F-nameのブログ

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催物会場の悲哀。

弊店が入居している百貨店には、3階に催物をするスペースがある。新しい内容になる日には、開店前の放送で催物の内容が全店に伝えられる。日常的に展開する売場も当然だが重要である。しかし百貨店としては、催物で来店されるお客様を増やすのが、マーケティングの常道だと考えるであろう。

平成の頃だったと記憶しているが、とある百貨店で働いていたことがある。当然ながら催物会場もある。内容を変えるとかで多くの人間が商品の入替に走り回っていた。エレベーター内で大変ですねと声を掛けると、売れないから沢山のものを出さなければならないのが難儀だと答えが返ってきた。そして売れないことの方が遥かに多いとも愚痴を話されていた。今は令和になったが、百貨店の苦境は続いている。差し当たり入居している百貨店が存続できるよう祈るしか無い。いくら弊店の売上が堅調でも、撤退するとなれば後を探さないといけないが、そんなスペースはないように思われるから。