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音楽と情報学、音楽と脳科学(音楽・情報・脳第1回)

学際的な分野を学ぶのは面白そうだが、パラダイムを理解するのには時間がかかるかもとも思う。

 

各学問分野を結び合わせる情報学。感性情報。見えるラジオ。
科目の特徴。音楽とは?音環境の中の。音による芸術。音楽を作る。鑑賞する、受信する側は?定義は極めて難しい。音楽を構成するのが音であることには異論は少ない。聴覚の内容。音楽に対してできるだけ客観的科学的に。音としての側面を重視し、音を情報現象として扱う。情報を受信する脳の反応。
研究する学問。音楽学。人文科学的。情報学的approach。情報現象、生命現象として。物理的には空気の振動。生命科学として。脳科学で結びつける。物理的振動としての音。反応の仕組みと結びつける。声や道具を作って、快感を。音と音楽を区別する。聴覚情報。脳の報酬系の活性化。音楽理論などを無視するものではないが、比重は高くない。純粋芸術と差別化しない。活性反応。感性情報。心、脳の働き。日本ではプラットフォームがクラシック音楽に。今から二三百年前の音楽。しかし日本の音楽についてどれほど知っている?知識の偏りがある。急速な近代化の中で作られた状況を反映。音楽教育。学制公布から。音楽取調掛。西洋音楽が学校教育に導入。音楽を考えるプラットフォームが西洋音楽中心に。日本の音楽人類学。わらべうたや沖縄音楽の研究。日本伝統音楽。世界の民族音楽。日本音楽の独自性と重要性。音楽の授業にわらべうたが。歌声は文化圏によりどれほど異なるか?ブルガリアポリフォニー。震えのない真っ直ぐな声で。コブシも特徴。強い響き。日本人の声と似ている。近い音の和音が響く。音の高さの揺らぎが少ない。ベルカントとは異なる。不協和音。歌声の概念を変える。ジョージアの男声合唱。かつてのグルジア。ユニークな合唱文化。とても精密に。ストラヴィンスキーが絶賛。オペラの発声では成り立たない。中村とうよう。世界各地の大衆音楽を紹介。クラシック音楽以外の様々な音楽の情報が入ってくる。ワールドミュージック。西洋音楽を基準にするのではなく。地球音楽の全体を偏り無く捉える。西洋音楽を個性的な民族音楽の一つとする。
音楽、情報、脳を連携させる。情報学的に。基礎にある音の物理構造を。脳の状態を調べる。様々な困難が。脳に快さなどを起こさせるが、計測法が充分に整備されていない。非侵襲的。傷や痛みを伴わずに。脳波計測、PETなど。いずれも医療のためのもの。脳機能の計測に使うのは不都合が。計測される人にとっては恐怖感を。そのままでは自然な反応を計測できない。ストレス反応をはかることに。被曝量の制限が。ドラム缶のような大きな音。報酬系の活性化を妨げる。計測ストレスに埋没する。如何に自然な状況に近づけるか。計測環境をどのように解決するか。生理学的手法、心理学的手法、行動学的手法などを合わせて。成功例に着目。科学的客観的アプローチ。一つに集中するのではなく。一人の研究者が、複数の分野を。大変難しい。
高度専門的。17年のウエーバー。目隠しを出来ない人は学問には縁遠い。他の専門分野を見ないようにする。高度な専門分化が。あまりにも先鋭化。地球環境などの複雑な問題には対応が遅れる。研究者の単機能化で弊害が大きい。専門分化した学問。単一固定的な。問題解決形式。問題を解決することが研究。できるだけ沢山並べて並列的に。どれかに割り振る。良質な出力が。整理された文明社会。原理的に分野間に空白が。視野の狭い専門家だけだと、空白地帯が必ず出来る。単一固定モードの限界。個人は他の分野については見ないようにして。多岐に渡る専門家には莫大なコストがかかる。入力問題主導型。伝統的な地域共同体。ソフトウェアの形で用意。必要な時だけ立ち上げ、終わったら解体。泥縄式。どんな問題でも入力されば対応できるが、立ち上がりが遅く、質の問題もある。ハイブリッド問題解決。それぞれの限界を克服する。頻繁に入ってくるものは準備しておき、頻度が少ないのはソフトウェアの形で用意しておく。専門領域は持ちつつ専門の壁を超える。学術技術のみならず芸術にも。目隠しを外すことが必要。感性情報の反応も含まれる。自己言及性から解放されるのは困難。研究者自らの感性反応が。音楽活性を持つ。全方位型の活性を意識する。分野超越型のアプローチが必要。複数の領域に跨る研究の場合、敷居が高いのは当然。どうやって避けることが出来るか?パラダイムをインターフェースにする。異分野の知識のコツを。トマス・クーン。物事の認識の枠組や概念の枠組。天動説と地動説。専門領域の基本的枠組は専門性を超えた形で説明できる。普通の言葉で述べることが出来る場合が殆ど。このような理論の枠組がパラダイム。専門外の分野に幅を広げる場合の糸口。パラダイムについての説明。
科目の構成。脳神経系の仕組み。感性情報の受容時の。生物学的視点から。音の変化を捉える脳の仕組み。情報構造を可視化。ハイパーソニック・エフェクト。日本伝統音楽。共同体の土台に。文化伝播の。感性情報が。祝祭儀礼で発生するトランス。コンピュータの発達。音環境の変貌。新しい役割。

 

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)