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絶望。

日本は大東亜戦争(一般には太平洋戦争と呼ぶが)を1945年8月まで戦ったが、戦争の帰趨は前年44年の7月の時点で定まったと言える。サイパン島などマリアナ諸島をアメリカに占領され、巨大爆撃機B-29が日本列島を爆撃することが可能になったからである(もちろん日本軍は認識していたし国民に空襲があると警告もしていた)。それからの戦争は絶望感に苛まれながらの戦いになった。何しろ戦力が桁違いなので叩かれて終わりである。レイテ沖海戦の最中に、1週間ほど空母に穴を開けるために特別攻撃(特攻)という戦闘機の敵艦船への体当たりが行なわれ以後も継続された。日本軍はよく戦ったという話を頻繁に聞く。しかし国際政治の世界では勇敢に戦うだけでは論外であり、早々に降伏するのが唯一の正解だったと考える。