F-nameのブログ

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専心。

研究に専心する、などと用いる。昔の大学教授は気楽な稼業とされるのが一般的なイメージであった。自分の関心がある分野の研究に勤しんでいればそれで足りるという。まあ太平洋戦争前の遥か昔なら実態を示していたと言えるかもしれない。しかし私は88年に京都大学法学部に入学して8年居たが、既に教員の方々は多忙だった。研究だけ出来れば理想だと誰もが感じていただろうと思うが、研究者志望の人間や学部生への教育をしないといけなかったり、公的機関などに関与したりと忙しいように感じられた。それは法学部に限ったことではない。そして現在の大学の人間は極めて多忙になっているのは周知のとおりであろう。何しろ人手が足りない。今必要なのは改革と叫ぶことでは無いはずだけど。