F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

臨床心理学の歴史と展開(臨床心理学特論第2回)

学問の系譜は突っ込んで研究すれば面白いかも。

 

小川俊樹。臨床心理学の歴史と展開。心理学コーナーには臨床心理学の書籍が多い。臨床心理学は急速な発展。時代や文化による違い。クリニカルサイコロジー。フィットマンによる用語。ブントのもとで研究。ジェームスキャッテル。レイモンドキャッテルとは違う。女子学生から14歳の少年について。識字障害。心理学の役割を認識して1896年に。科学心理学。
科学的心理学。学習障害。綴り字障害。1896年にペンシルバニア大学心理相談室を。07年に機関誌を発刊。検査と治療。それらが臨床的に。「臨床心理学」と名付ける。ブント。ライプチヒ大学に心理学研究室を。学術的心理学からかなり遅れて?程なくして臨床心理学の提唱。ドイツでは精神病理学の一部分。精神医学者。クレッチマー。医学的心理学。性格心理学。体格と関連付けた。ヤスパース。医学の為の心理学。99年1月にドイツでは臨床心理士法。心理療法家という言葉が。ドイツ語圏ではフロイトが。1899年1月30日の手紙。混沌とした状態から。臨床心理学と呼びたい。葛藤との関連で。日本の意味とは異なる。イギリスでも同様。丹野。精神分析を。47年から臨床心理学が本格的に始まった。アイゼンクの強い指導。行動療法に基盤。70年代に入りカウンセリング心理学や人間性心理学が。同じ英語圏でも相違があることは英米の心理学の教科書を比べると明らか。ヒルガード。アイゼンク。イギリスでは心理学的医学という言葉が好まれていた。直接的表現でなくても。アイゼンクの人格理論。マイケルアイゼンク。フランス語圏。最初に用いたのはプラパレート。応用心理学としての。実験心理学の知見を応用。ラガッシュ。応用心理学としての。個人を研究。面接と心理査定。ラガッシュの指摘する臨床心理学。フランスの伝統。ウィットマンとも通じる。臨床心理学の事例研究と密接に関連。臨床心理学の祖。事例研究を重視。ウィットマンは学習障害児の事例から。フロイトは鼠男。ジャレ。マドレーヌ事例。普遍的な法則を出す事例研究。一般原則を。レビン。フランスの臨床心理学は心理学者であると同時に精神医学者であることが。心理学と医学を修めることを推奨。ラガッシュ。臨床心理学の始まり。名称がなくても実質の研究は行われていた。心理学的個人差。
実質から見た臨床心理学の発展。臨床心理士の専門業務。査定、面接、援助、調査研究発表。臨床心理査定と臨床心理面接。
臨床心理査定の歴史。心理診断。個人差への関心から。心理的機能の個人差。方法は運動能力や観察閾値など。ジェームスキャッテル。実験心理学的ではあったが、1890年にメンタルテストという言葉を。フィットマン。キャッテルは知的機能の測定には成功せず。フィネ。知的に遅れが在ることもの教育に付き知能検査を作成。精神年齢で知的機能を表す。聴覚障害などの教育が開始された時期。フィネ式知能検査。知能指数の概念。IQ。アメリカで16年に提唱。成人の知的機能を測定できない。ウェクスラー成人知能検査。世界で採用される。知能偏差値で知的機能を。知的水準も3種のIQで。検査対象により成人用などの3つに。認知心理学や教育心理学の知見が取り入れられて改称。検査結果に衝動などが。知的能力以上の包括的能力。パーソナリティが。改定前の類似問題。絵画配列。ウェクスラー式。パーソナリティ検査。投影法など。諸外国では分類が違う。投影法という概念はロールシャッハ。言語連想検査の総称として。ロールシャッハは21年に。物語作成法。言語連想検査は05年に。刺激としての単語。文章完成法が頻用。代表的投影法検査。描画法も投影法の代表。芸術。バウムテスト。描画で人を描くものは多いが。採点方法は26年に発表。PFスタディ。質問紙法。人格目録。ハサウェイとマッキンリー。43年に。精神疾患の鑑別診断の補助からパーソナリティの理解に。基準関連型の質問紙法。作成者の理論や構成概念的妥当性。キャッテルが16PF。アイゼンク。MPI。87年に18の性格特性を調べるCPI。5つの性格因子で説明できる理論が提唱。誠実性などを測る。コストマックレイ。投影法は50年代以前。客観性に乏しい批判があるが。精神鑑定や鑑別審査では欠くことが出来ない。質問紙法は50年代以降。客観性から望ましい。客観的パーソナリティ検査。民族性などの問題が。世界で共通な5つの性格特性。そうはいえないという批判が。記銘力など神経心理学的検査。ゲシュタルト性。大脳機能に基づくという仮説。45年の視覚記銘検査。computerによる課題の提示。精神的医学的診断。DSM3。精神疾患と訳が変る。構造化診断面接法。客観的な。包括的なものよりも抑うつ尺度などのアセスメントが盛ん。臨床心理士の業務としての面接の歴史。長い過去を。心理療法やカウンセリング。医学だけではなく宗教や哲学も。臨床心理面接の歴史をパラダイム別に。シャルコー。催眠により症状が引き起こされる。ヒステリーには催眠で治療。心理面接の発展をもたらす。フロイト。催眠を用いてヒステリーの奨励を。自由連想法を開発。暗示現象の観察から無意識の。精神分析理論。夢判断など。心理療法についても解説。精神分析は様々な学派を。分析心理学や対人関係論などと。学習を重視する行動療法。条件付け。古典的条件づけが汎化。恐怖症。ジョーンズは幼児の恐怖心を消去。学習により不適応行動を修正。アイゼンクなどにより。行動療法の誕生。精神分析を激しく批判。リラクゼーション技法を用いた。自己主張訓練などに広がる。意識を中核的な概念とするカウンセリング。2つの立場に。自立的で主体的個人を。人間的心理学。ロジャーズ。51年に来談者中心療法。カウンセリングは専門的な。180度転換して非支持的で受容的な。共感性、誠実性、無条件の関心。人の成長する力への信頼。人間性心理学。第三の波。精神医学者からEuropaの中では提唱。現存在分析。夜と霧。フランクル。46年にロゴセラピーを。心理劇。ゲシュタルト療法。実存主義的立場。ロジャーズの考えは心理学の他の分野へも影響。エリス。先行経験をどのように。ABC理論。合理情動療法。論理療法。認知を見直す。ベック。うつ病の専門医。特有の考え方が。変化させることで。認知療法。最も話題を呼ぶ。認知行動療法。CBT。医療の場でも心理療法の歴史。医療性の違いにも留意。アメリカでは第三者支払い者という保険会社が重要。短期間でのブリーフ療法など。
日本の臨床心理学の発展。アメリカの歴史と同じ。第二次世界大戦後のアメリカの心理学の影響。臨床心理学の戦前の蔵書はなかった。一般的言葉ではなかった。戦後に急に増える。51年に出版。教育心理学の中に。実際は教育心理学という下位分野で。臨床心理学のロールシャッハ・テストはすでに研究されていた。学術誌は教育心理学研究。まずは性格心理学などで。精神病理学など医学系で。多岐にわたっていた研究が臨床心理学のもとで。88年の臨床心理士。地域援助など。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)