F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

情報モラル教育(情報社会に対応した学校教育第6回)

地域の人たちも関心を持つことが必要とされるかもしれない。

 

堀田龍也。情報モラル教育。内容と具体的対応。
情報モラル教育とはどういう内容か。児童生徒を取り巻く情報環境。沢山のメディアに囲まれて生活。TVでニュースを見て天気予報を見て行動を決める。メディアの特性で情報が少しずつ違う。TVでニュースが。放送時間の制約ですべての事実を報道している訳ではない。新聞も紙面に制約が。Internetで新聞を。速報性がウリ。必ずしも正しい情報が常に発信される訳ではない。後で書き直したりする。個人のblogで見解や感想を発信する。必ずしも真実とは限らない。あくまで本人の見解。特性を知った上でメディアと共に暮らしている。そのことを児童生徒にも理解させる必要がある。自覚が児童生徒にあるかが問題。
情報モラル教育の必要性。現代はInternetや携帯を使って仕事や生活をしているが、子供もInternetや携帯を体験している。大人はメディアが無かった頃の判断の仕方を知っているが、子供の頃から常識がまだ発達していないうちにInternetや携帯を体験している。良い使い方をすれば生活を豊かにも出来るが、メディアにより様々なトラブルが起こっている。犯罪にも巻き込まれる。被害の対象が児童生徒の場合もある。情報モラル教育の必要。特に最近では学校裏サイトの問題が。文科省の調査でも非公式のサイトが日本の学校の数とほぼ同じ数ある。どの学校にも噂を流すWebサイトが。そこでネットいじめ等も。情報モラル教育を家庭や学校でも。生き延びていく児童生徒の為に。
情報モラル教育というのはどのように定義されているか。平成23年度24年度からの現行の学習指導要領の総則編。情報モラルとは?適正な行動の考え方と態度。考え方を身につけるには、考えのもとになる知識とその活用の方法が必要。態度については身につけて初めて態度変容が。知識の習得や活用法を知り、考え方や態度の変容。モラルという言葉。日常生活では従来から重視。今までのモラルの教育の上に、情報社会で必要となるものを足したもの。情報技術や情報社会の特性の知識。知らないまま利用すると、相手を傷つけたりモラルを逸脱する行為や安全を脅かす行為に。モラル意識を持っていたとしても逸脱が。普通のモラルの教育の上に情報社会に関する様々な知識が必要。
情報モラル教育の範囲。5つに分けて。他者への影響を考える。情報モラルに限らないが、人と人とのcommunicationの間に情報技術が挟むと影響が拡大する。人権や知的財産権など自分や相手の権利を尊重する。従来から重視されているが、匿名性のある掲示板などでは人権無視の発言が。知的財産権の観点から言うと、デジタルでコピーが簡単なので知的財産権の侵害行為も簡単に。自分で理解し抑制する教育が必要。情報社会での行動に責任を持つ。従来からの社会での行動に責任を持つことに、情報面がプラス。情報社会では思ってもいないことが起こることを考慮する。危険回避など情報を正しく安全に利用できること。ネット詐欺などの被害を回避する知識を。computerなどの情報機器の使用と健康との関連性を理解。networkや携帯などを必要以上に使うことで、睡眠不足になったり、繋がっていないと不安になったりする心理状態を。ネット依存。携帯依存。健康への問題の理解を。情報モラル教育は大変広い範囲を扱う。
情報モラル教育の教育をどのような学習活動により進めていけば良いか。6つに分けて例示。networkを利用する上での責任を考えさせる。授業の中での全ての教育活動で。家庭でnetworkを利用する場面を思い出させて学習指導する。基本的なルールや法律を理解し、違法行為の結果について考えさせる。理解する内容は基本的なルールや法律、知識として教える。著作権法など。それぞれの法律やルールを逸脱すると様々な問題が起こる。そのケースについて考えさせるという学習活動。知的財産権などの情報に関する権利を尊重することの大切さを考えさせる。どの児童生徒も情報を発信するとそこには知的財産権が発生する、そのことを理解させる。トラブルの主体的な問題解決を考えさせる。対処の方法についての知識。泣き寝入りしないように自分でどのように対応するか。多くの場合は相談することになるが。基礎的な情報セキュリティ対策について考えさせる。パーソナルな使用。自分の責任で対応を。健康を害する行動について考えさせる。使いすぎ使い方に注意。考えさせる学習が必要。実際に遭遇する場面について考えさせる。判断に必要な基本的な知識をしっかりと教える。
