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経済社会を考える(経済社会を考える第15回)

消費と産業の性格がどのように相互に絡み合って変化するのかは突っ込んで考えておいた方が良さそう。

 

間々田孝夫。坂井素思。第3段階の出現。信頼性。ソーシャル・キャピタル。消費社会と産業社会全体について。経済社会の現代的特徴と今後の在り方。消費社会と産業社会。経済社会全体の。消費社会と産業社会の関係。
消費社会。捉え方。きちんとした定義を。人々が消費に対して強い関心。消費が様々な影響を。3つの要素。物質的要素。精神的要素。社会的要素。消費社会というのは高い水準の消費。必要性を超えた豊かな何不自由無い生活を。歴史上画期的。先進諸国では20世紀の何処かで。各国の相違もあるだろうけれど。それぞれの時代の構成要素として何時でも同じ状況で?時代により要素の濃薄や在り方が異なる。着実に変化。消費される物が増えて中身も変わる。更に精神的要素や社会的要素の変化。3つが関連しあって。現在の消費社会の達したところを。発展的。歴史的にみてどのような消費社会の変化が?アメリカでさえ100年に満たない。日本では50年を少々超えるくらい。その中での変化。3つの段階に。それぞれどのような特徴が?第1段階。当初の時期。消費社会は産業社会と密接に。産業化が起こって大量の物資が生産できるようになったことによって。消費の水準を高く出来た。製造の為の必要水準に留まらなかった。人々は衣食住を中心に様々な消費を増加させる。豊かの実感を。工業的の恩恵。洗濯機などの家電や合成洗剤。耐久消費財を中心に目新しいものが普及。これまでにない便利で快適な生活を。量的な増加を。快適さを目指す。消費が大きく伸びる。精神的要素と実際の消費の在り方を。物質的要素と精神的要素。第2段階の特徴。転機を迎える。ただ消費量を増やすだけでは満足しなくなった。新しい消費財も乏しくなる。消費社会に関連の在る社会問題が出現。消費社会に警鐘を。様々な消費が試された試行錯誤の時期。混沌として時期の後、2つの傾向が。精神的充足を求める消費の傾向。社会問題に対処しようとする消費の傾向。文化的消費。消費を通じて楽しさを実現する。便利で快適なだけでなく。趣味娯楽など。付加されたデザインにより直接精神的充足を。20世紀の末に。見せびらかしや流行の消費と独立して追求される。社会的消費。コスト安の国に依存。環境問題や南北問題が。加害者でもあり被害者。消費者が消費行為を変えることで問題解決に向かう。20世紀の終わり頃からフェアトレードなど。ネットワークを。現代の消費社会に相応しい。両立可能。第3の消費文化とする。文化的消費と社会的消費の傾向。今後消費社会はどのような方向を?文化的消費。必然性を持つ。社会的消費。多くの社会問題を解決するための。2つの必然性を同時に実現。引き続き第3の消費社会が強まる方向に。着実に広がりつつ在る。文化的消費が心を満たし、社会的消費で社会問題を解決。まだ相当な時間がかかる。状況が充分に理解されていなく、別の方向に引き摺られることも。消費を増やせば良いことがある?目新しい道具があるとそれに飛び込む。流行には従わなければ。第1第2の消費文化も存続。しかしそれだけではいけない。第3の消費文化がないと安定しない。消費することで何が起こるかを消費者も産業界も考えなければならない。
産業社会。どのような社会か。生産ということを中心に。人間関係の総体。労働や資本、技術革新。人間はホモファーベルの性格が。物を生産することに特徴が。産業社会と言えるのは近代社会が。手工業から移行する少し前。工場が成立。労働や資本の集積。産業革命。18世紀半ばころから。ヨーロッパで。3つの段階に。第1段階。産業の時代。ビジネスの時代。信頼の時代。物的生産が中心となる。産業の時代。近代の産業社会。人間が作る。ホモファーベルの生活を受け継ぎ、科学技術を産業のレベルに高める。紡績業や繊維業。次第に素材産業から加工産業に。大量生産が起こり、規模の経済が形成される。利用して自動車産業や家電産業が。流れ作業による産業生産システム。産業の時代には労働意欲を維持する産業精神が。維持するために組織を管理する観点が重要に。他者を支配し操作するヒエラルキー、階層組織。マネジメントを発達させる。効率重視のテーラー主義。管理思想が反省される。Communicationの重視。バーナード。支配される側の意欲や自発性を重視する。第2段階。産業の特徴も継続したが、加えて金融という特色。サービス産業中心のビジネスの時代。アメリカのサービスの生産に特徴。無形的生産。貯蔵が困難。労働集約的で生産性が低いのが特徴。生産の効率が良くない。現代の社会まで続いている。それにもかかわらず就業者の比重が高まる。何故?補完する産業の特徴。情報サービスなども。産業構造の変化。ビジネスの面で。顧客を重視する思想が。金融業が支配するサービス産業の中で定着。ビジネスの定着、信用という考え方。他の人の資金を利用。金融業や商業を通して。リスクも伴う、金融危機。スタンダード石油のトラスト。金融的革新。第2段階から第3段階の変化。最後に残るのは人々の人間関係。不確実な点や危機が。乗り越えた歴史が第3段階に。恒常性を持って発展してきた企業や市場がおかしくなる。規模の経済が拡大すると不確実な状況が生じる。オルソンのParadox。プリンシパルエージェント問題。情報の非対称性。組織内の動機づけが不確実に。大規模化の限界。ネットワークを築き他者との関係形成で乗り越える。組織の中で重要なのが信頼性の担保のための専門信頼。他者との関係で信頼性を担保。最終的には信頼性は全員が信頼する。程よい関係性を。ネットワーク信頼。円滑にすることが重要。
消費社会と産業社会、異なる側面から。需要の側と供給の側。密接な関係を。循環し合う。社会システム。消費社会と産業社会の第1段階。物質的要素の呼応。消費革命や産業革命など多くの連関が。代表的な例。大量消費と大量生産という呼応関係。アメリカで。先行してイギリスやドイツ・フランスでも。日本にも。T型フォードの大量生産大量消費。大衆層の機能的な価値。第2段階。サービス消費とサービス生産などの呼応関係。例。脱物質主義。無形的価値を重視。金銭文化が浸透してきた現象。記号的消費や差異を求める消費。過度な市場支配。第3段階。消費社会の社会的消費とネットワーク信頼の呼応関係。不確実な要素の増大。マイナス要因が。それに対抗。具体的動き。グリーンコンシューマーリズム。フェアトレード。利己的な自分勝手ではなく、社会的配慮を。信頼性の基礎が必要。長期的継続的な取引。外部的作用が社会的消費を支援。
現在の経済社会の枠組み。消費と生産。一定の呼応関係を。消費行為の特徴。産業社会の構造変化。消費と生産の経済活動が社会の基礎と関連。経済社会の中で。第2段階から第3段階の構造変化。どのような方向性を?不確実性が。あまり論じられていなかった。一歩踏み出した。仮説の域を出ないけれど。並列しながら見ていく。

 

経済社会を考える―消費・産業の様式(モード)とアンサンブル (放送大学教材)

経済社会を考える―消費・産業の様式(モード)とアンサンブル (放送大学教材)