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北方領土問題(国際理解のために第12回)

北方領土問題は国際政治の力関係に絡むのを実感した。

 

アイヌ語の歌。お互い愛し合う。北方領土問題。元々住んでいたのはアイヌ民族だった。色んな議論。印刷教材。どちらの議論が正しいかではなく。どういう議論があるのかということを。検討材料を。基本的考え方。4つくらい。ロシアからは?アメリカなどは?ドイツは自分の失った領土への考え方は?将来どうなるか?
孫崎享。幾つかの書籍。12年に「戦後史の正体」。92年に「カナダの教訓」。カナダ視線のアメリカ。
領土問題。ロシアの見方は?ソ連の言い分は、解決済みと。そもそも存在しない。日本側では明治時代に合意していて固有の領土。ソ連は戦後処理の問題。ヤルタ協定やポツダム宣言などの合意では千島はソ連のものだと。北方領土は千島に含まれると。サンフランシスコ講和条約で日本は千島を放棄したが、それに北方領土は含まれるか。吉田茂。前日に主張したが通らないで放棄した?ロシアになっても認識は変わっていない。従来の条約の継承を宣言する。どうして日本では報道されない?もともと考え方が歪んでいる。主張が離れていって力点が移り変わる。マスコミはそのまま報道して良い?すぐに変換される雰囲気。国民に正直でない。日本のマスコミは、官庁など情報ソースの元に密着的関係が。リソースをそのまま報道する。独自調査のウエイトが小さい。そのまま報道することになる。
アメリカ。テヘラン会談。イギリス大使が部屋を案内してくれる。アメリカの分析。日本国民は大戦末期にソ連が攻めてきたのはアメリカの要請。アメリカ兵の死者があまり出ないように。満州はソ連が片付けて欲しい。その代償として千島を占領して良いと。恨みはアメリカに向いていないのは不可解。海兵隊。上陸作戦。日本兵が死ぬまで。もう嫌だ。何とか戦争は止めたいと。そもそもからアメリカが絡む。
マイ・ウェイ。フランク・シナトラ。孫崎享先生のTwitter。フォロワーが沢山。5万2千人。冷戦の終結。ソ連が東ヨーロッパ諸国を制圧していた。主権の制限。ブレジネフ・ドクトリン。85年にゴルバチョフが。ペレストロイカ。国内改革を初めて、東ヨーロッパをどうするか。これからはシナトラドクトリン。東ヨーロッパはマイ・ウェイで良い。冷戦の終結の魁。国際法的には日本に厳しい。ヨーロッパではドイツがソ連と戦争。ロシアの死者は2千万人以上。ソ連の主張だが。ドイツの統一の問題。東独を取り返す。何故?プロイセン王国の領土が現在のポーランド領に。ポーランドの東側はソ連に。アルザス・ロレーヌ。領土問題は凍結してヨーロッパの国として生きる。政治イシューにはしない。戦後体制を崩壊させることは出来ない。領土問題からできるだけ離れて影響力を。ベイカー、父ブッシュがマイ・ウェイをするのか?ハンガリーが国境を開けるとドイツ人がオーストリア領になだれ込む。東独からハンガリー、策の除去でオーストリアに。ベルリンの壁の崩壊より先。ゴルバチョフの登場で彼を説得すれば良いと東欧諸国は考えた。新しい理念を持つ。
日本はポーズだけだろうと警戒心の方が強かった。ソ連は経済的にも困っていた。もう少し進展させることが出来た?80年代前半までは領土問題は存在していないとしたが、アメリカが日本ソ連に働きかける。日本からお金を出してくれる為に、問題を解決する空気を。橋本エリツィン対談。もう少し変わった形が出来たかもしれない。歯舞色丹。基本的には北海道の一部。国交回復期には平和条約を締結したら返して良いと。合意ができやすい。一度に解決するのではなく。国後択捉は歴史的事実を踏まえて公平に。第三者を入れても良い。二段にする。二段階返還がプラス。56年に合意に近づいたがしなかった。何故?ダレス。二段階返還になると、沖縄をアメリカは返さない。米国の文書、イギリスの文書。領土問題を残すことで日本とソ連はあまり親密のならないように。鳩山政権ではソ連に近づいていたので、楔を打ち込む。56年の合意はアメリカの反対がなければすんなりいっていたかもしれない。冷戦の時代に日本を抱きしめておきたいと考え、日本はそれに乗った。教科書には書いていない。山川の日本史。ポツダム宣言の詳細の記述がない。サンフランシスコ講和条約の詳細も。千島の記載はない。公平だと思っているが、重要な情報が記載されていない。メディアの問題と教科書の問題。想像以上に問題。孫崎享先生の本も読んでほしいし、根拠となる文献にお。北方領土問題を考える視点を。

 

国際理解のために (放送大学教材)

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