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トピックス:心理臨床の現場から -(1)児童相談所(臨床心理面接特論(2)第2回)

近所の児童相談所の活動はどうなっているのか気になった。通報が多くなっていると思うので、ケースを捌くのが大変かもしれない。

 

児童相談所。実際の現場での臨床心理士を。仕事についての話を。栃木県の心理職。初めての職場は児童相談所。最初はケースワーカー。元々子供に関する仕事がしたかった。具体的内容は殆ど知らなかった。働くこと自体も初めてだった。行政について分からないことも。車の運転をして家庭訪問を。ドキドキしながら運転。精神保健福祉センター、精神科病院など。福祉領域から医療領域で。4回目の児童相談所。児童相談所の位置づけ。児童福祉法に基づく。児童福祉行政の中核機関。原則的には18歳未満。子育てについて相談に応じ、それぞれの子供や家庭に最も効果的な支援をする。栃木県中央児童相談所。福祉行政の中心。相談調査課など。職員は60名を超える。児童福祉司。保健師や行政職など。最近では弁護士も。電話相談員など。心理職は6名が常勤。児童心理司。知事から任命された職種。児童福祉司。社会福祉の専門性。児童心理司。心理面から。どのような相談が?相談内容。養護相談など。全国の児童相談所。種類別対応。障害相談。療育手帳の判定など。虐待相談。育成相談。非行相談。種類別対応件数。虐待相談が増えている。障害相談も40%以上。虐待ケースが多い。虞犯。法を犯す恐れが。相談業務の流れ。障害相談や育成相談。子供からの相談を直接。虐待相談は関係機関からの。送致。法的な機関が法律に基づいて移管。相談を受け付けると社会診断など。心理診断。行動診断。色々な職種によるアセスメント。各診断をもとに総合的判定を。関係者などに助言を。子供本人のみでなく家族にも。一人ひとりの多岐にわたる診断。多職種によるチーム援助。
児童相談所。児童虐待の通報先。虐待対応をするところ。児童虐待の現状。件数も多い。重要な問題。00年に児童虐待防止法。04年には改正。児童福祉法の一部を改正。定義の明確化。国や地方公共団体の義務。要保護児童についての。児童虐待相談。件数は増加の一途。16年には10万件以上。増加の背景。共通ダイヤルの3桁化。意識が高まっている。虐待件数の内訳。心理的虐待の増加。全体の6割。家庭における配偶者間の暴力が増加しているのが背景。専用の緊急ダイヤル。189番と同じ。通告を受けた後の手順は?虐待対応チームが受ける。調査の方向性が。緊急性に即した対応。48時間以内の確認。軽度の場合は継続指導など。児童保護の対象にもなる。ソーシャルワーカー的な。一時保護。児童相談所で一時的に預かる。2ヶ月が1つの目安。延長は家裁が。集団生活をすることに。保護所から外に出ることはできない。心理職の対応は?直接会う。心理学的観点から。子供が受けてきた虐待の状況や家族状況を聞き取る。子供の安全と安心が。発達障害が疑われる場合も。医療に繋ぐ。保護者の心理状態の把握も。家族の支援。最初の関係づくりが重要。子供を取り上げられているという感情。安全に育つ環境を整えるという共通の目的を。関係性の構築。面接を繰り返していくなかで、社会的支援を考えて環境を整える。ペアレント・トレーニング。子育てを上手に出来るように。
児童相談所での心理職の活動。アセスメントとしての検査。保護者からの申込で発達検査や知能検査を。非行や虐待の相談。各心理士の。バウムテストなど。アセスメントをしたあとの支援は?プレイセラピーなどが基本だったが、緊急性が高まるにつれて認知行動療法などの心理療法を。心理職に求められる方向も変わってきている。効果は?生活が困窮していたりする。親子が通所できるような条件を整える。児童福祉司と児童心理司の相談。家庭訪問などを。アウトリーチ的な。ソーシャルワーク的側面と心理的側面。他機関との連携。保育園や幼稚園、学校との。カンファレンスを。地域の支援機関も。病院や警察、家庭裁判所なども。社会的保護を受ける子供。施設との連携。心理職が配置されているところも多くなってきた。心理士にも子供が心理的にどうか、など。施設の中で心理療法をお願いすることもある。児童相談所の中で一緒に。子供と家族の生活を守るために、様々なケースについて。心理職ならではの視点は?周囲からは心理的アセスメントの必要。行動の特性。子供の発達の評価やトラウマの評価。アタッチメントの評価。保護者の心理的状態も考える。アセスメントに基づき効果を説明する。具体的ケース。定期的な人事異動。児童相談所では長期的な変化に気づきにくいことも。里親委託や養子縁組。里親や里子の体験談。様々な葛藤を経ながら親子の関係を深めていく。親子になる過程は難しい。研修。実際の親子の様子を観察する。子供が家庭に馴染んでいく過程で問題行動が。行動の意味を里親さんに伝える。不登校のケース。子供に全く会えないことも。家族の変化が子供の変化をもたらす。児童虐待。家庭から子供を引き離さなければならないことも。深い葛藤を。学ばせてもらえる姿勢を。今後の取組やこれからの課題。児童相談所はソーシャルワーク的な組織と連携している。生活社会的支援が。心理的ケアの効果を上げる。問題は一つ一つ違うので、合う方法を作り上げるしかない。想像力が必要。これまでの研修。行政の職員として。心理職の専門性を伸ばす。個人の努力も。新しいことを学ぶには個人で準備を。家族旅行についての。トラウマについてやアタッチメントについての。臨床で必要なことを補う。臨床心理士でもあるので理事の仕事も。被害者支援委員会。警察からの依頼で。災害への派遣調整も。カウンセラーなどが。緊急対応は大変。災害支援。セルフケアの為には?仕事上感じたことを荷降ろしする。人と語り合う。様々な感情を持つので、周囲に話すこと。保護者との面接。意見が食い違えば強い批判を。戸惑いや怒りも。関係機関と意見が食い違いスッキリしないことも。職場の中で率直に話し合えることが重要。職場以外でのストレス解消法は?花を植えたり小さい子供と一緒に出かけたり。生活の中でストレスを解消する。どんな職業であれ、専門職として一人前になれるわけではない。今後も学びを続けるための方法を。成長していける仲間を見つける。

 

臨床心理面接特論〈2〉心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

臨床心理面接特論〈2〉心理療法の世界 (放送大学大学院教材)