規範意識の芽生えを養う。領域環境。他の幼児の考え方に触れ、自ら考えるのを。知識技能を応用する力を養う。遊ぶ中で新たな考え方を。周囲の環境に進んで関わり思考力などの芽生えを。領域言葉。幼児が自分の思いを言葉で伝え注意して聴くことで内容を理解する。近年のコミュニケーション能力の不足の課題。教師や他の幼児などの話を注意して聞いて考えを言葉に。自らの感動や思いなどが伝われば他の人にも耳を。感動や考えを。思考力の芽生えに。他の人の話を理解する。好奇心なども豊かに。領域表現。用具を整える。他の幼児の表現に。自己表現を楽しめるように。義務教育の基礎を培う。感性を養う。表現するプロセスを。生活の中で絵画や音楽などに触れ感性を養う。作品の出来栄えにこだわらずプロセスに価値を。表現する過程を重視して表現力を。創造力や工夫にこそ。

 

幼児教育の指導法 (放送大学教材)

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食育と保育―子どもの姿が見える食育の実践

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