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研究領域(3):発達・教育心理臨床(臨床心理学研究法特論第13回)

方法は様々あるが、ケースも多種多様なので引き出しは多くあったほうが良さそう。

 

永井撤。発達的心理臨床。教育心理臨床。特に発達障害。実際の支援方法。
発達心理臨床。心理的な問題の原因。精神分析的考え方から発達的な。幼児期の体験が。発達的な味方が。フロイトは身体の部位と結びつくと。性格の基本的。口唇期。肛門期。父親母親との三角関係から空想的な願望などの。エディプス・コンプレックス。課題に直面する。男根期。エリクソンにより発達課題として体系化。神経症レベルの問題はエディプス期の課題が影響する?早期の発達段階の課題が。クライン。早期母子関係。妄想分裂ポジション。良いものと悪いものに分裂。臨床経験からはどこまで客観的か?乳幼児の問題を実証的に。孤児の支援問題から。スピッツら。マーラー、スタン。スピッツ。母親の死などの体験。行動観察から、8ヶ月位から知らない人には不安反応を。他者との関係の成立。8ヶ月不安。剥奪された時期により。ゴルビー。哺乳動物全ての愛着行動。対人関係力。内的ワーキングモデル。母子関係の在り方が大きく影響。マーラーは段階を。自他の区別がない時期。2ヶ月を過ぎると外との区別が。全能感的な一体感。5ヶ月位から母親との違いが。独り歩きが可能に。練習期。母親からの分離と接近。最接近期。親から独立を獲得。乳幼児期の親からの関係。思春期の親離れの問題にも。乳幼児の体験に問題が。スタン。子供の主観的考え。自他未分化の。新生児。外的世界の刺激を感じ脳の働きが。刺激を掴む。一貫した中核自己観。相手と衝動を合わせる。衝動の交流で力が。言葉による関わりや。言語的自己観。4つの自己観は層を作り個人に。大人の間でもそれぞれの世界を。認知科学的な視点との接点を。検証が進み主観的世界へ。
発達臨床の課題の原因。遺伝的な要因か環境的要因が。取り組む姿勢が変わる。自閉症。45年にカナーが取り上げる。自閉症スペクトラム障害。器質的問題?母子関係の問題?時代と共に変わる。決定因は見いだされていない。環境要因も影響。脳科学や認知科学。新しい知見がどのように受け取られるかの視点を。
教育心理臨床。アメリカの民主主義。ロジャーズ。悩みを抱えて相談に。自己一致や純粋さ。積極的関心。カウンセラー自身の。民主主義の平等性が。子供の主体性を重んじるだけでは解決にならない。急激な反社会的問題行動が。指導を強化する方向に変わる。不登校の増加。専門性を持った相談員が増加。指導要領にも誰にも起こりうると。95年。スクールカウンセラー。質の高い専門家の。全ての学校への配置が。学校には来るが偏りのある子供。授業に支障をきたす。04年に発達障害者支援法が。特別支援教育の開始。
発達障害。特別支援法。脳機能障害。診断基準。DSMを基に。13年の改定で自閉スペクトラム障害に。診断名だけで把握しづらい。自閉症は他人との関係の困難さなどを。知的発達が高いものを高機能自閉症。アスペルガー障害も入る。ウイングにより再評価。基準として社会性などの早期の障害。社会性。孤立受け身など。コミュニケーション。非言語コミュニケーションというものが理解しづらい。想像力。思いやりの欠如。器質的要因が考えられるが環境要因のマッチングも?周囲の関わり方。学習障害。能力にバラツキ。極端に。学習に支障をきたし問題行動に。ADHD。できるであろう日常的行動が取れない。年齢や発達に不釣り合いな。多動性。7歳以前に現れ継続。中枢神経系に機能障害が。虐待体験と類似。ADHDの子供の内虐待の事例が多い。生育環境要因も影響。躾のつもりで厳しく叩く。愛着障害との違い。解離性の意識障害が。解離が大きく。見分けが問題に。
問題に対する支援。子供の心理臨床的支援の実際。3つの立場。直接に顕在化している問題を。支援者が課題を設定し取り組ませる。教育モデル。支援者側が積極的に解決方法を。自己治癒力を支援する環境を。成熟モデル。自己表現を重視。言葉による対話を重視し、課題を洞察する。洞察モデル。成長する力を尊重しつつ信頼関係を持って。それぞれのモデルの具体的技法。教育モデル。条件付の行動主義。応用行動分析。環境との相互作用と捉え環境変数の。自閉症などの問題を早期の生活指導や機能分析や指導。まずは客観的な。査定。記録を。内容を分析して強化要因を。条件の改善などを。適切な行動を行うスモールステップ。あくまで行動の変容を重視。心中は直接関わらない。今少し意識的な不安感には認知行動療法などを。幅広い人が実施しやすい。表現モデル。より深く関係について。支援者側の内省やモニタリング。把握する力があって初めて。遊戯療法。時間の中で自由に遊ばせる。会話の定義。時間と空間の制約の中で。一緒に遊ぶこと。遊んでくれる体験は貴重な場。プレイルーム。いろんな玩具が。ビッグボール。身体運動を。言葉を使わず身体で。抱っこされた経験を思い出す。体験を意識化したりする。子供の経験を幅広く表現。修正する仕掛けを。小学校に上る前。男の子。プレイルームで豹変しおもちゃで叩く。ある時どうしてするのか?先生は強いから。父がいつも叩いていたことが分かる。生育歴から、両親は手を焼けなかった。養育不全。だいぶ遊戯療法が進み表現してくれる。粘土の作品。質的に体験の再現の自覚はなかった?表現されることが多い。特に虐待経験の。箱庭療法。表現方法として。一定の箱に砂が。様々なパーツを自由において作品を作る。何回か作ってもらうと内的世界が。象徴的に表現することで心的世界の変容を。どちらが正しいとか間違っているとかというより、子供にとりどちらが?洞察モデル。支援者からではなく子供から出したものを。表現した内容の意味を言葉にして返す。様々な衝動体験を。体験の再現を返す。言葉の遊びには。母親に投影し消化する。母子関係の交流に働いている。体験は多くの形で表現。言葉で返すことに治療的意味が。子供の遊びの意味の枠組み。
子供を取り囲む環境調整として親への支援。コンサルテーション。親自身の問題は親面接で扱わない。虐待の問題。世代間連鎖。親自身の問題も視野に入れて。親自身の対応する能力がどれくらいあるか。親の行動を踏まえて。養育する力をどれほど持っているか。親自身の病理のレベルを。直接扱う訳ではないが。子供支援に重要な情報。学校や地域との連携を。教育理解を持つような体制づくり。外的支援を。親自身が内省を深める場合もある。親子並行面接。多くは児童期の子供の場合。親支援。
子供の心理的問題。同じ問題でも異なる切り口で。どの支援が有効か。

 

臨床心理学研究法特論 (放送大学大学院教材)

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