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音の響き(音を追究する第9回)

良いコンサートホールで聴く音楽は、独特の響きがあるものなのだと思う。

 

千住キャンパス。今いる場所。東京芸術大学の千住キャンパスのスタジオB。Aより少し狭い。14畳くらい、天井が4.5メートル。音を出すようなアンサンブルの授業や録音、ドラマなどのセリフや効果音を。立体音響の実験。壁が特殊な感じ。放送大学のスタジオの壁とは違う。音が変な響きになるのを防ぐため、布が貼ってあるところなどが。向き合う面が違う。スリットで跳ね返る。音の高さが変わる。部屋の中の音の響きはどのように決まる?直接音。それだけでなく、部屋の中の床などで跳ね返って耳に入る音も。間接音。ありとあらゆるところから。無響室を除き。机の上からも跳ね返る。人間からも。多少吸収もするが。全く響きのない部屋は経験がないが、自然の中で音がないのはあまりない。音の世界では実験をするために吸音材を用いて全く音が響かない部屋を。無響室で、全く響かなくて素っ気がない。直接音だけ。間接音も入るとより響く。広い場所で演奏しているように。無響室の音に響きの音。教会で。小さな部屋かどうかが分かる、木に囲まれているなど。数値的に残響は?1秒に達しない。普通に生活するリビングルームや教室。直接音だけだと沢山の楽器だと迫力がある?沢山の音が聞こえると怖い?コンサートホールで複数の音を。無教室だと無機質かつ不自然。響きの有無で大きい。直接音は音源がハッキリしている場合も。間接音はありとあらゆるところから。直接音の音源が見えないような場合は?人間の場合は視覚が大きい。見えなかったとしても何処から聞こえるかは分かる。耳の構造。何処から音が来るかを敏感に。後ろからなど。ホール。響くホールや響きが悪いホール。残響がいい感じで残る?間接音がどれくらいたくさんあったり少なかったりするか。反射。音というのはエネルギーなので壁から戻る反射、壁の状態によりすべて反射するのではない。コンクリートは殆ど。カーテンなどの布地は吸収される、吸音。布団だったり柔らかいもの、熱になって消費。透過の状態、反射も吸収もせずに通り抜ける。ホールみたいな遮音の問題。音響設計。遮音を最初に考える。壁を厚くしたり音が漏れない工夫を。間接音の絡みで吸音を。心理学の実験で外から音の入らない、刺激のない、感覚遮断実験。人はどれくらい耐えられるか。耳がつまるなど変わった体験。無響室も。壁の反射を無くす。人間は普段の生活の中で響きのない状態はあまりない。囲まれている、外から守られている。そういう安心感。壁の在る状態。響きがある。洞窟で過ごす時の。無防備な状態は不安定に。耳の細胞。音が来ると脳に伝える。無音になると感覚器が誤動作を起こす。自分が音を出す現象が起こる。耳鳴りみたいに、無音なのに音が鳴ると感じたりする。残響時間がある程度ないと不安。残響を利用するのは?教会みたいなところは牧師さんが説教を、天の声として降り注ぐようになるように作られる、天井を高くするなどして、そういう音響効果を。演奏される音楽も上から降り注ぐように。日本の鳴き龍。日光の。天井と床との間で音が反射して行ったり来たり。音が全て跳ね返る。響きが続いていく感じ。残響効果を。音が広がる感覚。狭いか広いか。残響が長い教会みたいなところは音楽が限られる。色々なところで流れるが教会ではバッハなどのミサ。貴族たちの食事の際に。場所があって相応しい音楽というより、付属品としての音楽から音楽のために聴く。モーツアルトやベートーベンの時代から。その頃は何百人のスケールの小型のホール。ウイーン郊外のハイドンが流れたホール、2,3百人くらい。遮音や吸音の仕組みは無かったけれど、よい響きだった。たまたま?作ったものが音楽に合っていた。シューボックス。ニューイヤーコンサート。うなぎの寝床みたいな。音は独特、響きがキメの細かい。残響が。傾斜が急なのでコンサートとしては使い心地は良くないが、残響が良い。あまり前後に長いと残響が長い?遠いと言っても大きくはない。ある程度大きくするとなるとシューボックスの細長さだと難しい。近代になってオーケストラの編成も大きくなると、お客さんも入れないと収支が問題に。段々畑みたいに客席を。日本のサントリーホール。自分を中心に客席を取り囲む。ローマのコロッセオ。真ん中は低くて周囲が高い。円形なので何処からも見える。聞こえてくる音の聞こえ方は前と後ろで違う。好みの問題だが。色んなホールがあれば選択肢が広がる。ハイドンの曲はあまり大ホールで聴く音楽ではない。マーラーなど大編成だとそれなりの大きさが必要。発表会ではやるしかないと思う。客の入りで残響も違ってくる。演奏会を行う時に何を演奏するか、ホールをセットして決める。音楽のジャンルによって相応しい響きが違う。人間は吸音の要素は高い。特に冬。コンサートホールでは調節出来る仕組みを備えているところもある。響きを減らすなど。演奏では響かせる弾き方を。向かないケース。ハイドンをやるのなら大きくないほうが、マーラーは逆。クラシック音楽を演奏する場所と、ポップやロックをやる場所。クラシックは楽器自体の音をお客様に届ける。ポップスやロックは電気的処理で、部屋自身は響かせずにスピーカーで調整。ロックをクラシックの場所でやると難しい。響き過ぎたりもしてしまう。ポップスをメインとする場所でクラシックはあまりやらない。響かなくなったり。音楽的に不満。残業を付加したりもするが。屋外でオーケストラの演奏を。当然響かないので、スピーカーで残響を足す。音楽の為でない環境で。多目的ホール。Beatlesの武道館。60年代の音響的な施設もあまり良くなく大変だった。何をやっているのか観衆も演奏者もわからなかったが。オペラハウス。声としての言葉としての。視覚的に見やすい場所への配慮。社交の要素も。演奏者から観衆も見えたり。視覚的な要素と音。音に包まれた感じ。心地よさ。間接音がどれだけバランス良く聞こえるか。拡散音調。均一に密度は高く。色々と壁の形状を工夫する。周りから音がどのように聞こえるか。

 

音を追究する (放送大学教材)

音を追究する (放送大学教材)