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戦後東アジアの地域秩序(1)(東アジアの政治社会と国際関係第12回)

現在の東アジア地域(勿論日本も含む)を理解するには歴史の経緯を理解しなければ。

 

川島真。地域別の理解を踏まえて戦後史の俯瞰を。地域の秩序、歴史認識。
アジアの独立と南北問題。国民国家の独立。経済的文化的な宗主国からの自立。しかし簡単ではない。ナショナリズムを強化したり内政不干渉を主張したり。宗主国は敗戦国家たる日本。しかし日本の影響力は強く、日本色の脱色を。韓国や台湾。日本との関係の管理。次第に日本との関係の強化を迫られる。52年に日本が独立。新しい外交関係を。中華民国が日本との関係を再構築。大戦後の接収。中国と朝鮮半島、ベトナムに分断国家が。朝鮮半島の接収。中国では国共内戦。ベトナムも南北に分断。38度線と台湾海峡が。反共を目印に連合を。個別に安全保障関係を。国民国家の国民統合。民族統一を互いに。多くの離散家族が。国境の内側を国民として。海外渡航の制限。移動も活発で無かった。分断国家が相手を批判して統一を目指す。分断した相手方を意識したナショナリズム。コラム。朝鮮半島。
熱い戦争。軍事科学経済の面で支援を。特にアメリカは戦後復興に対し援助。アメリカは憧憬の的に。戦前のイギリスとは異なり植民地経営を行わず、基地を置いて影響力を。反発もあったが。反対運動。安全保障の面で、横の安全保障条約でなく、ハブ・アンド・スポーク関係を。重要なのは沖縄。72年まで占領下。市民生活の反発。米軍基地は変わらず。東西両陣営の対立だけで説明は出来ない。先進国家とアジア・アフリカの諸国。南北問題。新興の独立国家。南の発展途上の国、第三勢力。中華人民共和国は第3勢力にも高い関心。平和五原則。55年にはバンドンでアジアアフリカ会議。平和10原則。現代に至るまで。第三勢力の影響力は限定的。国家内部での勢力闘争や対立。中国やインドの対立。結束が大きく損なわれる。50年台からのアジア。動きは活発でなく、民主化もされていなかった。韓国や台湾では総動員政策。分断と対立の。非武装地帯。多くの地雷が。交通の遮断。海上の境界線は合意できていない。台湾海峡。アモイの眼前の金門島。華僑の郷土であったのが、最前線の軍事基地に。巨大な拡声器。テレサ・テンのカセットテープ。60年台になると制度化された軍事行動、儀式化。熱い戦争の象徴。交流の窓口。緊張緩和の時期も。香港は中国への中継地。双方の情報が入手できる。イギリスは中国の放送を傍受。日本だけが民主国家。共産主義や社会主義を奉じる。大変危険?日本の印刷物を避けようとする。寛容な日本は危険。北朝鮮は楽園?帰還運動。文化大革命を称揚。日本は別として、開発独裁政権が。アメリカからの経済援助。中産階級の成長に合わせて民主化を。
東アジアでは東西南北の対立枠組み。日本の台頭を踏まえて。68年。中国ソ連の対立。ASPAC。ソウルで会議。反共の国の連合。アメリカは含まれていない。71年に機能を喪失。61年に東南アジア連合を。67年にアメリカが投資をして、ASEANがバンコク宣言で設立。いずれも反共の国家。反共の性格。アジアの国との関係を重視する姿勢が日本にも。67年のアジア太平洋構想。三木は東西問題と南北問題。アメリカとアジア。日本が架け橋に。簡単ではなかったが。高い関心を。旧宗主国に変わり日本が経済的にも関わりを。東南アジアの平和的発展が求められる。アジア太平洋はオーストラリアからも。フレーザー首相。援助が主眼の枠組みに留まる。75年以降は日本もコミットメントを。福田ドクトリン。日本は平和に徹する。東南アジアの国々に相互信頼関係を。78年の大平政権にも受け継がれる。二分するのではなく対話や相互理解を。太平洋共同体セミナー。PCC。80年代末からのAPECに。
冷戦終結と東アジア。89年に中国ソ連の和解。90年代初頭にはソ連の崩壊。79年のアフガン侵攻。新冷戦の終結。80年代。冷戦終結後につながる要素も。社会経済。半導体を軸とした情報革命が始まった。半導体はグローバリゼーションを起こす基礎に。半導体産業。パソコンや携帯に至る。資本主義国陣営が主導。アメリカは苦しんでいたが、日本が半導体産業の成長を担う。情報革命に対し社会主義国はキャッチアップ出来なかった。東アジアに大きな影響。東アジアの社会主義諸国の政権の崩壊?ドミノ現象の危惧。反共が結集の軸にはならず。中国と国交を結ぶ国も。境界線の変化は無かった。南北朝鮮。交流の素地が。北朝鮮は核開発を。新しい地域協力の枠組みを。NIES。大きな枠組みは変わらず。38度線と台湾海峡。ハブ・アンド・スポークの体制の維持。ソ連の脅威が減少したが、核などの中国への危惧。中国脅威論。中国を対象にした安全保障体制。日本の周辺事態法。中国や北朝鮮の軍備の。セキュリティジレンマ。新しい緊張を。日本とNIESの経済関係は緊密に。世界の工場。アジア諸国の経済発展。日中韓ASEANが水平型のサプラ-チェーンで。雁行形態論ではなくて前の国にキャッチアップ可能に。水平型の分業。様々な産業で重層的に。東アジアという地域は1つの機能として結ばれ、外への拡大も可能。
分断国家があることが東アジアの特徴。ハブ・アンド・スポーク体制と社会主義陣営。熱い戦争を伴う冷戦。国内体制の問題。国民国家の形成。相手方への批判。2回の変動。中ソ対立。アメリカの中国への接近。キッシンジャーの訪中。反共陣営の反対を押し切り日中国交正常化。台湾と断交する。日米安保条約や基地の重要性は変わらない。冷戦の終結前後。安全保障の枠組みは欧州と違い変わらない。南北問題。植民地であった地域から多くが独立。戦闘があった。主権や独立を尊重して先進国に対峙。香港の存在。政経分離。経済的環境による枠組み。ASEANが重要な役割を。日本は80年代の東アジア経済を牽引する。半導体産業の担い手。アメリカは民主化を求める。政策の調整で民主化が進む。中国は民主化を受け入れない。

 

東アジアの政治社会と国際関係 (放送大学教材)

東アジアの政治社会と国際関係 (放送大学教材)