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都市社会の構造的分化(グローバル化と私たちの社会第2回)

世界の構造の中でどう生きるかを考えて地域社会を構築する必要がある。

 

森岡清志。社会構造の分化、複雑になるのが社会分化。無秩序な変化ではなく基本的な方向性を持つ。垂直方向の分化と水平方向の分化。格差の拡大と異質性の拡大。相互に影響し合う。グローバル化が2つの方向の社会分化にどのように影響するか。
グローバル化に先立つ社会変動。都市化と産業化。20世紀から。大規模な都市の誕生。パリやベルリンなど。ジンメル「大都市と精神生活」。大量の人口が高密度に。分業の発達が新しい産業を。都市は最高度に発達した分業の。14番目役。新しい職業が。晩餐会が多数開かれる。大量の人口の集積。多様な職業が。多様なサービスの供給が出来る。多様な職業の成立。分業の進展を典型的に。新しい職業の成立。社会分化の進展を。分業が複雑。比較都市論。産業型都市。新しい価値規範の成立や浸透と結びつく。ショバク。テクノロジーを生み出し支えられる、封建社会とは著しく異なる。階層は流動的。本人の業績が重視、生得的な属性でなく、本人の業績に伴う業績主義。親と異なる職業に。階層の流動化。普遍主義的基準。高度に発達した複雑な。生得的属性、属性主義でなく。価値基準・価値規範の媒介。個人の選択や努力。何を為し得る人なのか。業績主義への移行。普遍主義。分業が高度に発達。教育機関の知識供給。専門的能力に応じて採用。業績主義や普遍主義は社会に優位に。学歴と職種との相関が。社会に深く浸透。価値規範は大きな影響を。
グローバル化に伴いどのような問題が?社会分化という観点から。観察用具の性能を高める必要がある。概念の整理。職業的分化。用具となる言葉や概念。水平的分化。質的な指標。社会的地位に基づく。質的な指標。性ジェンダー婚姻宗教国籍など。指標も量として表せずRankも無理。職業は職業の持つ本来の質的な。職業に貴賎なし。水平席分化の指標。専門分化は職種の多様化。垂直的分化。等級によることが出来る。量的な指標。ランキングできる社会的地位に基づく、同質的な尺度。同質性に基づき格差を伴う比較が出来る。所得や資産、年齢などがベクトルを担う。社会的地位、等級付ける分化、格差の拡大。同質的な計測が出来る前提があり。具体的個人を自由で平等な個人を。具体的属性を捨て去り価値規範に即して個人を定立してようやく作り出せる、職業的な地位配分。業績主義に。誰でもが等しく抽象的な個人であるがゆえに同一的。だから評価しうる。垂直的分化に置き換えやすくなる。近代以降の産業社会。格差の存在を否定するのが難しい。垂直的分化を推し進めてきたから。どのような格差をどこまで許容するかが問題。水平的分化、質を重視する。宗教的帰属など本来は甲乙つけがたい。横並びに。異質性の増大という方向性を。グローバル化は交流を急速に高める。異にする異質な人の。水平的分化と結びつく?垂直的分化のベクトルが強い、異質性の増大に単純には帰結しない。典型例。前近代社会において根を張る差別の存在。水平的分化を。性や人種民族などの本人の努力により代えがたい属性がマイナスの烙印を。性差別や民族差別、宗教差別など。差別は質的指標それ自体にRankをつけることで。ベクトルの方向を変える。ランキングして負の値をつけることで成立、差別される当事者にとっては負のRankで就学就職結婚などの機会が奪われること。伝統社会における差別も同様だが。転回自体が共通して内面した価値規範を梃子とする、当該社会の成員が持つ価値規範から。他者の有する属性を。社会規範となっていた時代は個々の属性をランキングして固定化する社会傾向。沢山のランキングが。産業社会になると差別を生みだす価値規範に変化が。性によるランキングは影を潜める。近代以降の価値規範。平等を。重要な機能を。水平的分化の垂直的分化への。同質的な尺度の存在を前提として。水平的な分化。異質性の増大。同質的な尺度を解体することには繋がらない。異質なものに等級づけする。水平的な分化を水平的分化に。近代社会では人間の同質性を強調する価値規範により差別の発生も抑制される。産業社会は普遍主義を。職業について新しいランキングを。階層帰属を規定する最も重要な社会要因。職業への評価を媒介として職業威信という変数に。指標の1つに転回。職業ランキング。社会の成員の評価。社会により異なる。日本では裁判官のランキングが高い。お上の仕事が高い威信を持った。最近では医師が。アメリカでは弁護士など秘密を厳守する仕事が威信が高い。先進国では農産業の威信が低い。垂直的分化に。高校や大学のランキング。業績主義。相関が高くなった、
グローバル化の関係、多国籍企業。中枢管理機能が強化され集積。先進国の大都市は世界都市に。グローバルシティ。中枢管理部門と生産者サービスの集積が顕著に進む。そのために高度な専門性を。ホワイトカラーが一定の層を。対人サービスの職種が拡大。低賃金層に移民などが、競争に打ち勝つために熟練労働者を減少させ非熟練労働者を拡大させる。富裕層と貧困層の拡大。分極化。ニューヨークやロンドンなどでは格差の拡大を。経済のグローバル化。日常生活や地域社会というローカルな視点。食糧や医療の多くは外国製。外国製でないものが難しい。TVで放映されるスポーツの世界選手権大会やオリンピック。現象時代が格差の拡大に直接結びつくわけではない。ローカルな地域社会の事柄に影響、情報や文化のグローバル化が経済のグローバル化と異なり異質性の増大に。情報のグローバル化。日本国内の事柄が世界に発信。世界の小さな事柄も日本で。企業の営利活動だけでなく地方の再生に、日本でも地域レベルのソーシャルビジネスが展開を。市町村においての成功例は他にも伝わり地域密着型の。職住近接。等級付が出来ない一つ一つが質の役割を。北欧の街で街自体が発電所を地産地消で。このような情報も各自治体の関心を。地域社会の自立性を高める。文化のグローバル化。人の流れを。大都市の内部などで文化的に異質な人が。異質性の増大に。経済のグローバル化。尺度のもとでの競争の激化と格差の拡大を。巨大多国籍企業からはじき出された人の雇用を。活性化を担う。社会の周縁においやられて排除されがちな人を包摂する仕組みは地域社会で構築するしか無い。ホームレスの問題。ローカルなレベルに弱めて垂直的方向に。グローバル化に伴う格差の拡大に対処してローカルレベルのベクトルの強化が求められている。地域社会を作る。住民の主体的参加を保障する透明なシステムを。わが町の形成を目指す。住民構成の多様性を認める社会的包摂を実現する営みが求められている。水平的分化のシステムから垂直的分化に。価値規範の変化が必要。格差の存在は認めながら個人による地域社会を。新しい価値規範を作っていくことからスタートを。特に経済のグローバル化で格差の拡大を。福祉政策にも限界が。個性的まちづくりをローカルレベルで広げることを考える。

 

グローバル化と私たちの社会 (放送大学教材)

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地域の社会学 (有斐閣アルマ)

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  • 作者:森岡 清志
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2008/03/12
  • メディア: 単行本