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睡眠の構造(睡眠と健康第4回)

一口に睡眠の状態といっても複雑なのだなあと感じる。

 

84年に睡眠脳波を測定する実習を受けた。徹夜して。観察すると眠れないとか、その瞬間ごとに手に取るように分かる。そのまま睡眠の研究に。睡眠の一晩の経過。
睡眠の深さはどのように測る?音を鳴らして起きるかどうか確認する。音の大きさを測る。ただこの方法だと一々起こさなければならない。自然な睡眠を調べることが出来なくなる。方法の一つが脳波。電気活動。どのように変化するかを記録する。心の状態により特徴的な波形。脳には非常に沢山の神経細胞が。情報を伝達。化学物質を放出したり吸収したりすると電気変化が。頭の皮膚の上に電極を。脳波計に繋げる。様々な形の波が。α波。目を閉じて安静にしていると現れる。目を開けると消える。非常に緊張したり興奮したりしていると目を閉じていても出ない。細かな波。β波。目を閉じてウトウトし始める。α波は消える。θ波。α波よりもゆっくり。まどろみの状態。軽い睡眠に。糸紡ぎの形のような。紡錘波。睡眠が一番深い。とても大きな波。δ波。覚醒レベルが上がるほど脳波は細かくなる。脳波は覚醒レベルに対応。脳波を測定すれば睡眠の深さを調べることが出来る。レム睡眠。最中には夢を見ていることが多い。夢見睡眠。夢を見ている最中は目がキョロキョロよく動く。ラピッドアイムーブメント。急速眼球運動。REM。レムがないのがノンレム睡眠。まどろんでいるときと区別がつかない。目の動きを記録しないと脳波だけでは区別がつかない。両方共浅い睡眠?レム睡眠中は、実際には浅い睡眠とは言えない。逆説睡眠と呼ぶことも。フクロウではレム睡眠は起こらないので。微睡んでいるときと区別するには脳波以外を。眼球運動の測定。レム睡眠の最中でも目の動きは違う。もう一つ筋肉活動を。弛緩しているのでは?骨格筋や内臓を。抗重力筋。寝ている時も緊張している。筋疲労を知らない。休まずに支え続ける。一時的に筋緊張が解けるときが。レム睡眠のとき。全身の筋肉が弛緩。金縛りの状態。毎晩1時間から2時間程度。たまにしか気が付かないが。レム睡眠中は筋弛緩するが、猫の寝姿を観察。全身が抜けきっているとレム睡眠。目がキョロキョロ動く。寝始めてから20分くらいでレム睡眠が。測定しやすい顎にある頤筋を測定。顎の真ん中にある。丸い筋肉が。左右両端に電極を貼り付けて測定。脳波眼球運動抗重力筋の測定。複数のdataを。睡眠ポリグラム。緊張した時に手のひらに汗を。汗腺の活動。電気変化を調べる。被疑者がどれほど緊張しているか。汗腺活動の高まりを。しかし汗腺活動だけではそれ以外の要因と区別できない。呼吸や脈拍を同時に測定して区別。複数を同時に測定するのをポリグラムと呼ぶ。汗腺だけではモノグラム。睡眠ポリグラム記録。電極を貼り付ける場所。分類された睡眠段階。被疑者の同意が必要。
それぞれの睡眠段階について。目が覚めているとき。α波とβ波が。α波が消えると睡眠段階1。小さな波形ばかりだが、徐々にθ波が現れる。目に特徴的な動きが。遅い眼球運動。スローアイムーブメント。眠くなりウトウトと。とても眠いときに読書を。目の焦点が合わない。眠りかかって身体が思うように動かない。目が左右にゆっくり動く。自覚症状は全く無いが。眠い時に車の運転は危険。目が勝手に動いていると気が付かない。ハンドルを握ったままの状態になりある程度は反応も出来る。自分の状態の悪さに気が付かず、ただ眠いだけ。運転もできて危険を認識せず。危険を回避する行動は取らないので被害が大きい。唯一の自覚症状は眠気だけ。眠い間は車を運転しないことを。ハンドルを握ったままで簡単な応答は出来る。数分続くと紡錘波が。睡眠段階2。状態を保てない。頭がもたれかかる。簡単な応答も出来ない。反応率が下がる。簡単な音弁別も出来ない。自覚症状でも眠っていると。自分が今眠っているという感覚はない。意識は無くなることから判断される。確実に眠っている。しかし浅い状態。音を鳴らすと軽複合波が。脳の反応。10数分続くとδ波が。大きくてゆっくり。徐波。徐波睡眠。音を鳴らしても応答できない、呼びかけても目を覚まさない。睡眠慣性。覚醒に変わったにも関わらず続いている。深い睡眠。睡眠段階3と4。違いはδ波が多いか少ないか。20%以上が3、50%が4。出現量で。跡切れ跡切れなら3。連続していると4。睡眠が一番深い。徐波睡眠が40分続くとポリグラムが違ってくる。レム睡眠の始まり。急速眼球運動。抗重力筋の筋緊張が著しく低下。筋電図。頤筋の筋肉活動。激しい変動。黒っぽい。筋緊張を。レム睡眠中は著しく低下。小刻みな変動が全く無い。全体的に記録が白っぽく。強化自体。音が鳴ってから4秒以内に反応できるか?レム睡眠中でも注意を向ければ応答できるように。ノンレム睡眠には見られない。
5つの睡眠段階。どのように睡眠中は変化を?レム睡眠中の脳波と睡眠段階1の脳波は殆ど変わらない。深さは異なる。寝入ってから急激に睡眠が深くなり睡眠段階4に。30分続いてレム睡眠に。すぐに2,3,4に。レム睡眠は最初より長く続く。レム睡眠と睡眠段階2が交互に。間隔は80分から100分。睡眠周期。平均するとおよそ90分。1.5時間の倍数が理想的であるという証拠はない。短いだけ眠気は強くなる。覚醒レベル。長い場合も短い場合も。同じ睡眠でも変化。起床する時刻が近づくにつれ睡眠段階2が続く。すぐに目が覚める。徐波睡眠は睡眠の前半に集中。最初の3時間で90%現れる。5時間でほぼ100%に。しかし殆どの人は短い。健康を害することは多くの研究で証明されている。覚醒時間が長ければ徐波睡眠が長い。起きている時間が長いと徐波睡眠が長い。昼寝を取ると最中には徐波睡眠が。夜間に取るべきだが、間隔が短いので徐波睡眠が出ない。夕方だと更に悪影響が。
レム睡眠の特徴。体温は夕方に高く早朝に低い。差は0.5度から1度くらい。体温が低いとレム睡眠の出現率が高い。睡眠の後半では体温が下がっているのでレム睡眠が長い。

 

睡眠と健康 (放送大学教材)

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