F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

価値。

一口に「価値」と言っても無形物も有形物もどちらもあるが、差し当たり有形物とする。更には具体的な物の場合には個人により要る要らないが分かれるので、殆どの人にとり有用な金銭の場合を考える(あくまで全員ではないことを強調する)。その価値は労働によりもたらされると考えるのを俗に「労働価値説」と呼ぶ。今の社会では大多数が組織の中で労働をして賃金を得るので、如何にも妥当しそうにも思える。ところが、財やサービスの価格は需給関係で決まる。そこには、どれだけの労働が必要とされたのかは勘定に入れない。故に起業家は「労働価値説」というものは信用しないことが多い。それで他の従業員に手伝ってもらう際にも脳裏には入れないが、賃金を払わなければならないことは忘れがち。このGapは誰しも持つものだと思う。