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日本の領土問題(国際理解のために第11回)

日本の領海の問題は、エネルギーを殆ど自給できていない国にとり重要なこと。

 

高橋和夫。「海」という童謡。基盤科目。日本の領土問題。試験。一般のListener。最後の3分の1。
領土。領海問題も含んでいる。それが大きい。日本は陸上で他の国と接していない。陸上国境がない。ヨーロッパではあっけなく国境を超える。陸上で接するということは肌で接しているということ。ドイツの周りにある小さな国ではヒシヒシと圧力を感じているのかも。陸上国境。国境線の重さと軽さ、不思議さ。北方領土問題。4つの島。竹島問題。韓国が実効支配。尖閣諸島の領有の問題。日本が実効支配。領土問題は存在しない。沖ノ鳥島。日本のものだが、島じゃなくて岩ではないか。中国と韓国など。排他的経済水域は岩では設定できない。
領土というもの。周りに領海。独立国家の場合は主権が及ぶ。主権というのは何者にも従わない権利、最高の権利。主権国家は誰の言うことも聞く必要がない。領海の少し外までが接続水域。国の領海ではないが。その国が検疫を強化したり密貿易の取調をしたり。更に外側に排他的経済水域。主権国家だけが経済活動を行う権利が。排他的。問題は領土は明らかだが、領海がどれくらいの広さなのか。通常は3海里までと考えられていた。1海里は1852メートル。3海里は海岸線まで6キロ弱。幅が何故3海里なのか?昔の大砲の届く範囲と国際法のテキストに書いてある。技術の進展の問題。テクノロジーの発達で議論が。それに合わせてもっと広くという主張。第二次大戦後、トルーマン大統領が宣言。アメリカの大陸棚。比較的水深の浅い。アメリカが。石油や天然ガス。領海の外まで伸ばそうとする。第二次大戦後の主張の流れを作ったのはアイスランドも。かつてデンマークが支配していたが。53年に領海の幅を12海里まで広げたいと。元々4海里と主張していたが。世界中がビックリ。漁業に依存している国。遠洋漁業の技術が発達すると、外国の船がやってくる。12海里。具体的に追い出そうとしたのはイギリスの船。72年には50海里と言い出す。その後75年くらいから200海里と。イギリスの漁民の反発。厳しい対立。タラが一番取れる。魚を揚げたのとポテト。フィシュアンドチップス。新聞紙のインクがつく。イギリス海軍の派遣。アイスランド海軍はそれほど大きくない。大英帝国がタラ業を守るためだけど大人げない。北海道より大きいくらい。人口は35万人。旭川は34万人。なんとなくアイスランドの主張を認める雰囲気に。タラ戦争。冷戦の時代。コールド・ウォー。ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン。排他的経済水域という概念が。アイスランドが大きな役割。200海里が限度。先鞭をつける。排他的経済水域の重要性。海底の資源や軍事的な意味も。
海底資源の問題。海底2万マイル。ディズニーの映画の主題歌。ディズニーシー。海の底に潜る。海底資源。日本の排他的経済水域にどんな海底資源が在るか。開発はハイテクな技術が。ピンポイントで場所を特定して掘るのが可能に。日本と中国の間の尖閣諸島の周辺に1000億バレルの石油が。イラク並みの。本当にあるかは議論が。周辺では石油天然ガスの開発を行なわれていない。実際の開発。日本と中国の排他的経済水域がぶつかる。日中間の中間線が日本の主張。中国は沖縄トラフ。遥かに日本側に入ってきて天然ガスの開発を始めている。日本の企業。民間なので国際法の安定していないところには入りたくない。天然ガスや石油の資源が背景。日本も石油を依存しているが、中国も同様。石炭が多いが環境に悪影響。環境負荷が大きい。できるだけ減らしたい。あるいは再生可能エネルギーで。尖閣の沖に石油が在るならなかなか取り下げできない。エネルギー。日本の広い排他的経済水域では色んな資源が眠っている。海底熱水鉱床。メタンハイドレート。コバルトリッチクラスト。海底熱水鉱床。海の底に火山のように熱水が噴き出す。マグマにより熱せられた高温の水が。様々な物質が周辺に沈殿して溜まっている。金、銀、ゲルマニウム、銅、亜鉛など。レアメタルは中国に依存しているのが現状。天文学的な金額になる。コバルトリッチクラスト。南鳥島の周辺に。マンガン、ニッケル、銅、コバルトなどが分布。マンガンが固まってフットボール状に。島の周りの排他的経済水域。海底に眠る。マンガン団塊。70年代末くらいからアメリカが実験的に回収する技術を。沖ノ鳥島はあくまで島と日本が主張。どの国の排他的経済水域にも属していない公海にも。誰のものか。70年代から議論が。公海の底にあるのは人類固有の財産。共有の利益として使うべき。しかし資本も技術もない。持っているのは超大国アメリカ政府や企業。皆のものになればアメリカは莫大な投資をして技術を持っても何の利益も無くなる。国連海洋法条約の存在。アメリカは署名していない。中国との関係で意味がある。基地を作ったり島を作ったり。国際秩序に違反していると中国に。中国は署名していないことを論難する。何故署名しないのか。公海の海の底にあるマンガン団塊などの資源が誰のものなのかの問題。人類共有の財産か決着をみていない。メタンハイドレート。低音で強い圧力でメタンが何らかの形でシャーベット状で。取り出せないか。様々な調査研究を。地上に回収して有効に利用できれば天然ガスを取り出せる。海外から高い金額を払っているが、天然ガスを輸入しなくて済むかもしれない。日本の領土問題は領海問題。排他的経済水域の問題。海底の資源の問題。海の底は本当に深いが、人間の欲も深い。アイスランドのビョーク。

 

国際理解のために (放送大学教材)

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