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研究法(6):効果判定法(臨床心理学研究法特論第10回)

様々な科学領域がクロスしているのがよく理解できた。

 

望月聡。効果判定法。臨床心理学的介入の効果。
臨床心理学的介入における効果判定。どの程度の効果があるか。クーパー。研究が分かっていること。有効である。心理療法を受けた人は苦悩が少ない。薬物と同様の効果。費用対効果。本物の実効性。認知行動療法は効果がある。クライアントの関与の程度、最も強力な予測要因。積極的な関わりが効果を高める。セラピストの関わり方は実際的特性よりも重要。セラピスト側の要因。ポジティブな。心理療法の技法は有益な一部。根拠と成るデータが必要。もたらす結果、オリエンテーションの程度などを。臨床心理学的介入。心理療法やカウンセリングの効果は?クライエントにとっても重要。52年のアイゼンク。批判的な展望を。8053のケースを。精神分析で治療された患者は44%の改善率。薬物療法は64%。受けていない人は72%。自然治癒の方が効果が。心理療法を用いなくても著しく改善。治療の成果、アウトカム。効果研究。治療の最中のプロセスのどの側面に、プロセス研究。メタ分析、メタアナリシス。シュミットら。77年に心理療法群と統制群。受けている人の方が改善。52年の研究論文と同一の研究を再分析。83%に改善。治療待機群などに比べて。様々な心理療法の学派に違いはない。メタ研究。統計的分析。量的に効果を示す。最初に提案したのはグラス。3つの水準。原著論文での分析。二次的分析。原著論文とは別にデータを分析。メタ分析。実際に行う手順。問題を定義。対象となる文献を探す。研究の成立と過程を。コーディング。文献を読んで効果量などを抽出。質を分析。統計解析。結果を解釈。複数の結果を総合する手順が明確。記述的レビューよりも洗練的に統合。研究結果の関連を。多数の研究からの収集の。労力がかかり専門的知識が必要。理論的研究や質的研究などは対象に出来ない。妥当性の問題。りんごとオレンジ問題。ゴミを入れてもゴミしか出ない。引き出し問題など。
効果量。メタ分析においては依存しない効果量を。標本効果量の式。介入群の平均値マイナス統制群の平均値。グラスのδ。コーエンのd。心理療法の前後。治療前平均値マイナス治療後平均値。0,5の分だけ差が。d検定。t値を求め有意差があるか統計的分析を。有意差の統計的検定。求められている効果量はどの程度差があるか。コーエン。効果アリと効果なしで。オッツ。介入群と統制群。人数をカウント。介入効果アリの人数。介入効果なし。介入効果アリの比率を。統制群のオッツ比。計算式として。実際に計算練習を。オッツ比が大きいほど。
エビデンスに基づく実績。システマティックレビュー。効果量という値で。エビデンスに。EBMにおいてはメタ分析の結果が重視。コクランによる提唱。エビデンスを正しく用いて最善の判断を。最高のエビデンスを技能として困難などに対する共感と結びつける。明確な根拠を。RCTを用いる。被験者を無作為に割り当てる。グループ間で症状が均一。統制された手法を用いる。無作為化などをモニター。治療方法に持続することを確認。エビデンスに基づく実践。心理学における介入方法にも。最大限の入手可能な手法と背景についての。特定のクライエント集団に効果。15年からは更新作業が。随時公開。成人の注意欠如多動性障害。統合失調症など。多種の障害。認知行動療法、行動療法、対人関係療法などのリストアップ。研究による指示。システマティックレビュー。RTC。効果が客観的に示される。
プロセス研究。治療の成果アウトカムを指標に。しかし効果研究は効果のみを。どの側面かは不充分。過程を研究する。「プロセス研究の方法」。やり取りの研究。クライエントの変化の仕組み。何が起こっているか。クライエントの行動、主観的体験。成功失敗と関係したやり取りなど。効果と変容の。幾つかの次元。諸側面。プロセスの種類。テーマ、やり方など。心理療法に効果があるか、アウトカムではなく側面を。より実践に即して事柄を。統計的数値のみが対象だったが、クライエント側の。Interviewや質問紙など。課題分析においては、面接の逐語録を。取り組む作業を集め変容の。作業モデルを開発。方法全般について「プロセス研究の方法」。クーパーの「エビデンスに基づく」。研究の成果や具体例。
脳機能画像に示される心理療法の効果。アプロンの著作。脳機能に関しての言及。心理療法は対象となる精神病理に関する脳機能に影響を?心理療法は精神薬理学とどう異なるか。同じような効果がある様々な心理療法が脳機能を?心理学の研究とは異なる観点。脳の機能。05年のレビュー研究。行動療法と強迫症などについて。最初期。92年の。強迫症患者の9人の。薬物療法介入群に対し。PET。96年にはシュワルツら。認知行動療法の結果。知見を再現。社会恐怖の6例。認知行動療法群などの違い。パニック症に対するもの。大脳の外側より脳の内側の部位の変化。うつ病患者を。04年の研究。外鬱症。認知行動療法介入群。大うつ病性障害。PETを用いると血液の量の。機能的脳画像研究。脳の活動状態を測定。03年のパケットら。限局性恐怖症の12例に対し集団認知療法群など。参加者の脳画像。認知行動療法群。PTSDの認知行動療法についても。心理療法と機能的脳画像。心理療法の前に。治療に反応した者と反応しなかった者。脳の変化を測定。心理療法や薬物療法に振り分ける。デザインを。心理療法や薬物療法の治療反応性に関する検討が可能に。神経科学や精神医学だけでなく心理学にも。サイコセラピーリサーチなどの雑誌。システマティックレビューも為されている。それほど研究数が増えている。脳部位間の関係。強迫症などの障害を扱う。どのような脳部位の機能の変化を。機能の改善とされる脳領域。心的外傷後ストレス障害により健康な人と比較。脳部位に違いが。心理療法の前後での脳部位の変化。中前頭回など。心理療法が影響を及ぼす。心理療法と脳機能の3つの問。精神病理に関連する脳部位の活動状況を変化させる。心理療法とは脳の活動状態を変化させる。薬物療法とも比較が。積み重ねが。新しい研究知見を。
海外の研究者が多数。論文の確認を。

 

臨床心理学研究法特論 (放送大学大学院教材)

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  • 作者:小川 俊樹,望月 聡
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: 単行本