情報モラル教育の学習指導。発達段階。発達過程。教科。情報モラル教育の学習指導。分野。5つの。情報モラル指導カリキュラムに基づく。新学習指導要領に書かれている内容とほぼ同じ。これらの分野について発達段階に応じて。結構難しい。発達段階。情報モラルについての発達は一概に語れない。同じ学年でもメディア接触については個人差が大きい。携帯所持をしているかいないかなど。危険に陥る確率も違う。地域差もある。携帯の普及度。大都市圏では小学生の7割8割が。地方都市では1割2割。普及度は個人差ではないし発達段階でもない。社会状況を考えないと適切な指導時期を無失う。タイミングを考える必要がある。実態を把握して各学校で実施時期を判断する。参考になる指標を幾つか。相手のことを思いやることが出来る年齢は幾つくらいか。低学年くらいだと自分の欲を我慢するのがやっと。中学年だと相手のことも考えて順番を守る。相手の立場を考える譲るのは中学年高学年。個人差もあるので一般論だが。普段の発達。どういうモラル教育が何歳ごろに。世の中の仕組みを扱わざるを得ない。年齢が何歳くらいかが指標に。社会科。12年生では生活科。3年生や4年生では公共物が在るということ。4年生や5年生。消費者の概念や情報の発信する仕事があるということ。6年生で法律や裁判が。1つの目安に。一般的な実態や学習指導要領の指導内容を把握した上で実態を把握して個々の子どもの状態も把握を。
新学習指導要領について。総則に情報モラル教育が。各教科等の指導にあたっては児童が情報手段に慣れ親しみ入力するなどの基本操作や情報モラルを身につける。小学校や中学校。身につける。かなり強い言い回し。習得する。全ての子供がきちんと理解してそれを活かして社会生活を。学校や教師は最新の情報を入手して指導を。アンテナの高さが大切に。携帯電話の利用について。家庭との連携を図りつつ。学校でやることが明記。持ち込み禁止の問題。そうしたからと言って教育が不要になる訳ではない。道徳。道徳に情報モラルという言葉が使用。内容との関連を踏まえ情報モラルの教育に留意を。解説書。ネット上の書き込みのすれ違いなど、礼儀の問題や友人関係の問題。法や決まりの遵守。情報機器を使う場合は匿名性に伴い人間関係に負の影響が。道徳では必ずしも取り扱わない事項。使用法の演習は違う。Internetの使用も。行動の具体的練習も主眼を置かない。道徳の性質上、心を扱うのが望ましい。小学校の総合的な学習の時間。Internetを用いる教育が多数。中学校の音楽や美術も。肖像権や知的財産権。保健体育。健康との関わり。中学校の社会科や国語科。適切な場面で指導を。学習指導要領を読み込んだ上で必要に応じ情報モラル教育を。
指導体制。学校と家庭との連携。情報モラル教育の指導体制。情報モラル教育の実施主体。家庭教育。保護者の責任で。家庭に本来の責任が。学校においても学習指導要領に。生徒指導、学習指導の2つの観点。学習指導。教科に応じて。生徒指導の日常でも行われることが多い。社会での教育、法制度において検討が。規制などの整備。どれも大事。それぞれの立場で実施し連携を。実態把握を行うことがとても重要。道徳編の解説。学校や教師は子どもたちの実態や影響についての最新の情報を。動向の把握は学校の役割。家庭との連携。保護者会などが適切な場面。地域との連携も。
情報モラル教育の生徒指導。心の問題や友人関係の問題に発展することから。従来の生徒指導の枠組みで。生活指導主任などの担当者を中心に。警察との連携も。全校体制で進めることが必要。友人間での自浄機能の促進。担任に因る生徒理解。学年団による統一的な指導。養護教諭等による心のケア。管理職に因る学校としての指導方針。保護者や地域の理解促進と協力の依頼。専門機関と連携、外部の専門団体に来てもらい講習などを。どれも行い連携させることを、情報の共有を。従来から生徒指導の一般的方法。携帯等のトラブルが及ぶようになってからは、生徒指導主任が忙しくなったことが多い。未然の防止に対し、生徒指導の中での指導。生徒指導の延長。
情報モラル教育。必要性や定義。発達段階の考え方。学習指導要領。学習指導。指導体制。連携。

 

教職課程コアカリキュラム対応 情報社会を支える教師になるための教育の方法と技術

教職課程コアカリキュラム対応 情報社会を支える教師になるための教育の方法と技術