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研究法(1):面接法(臨床心理学研究法特論第5回)

臨床心理学についてだけど、一般の領域でも有用な知識。

 

日常的にもよく実施されている面接法について。心理学において実践される場合。様々な心の問題を持つ人に対する臨床的面接。調査的面接。この2つのタイプの面接を。より客観的に。構造化面接と半構造化面接。具体的な方法。
心理学においての面接法。一般社会でも用いられる。入社試験。筆記試験では測ることの出来ないコミュニケーションなどの能力を会話から。直接話さないと分からない。英語ではInterview。互いに見る、という意味。互いに見る見られる関係。特徴を探る。面接とは人と人とが一定の環境下で一定の目的の為に。直接顔を合わせる。設定の仕方で話す内容に差があることも。IT機器の活用で幅が広がる。パソコンの画面は共有する空間や身体感覚は把握し辛い。様々な内容が含まれる。話し合い、情報の交換など。
面接の動機づけに。臨床的面接。面接にやってくる人の心の問題を解決するため。査定面接とカウンセリング、支援的な面接。傾聴しつつアドバイスを。心理療法。治療のビジョンに基づく。より幅広く。調査的面接。個人的語りの中から実態などを把握。予め実施する側が枠組や仮説を設定する。仮説検証型。仮説生成型。いずれも非面接者が協力者。動機づけは面接する側に動機が。いずれの場合も信頼関係の成立が重要。ラポール。面接者はどのような気持ちでいるか、共感をする。Interview。面接する側がどう見られているかを自覚するのが重要。
具体的な面接法の内容に。臨床的面接。心理的な問題の解決を。査定面接や継続的面接。査定を中心とする。構造化面接と半構造化面接。査定、アセスメント。見立て。土居によれば専門家の意見をひっくるめて。病状の評価だけでない状況判断を。病理的な面だけでなく、健康の側面を。査定面接における非面接者理解の。基本状況。問題の理解や悩みの理解。人格や性格。人柄。直接的関わり。生育歴。環境としての家族や地域、社会環境。非面接者の情報を。見立てる。最終的に見通しを立てる。身体の病気の場合は見通しが最も気になる。精神の問題でも期待される。構造化面接と半構造化面接の違い。面接の在り方が把握できる情報の質に違い。構造化面接、はいいいえで。客観的状況を。誰か面接者になっても同じ情報を。非面接者の個人的内容に踏み込みづらい。詳しく情報を得ると情報の質に違いが、内面性が。面接の進め方。どのような問題や悩みが何故起きたか。支障は?精神医学的な。客観的診断マニュアル、DSM。第5版。症状を記述的な、操作的な診断基準に。診断基準項目に当てはまるかが問題。ある程度の診断が可能。見分けをマニュアル化。非面接者の固有の事情は見逃される可能性がある。主観的な気持ちが溢れてしまう。人柄などの把握。3つのレベル。第一印象。人と関係を持つ上で重要。相性が良いか。自覚的に取り上げる。相手をタイプ分類。指向性などを。クレッチマーの3類型。気質の特徴。ユングのタイプ論。外向的な内向的か。生活を見分けておくのは対人関係の特徴などを把握できる手がかりになる。自我の働きがどのように機能しているか。衝動性や欲動、倫理観、自我がどのように折り合うか。人格的特徴。どの程度枠組を持っているか。エビデンスを重視する立場からは難がある。継続的支援に必要な手がかり。客観亭な把握の為に心理テストを。三つ子の魂百まで。誕生から現在までの生育歴。大きな手がかり。どのように産まれたか。母乳か否かなど。成長を考える大きな手がかりに。可能性はあると考えられる。対人関係を形成する力を。個人を取り巻く環境。家族などの情報。家族については両親の特徴。兄弟など。三代の家系図を描けるくらいに。地域社会や文化などの把握も。現実には難しいことも。あくまで参考資料。聞き出すことが感情に害を。多重的に理解を。一見バラバラに見えるが、どのように組み立てるかが重要。ストーリーの構築。面接者の課題。ストーリーを読み解く力は人生経験にもよる。非面接者の問題解決の見通しを立てる。
調査的面接。起源はジャーナリズム。現在でもマスコミなどのInterview記事が。8つの点。調査の過程で。求められるべき情報の水準。科学的実証的な。構造化面接。標準化体系化。面接で得られた情報は問題解決に。そのための信頼性が必要。非面接者とただ1回の。短時間で。非面接者が自主的に応じるわけではない。正直に応答する義務はない。面接において謝礼を渡すことを原則。臨床的面接との違い。予め仮説を明確に、仮説検証型。仮説生成型。いずれにしても客観性が重視される。20年代の末に。2000名の生活困窮者に調査。飲酒によるのが60%。先入観が大きな違いが。客観的な面接が重視されるように。ある条件で目撃した情報はバイアスが大きい。誘導の繰り返しで本人が記憶を歪めてしまう。目撃者自身がショックを受けた場合。事故や事件の目撃者の面接は迅速に。面接者が先入観を持つと誘導してしまう。面接のルールとして憶測や嘘を言わないで欲しいと伝える。開かれた質問に。バイアスのかかった反応は避ける。証言の信頼性にも配慮を。信頼性が吟味できるよう録画録音を。同意が必要なのは勿論だが。一般的な評価面接でも重要。司法領域で幅広く用いられている。

 

臨床心理学研究法特論 (放送大学大学院教材)

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