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東日本大震災の報道で語られないこと。

東日本大震災から今日で9年が経過した。報道では新型コロナウイルスに加えて震災絡みが多く語られる。復興が進んでいるのと進んでいないのと。当然ながら復旧は進んでいる。常磐線が全線復旧するのも明るいNEWS。しかし避難者数は数万を数えるし、福一もスケジュールはあるものの先は見通せない。津波など亡くなった人間は多いし行方不明者は居るし経済的被害も甚大だったので、報道でもそのことが語られる。当然の話しである。ただ私が当日に衝撃を受けたのは津波でも原発事故でもない。首都圏の帰宅難民である。地震のマグニチュードは9.0であった。幾ら震源が遠いからと言って影響が少ないわけではなく、首都圏では鉄道が不通のままになった。遠距離の通勤をしている人は多い。当日の晩にTwitterを見ていると、自宅に帰れない人間が多くいる。関西に居る私は何も出来なかった。9年前の話だが、日本どこでも怒り得る話である。現在の私は何とか徒歩で出勤することもできる環境にはあるけれど。高校時代に妙見夜行登山という行事に2回参加して一晩に50キロ歩いたことがある。合理性は無いように見えて、遠距離を歩く訓練にはなっているのかもしれない。