F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

心理療法4:パーソンセンタード・アプローチ(臨床心理学特論第23回)

日常生活にも応用できそうに思う。

 

小野けい子。パーソンセンタードアプローチ。人間中心のアプローチ。カール・ロジャーズと。非支持的療法などと名称が変化。発展過程に沿う。クライエント中心療法。エンカウンターグループ。パーソンセンタードアプローチ。各々の成立過程など。
クライエント中心療法。日本ではカウンセリングの基本的態度とされる。クライエント中心。クライエントの自由と自己決定。クライエントの自己実現。医学的発想からのコロンブスの卵。フロイトとユングも医師。治療者は医師であり、医師の指導的役割が前提だった。ロジャーズ。伝統的医学理論から自由。成立まで。ロジャーズはピューリタンの家庭。科学的農業が影響に。農業の持つ性質と通じる。世界学生宗教大会に。家族からの心理的自立を決意した。結婚して両親からの独立を。臨床心理学と教育心理学を専攻。変遷しているがやっと長いモラトリアムが終わる。28年にニューヨークの児童研究部に。12年間臨床実践に。既存の理論への違和感を。一時的効果しかない。クライエントの行動を解釈するのに慎重に。やさしく伝える。手に負えない子供を持つ母親。いくら面接を重ねても洞察させることが出来ない。一旦治療の中断を。ドアを歩きかけて、大人のカウンセリングはなさいませんの?と。絶望的な結婚生活を。そこから本当のセラピーが。ロジャーズは傷つけているのは何であるか、どの方向へ進むべきかなどを、解決策はクライエント本人が握っているはず。40年に教授に。クライエント中心療法の考えを。特定の問題を解決するのではなく、統合されたやりかたで対処できるように。現在に焦点を。成長が治療の中へ。42年の論文「カウンセリングと心理療法」。非支持的療法として。技法として支持を与えないやりかたと誤解され批判を。生のやり取りのテープレコーダーを使ってのことも画期的。45年にシカゴ大学に。51年には「クライエント中心療法」を。その他著書を。現在に至るまでカウンセラーの基本的態度として。方法を確立。
クライエント中心療法の理論を。成長仮説。人間は本来自己実現傾向を持っている。対人関係の中で解放される。有機体の中の1つ。自己実現傾向。安心する人とのつながりにおいて。自己理論。パーソナリティを図式的に説明。全体的パーソナリティ。心理的緊張の強いなど。より適応した。自己構造。自己概念。個人の特性や対人関係についての型。自分自身の認知の総体。経験の円。経験が直接受け取られる。様々な感覚器官を通して。内臓も含む。流動的に変化。変化している場。自己構造と経験が重なる。一致している。対人経験が歪曲して認知される。自己構造と矛盾対立するが故に否定されている。適応と不適応の説明。心理的不適応の状態に。セラピストの態度条件。セラピーの中の6条件。セラピストの条件。2人の人間が心理的接触を。パーソナリティの変化は対人関係の中で。知覚されていることが。クライエントと呼ぶ人は傷つきやすいなどの状態に。不一致を。傷つきやすさは不一致の状態で心理的混乱を。他方のセラピストは統合されている状態に。クライエントを前に歪曲したりせずに。肯定的感情だけでなく否定的感情も。自己と感情の一致。セラピストは無条件の肯定的配慮を。受容。肯定的配慮に値するかのフィルター無しに。尊重される経験を。クライエントは自分の一部として。内的照合枠を肯定的に捉えクライエントに伝える。内的照合枠に沿って正確に知覚。あたかも自分自身の。巻き込まれない。言語化することで混乱した思いを整理。無条件の受容などを伝える。関係の中で存在するのだから伝わっていなければ。自己一致。共感的理解。広く受け入れられ重視。治療的人格変化。
カウンセリングの目指す。最高に実現された状態。自分の経験に対して開かれている。防衛性とは対極にあり。否定的な感情経験を。全ての経験を意識する可能性がある。歪曲するのと対極。全ての象徴化。自己構造は経験と一致。理想とする状態。自己構造は流動的なゲシュタルトに。知覚心理学の。経験だけでは自己構造も流動的に。判断評価するときに自分自身で。いかなる価値の状態も持たない。色々な状況に時々の新しさに対する。有機体的な価値付を指針とし信頼に値するものと。様々な状況を意識化。相互に肯定的配慮を。充分に機能している人。自己構造も流動的に。間違ったときも認めて正しくする。
エンカウンターグループ。治療的人格変化。集団についても。集団療法を。エンカウンターグループに取り組み。facilitator、促進者。記録映画。「出会いへの道」。一般の人が心理的成長を求めて。臨床機関外で。集中的セッション。宿泊合宿。1グループは7人から10人で。リーダーは経験者で。臨床心理学者でなくてもよい。心理的安全を確保。全人的関わり。感情衝動を含んだ。
過程。代表的な15段階。模索。facilitatorは自由にしてくださいと。しばらくは沈黙が。社交的会話を。バカバカしいと思い自己紹介の提案などが。個人的表現。私的な自己の。過去の感情を述べる。時間的空間的にグループ外を。否定的感情の表現。今ここで。否定的感情が多い。個人的に意味のある事柄の表明。我々というイメージ。モヤモヤとした気持ちを。対人感情の表明。黙っていないでなど。信頼の気持ちが。グループ内での援助的働きかけ。自己受容の段階。ありのままの自分を。仮面を脱ぐ。互いに見せかけを止める。フィードバック。対決。援助的関係の出現。悩んでいる人を援助しようとする。互いに。基本的出会い。メンバは真理を語り親密に。強力な変化を可能に。相互信頼相互理解。繰り返されると自信に満ちた。行動の変化。互いに優しい援助を。
パーソンセンタードアプローチ。活動はエンカウンターグループに。個人からグループに。より健康な人に。教育現場などへと応用範囲を広げる。70年代から。人間と人間関係の成長促進に。社会問題への取り組みなどの全体を。国際間の紛争にも効果があると。73年には北部アイルランドについて。86年にはアパルトヘイトの差別の解消を。国際平和への貢献で。87年に亡くなる。ロジャーズは自分の発見した原理を応用。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

  • 作者:小川 俊樹,倉光 修
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 単行本