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朝鮮半島(2) -冷戦終結と北朝鮮の核問題(東アジアの政治社会と国際関係第11回)

朝鮮半島の問題は日本にとって重要なのは当然。国が消滅するとか議論は色々あるが、半島が無人化されない限りは付き合いは無くせない。

 

平岩俊司。朝鮮半島。冷戦終結と北朝鮮の核開発。韓国と北朝鮮朝鮮半島の分断状況が長く続くことを前提として、それぞれ政権の安定度を高めようとする。金日成政権は軍隊、イデオロギーなどの暴力装置や恐怖が北朝鮮。韓国では激しい政治変動が繰り返される。60年代までは北朝鮮が優位。その後、韓国は経済成長を背景として半島は韓国有利に。決定的にしたのが社会主義陣営の崩壊現象。冷戦の終結。北朝鮮は受け入れられず。核とミサイルで体制を維持し国際的に挑発を。南北の力関係の変化と半島情勢や国際関係への影響。
朴正煕暗殺後の韓国。軍部の政治介入を終わらせることを国民は期待。朴正煕の維新体制を否定?大統領代行。憲法に従い改革を。維新体制はともかく、軍部の政治介入は維持したい。金大中、金泳三など。活動を容認。危機管理政府として。三金。ソウルの春。軍内部では盧泰愚などの第11期生を元に粛軍クーデター。81年5月に全土に戒厳令が。学生幹部らが逮捕。全斗煥が実権を掌握。大規模なデモと市街戦。軍を投入。光州事件。全斗煥は自ら大統領に。全斗煥は80年代始めの新冷戦で幸運を。強権的にも関わらず、共和党の政権下で対米関係と対日関係も改善。経済的混乱も収束しソウルのオリンピック決定も。光州事件は国民の不信感を残す。北朝鮮は80年で金正日が後継者に。チュチェ思想塔などでアピール。高麗民主連邦共和国構想を。韓国での民主的政権を求める。83年は暗殺を。ラングーン事件。自作自演劇としたが、ビルマなどが国交を断行。国際的非難を。南北の評価に差が。民主化の声。憲法改正を。後継として盧泰愚を。反発して全国で抗議デモ。盧泰愚は87年に大統領の直接選挙などの8項目の民主化項目を建議する。629民主化宣言。大統領選挙は4名の候補で。候補の一本化は出来ず盧泰愚が勝利。大統領選挙魔もない総選挙で与党は大敗し、学生紛争や労働運動で政権運営は苦しく。巨大与党民自党を誕生させる。北朝鮮ではチュチェ思想の論文を発表するなどアピールを。北朝鮮を一つの生命体として永遠不滅の政治生命を。ある種の国家有機体説。擬似的な血縁集団として体制維持を。
87年の韓国の大統領選挙直前、大韓航空機撃墜事件。韓国はオリンピックを成功させる。ソ連や中国の参加は打撃。89年からは東欧やソ連の社会主義の崩壊。北朝鮮にとり経済交流が絶たれる。韓国はソ連と国交を正常化。北朝鮮は日本やアメリカとの関係改善をしようとしたが、前提として韓国との関係の良好を求める。南北高位級階段で南北の国連同時加盟。南北基本合意書。自主平和民族大団結。南北の和解や不可侵について。北朝鮮は日本との関係改善も。金丸信の訪問をきっかけに国交正常化交渉が。日本側が李恩恵問題を提起して難航。北朝鮮に衝撃的事件が。92年の中国韓国の国交正常化。明らかに韓国優位に。契機として日本との交渉を中断。核問題を全面に押し出しアメリカ一本に。韓国では盧泰愚と手を組んだ金泳三が与党候補として勝利を。軍との協力で政権についたが軍事政権の可能性を排除。文民統制の徹底など韓国軍の改革を。金泳三の支持率は急上昇する。後継者問題に変化が。党を中心にした権力継承が軍が主に。一部が金正日に。93年には朝鮮人民軍最高司令官を。軍における首位に。北朝鮮の体制維持のために軍と手を組む。北朝鮮は国際的孤立を。92年に核査察を。疑惑が深まる。93年3月にはNPTからの脱退を。第一次核危機。危機は回避されるが疑惑は深まり経済制裁の議論が。対決姿勢を強める。緊張はピークに。94年にカーター元大統領が訪問。軽水炉への転換などが議論され交渉再開に。米朝交渉が開始。初日に金日成が急逝。南北最高首脳会談も消滅する。米朝交渉が再開。合意枠組みでは軽水炉発電へ転換、関係正常化などが合意。95年には軽水炉の供与をするKEDOが発足。北朝鮮は長期に渡り最高職空位が。北朝鮮経済も厳しい状態に。95年96年の水害で食糧事情も悪化。苦難の行軍精神で革命意識の高揚を。97年に党総書記の。先軍政治が強調される。経済状況については厳しいが、国際援助もあって徐々に改善。
韓国の金泳三政権の末期にアジア通貨危機が。金大中が大統領に、IT先進国の成果を。金大中大統領は日本との関係も。日韓共同宣言、日本文化の開放を。日韓共催。太陽政策という宥和政策を。首脳会談を実施しノーベル平和賞を。北朝鮮も変化を背景にロシア中国との関係を修復。イギリスなどども関係正常化。アメリカとの関係も改善傾向に。しかしアメリカの大統領選挙の混乱とミサイル問題が。ブッシュ政権は核ミサイルに加えて人権問題も。同時多発テロ以降は悪の枢軸とする。北朝鮮も対決姿勢に。小泉総理が北朝鮮を。日朝平壌宣言。その後の対応は日本を納得させず。02年10月のケリー国務次官補に。第二次核危機。盧武鉉候補が大統領に、太陽政策の継続。経歴から国民に人気が。しかし少数与党で弾劾を受ける。しかし一定程度安定。シャトル外交を展開して03年から六者協議。05年に共同声明。全ての核兵器の放棄を。関係改善も目標と確認。資金洗浄の疑いで口座を凍結。六者協議の中断。06年でノドンやテポドンなどの発射。06年10月9日に核実験。制裁を決議。中国との非公式協議で六者協議の再開を。アメリカも金融制裁解除の方向に。六者協議も一進一退。中断状態に。韓国経済の悪化。盧武鉉政権の支持率も悪化。07年ではハンナラ党の候補が大統領になると。李明博。構想の実現を掲げて圧勝。経済界出身の。しかし支持率は低下。南北関係でも具体的成果は上げられず。日本との関係で慰安婦問題で溝は埋まらず。竹島に上陸。天皇陛下に非礼なことも。日韓関係の悪化。北朝鮮では金正日が死去。
最高指導者の死は唐突に。09年始めから後継の準備を。金正恩が後継に。形骸化していた党が軍を統括する。支えるために数名の後見人が。11年に金正日の死去。12年の生誕100年を記念して。ロケット発射を。三度目となる核実験を。水面下で粛清が。新たな権力の核心を。15年に党大会の開催を発表。金正日体制は危機管理体制だった。朴槿恵大統領。父の暗殺の後政治家に。12年に与党候補として当選する。経済民主化をテーマに。支持率は低下。対外政策も一定の成果は上げたが日本との首脳会談は15年までなかった。冷戦の終焉により朝鮮半島の国際情勢は複雑化。核開発で劣勢を挽回しようとしたが問題は難しくなる。様々な要因により複雑化。日本は?東アジアの立ち位置は重要だが、朝鮮半島の情勢は重要。

 

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