1972年の今日5月13日の晩に、大阪のミナミにある千日デパートで火災が発生して118人の死者と81人の負傷者が出た。戦後の火災として最大規模のものである(地震に伴うものは含まれないだろうけど)。前世紀末から今世紀の初めにかけて、私は警備員をしていて現任教育というものを半年に1回受講していた(警備員として働くには必須のものである)。そこで必ず引き合いに出されたのは千日デパート火災であった。要は火災発生の非常時には避難誘導や119番通報などの責務を果たせという教育内容である。詳しくは最後に何個かリンクを貼るので、興味があればお読みいただければと思う。なお直接の火種は作業員のタバコの不始末とされている。今の時代にはピンとこないだろうが、工事現場で働く人間の中では喫煙率が高かった(今世紀の初頭もそうであった)。
Wikipediaから記事を2つ。やたら内容が多い。1つ目が火災の実際で、2つ目は法的責任があるかを焦点にしている。
失敗学会の失敗知識データベースの中の記述。火災の実情を簡単に書いている。
消防防災博物館の中でも取り上げられている。最後に建物の図面があるので見比べるのに良いかも。
https://www.bousaihaku.com/wp/wp-content/uploads/2017/03/a077.pdf