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環境共生建築の実現に向けて -グローバル化の光と影-(グローバル化と私たちの社会第8回)

ローカルな建築を考える必要があるのかもしれない。

 

梅干野晁。環境共生建築の実現に向けて。環境と共生する建築。グローバル化の中で社会そのものを考え直す。建築に焦点を。地球環境時代。環境負荷の小さい。バナキュラー建築。地域性に根ざした。
気候特性が大きく異なる3つの地域。寒冷地。熱帯地、砂漠地域。高床式の建物。日干し煉瓦で出来た。国際建築とバナキュラー建築。多くの建築と建築群の都市の問題。21世紀は地球環境時代。環境負荷の小さい。大量のエネルギー消費に支えられ効率性を追求。機能性が高い都市生活が。足元の都市環境の悪化。地球環境問題の悪化。都市環境問題は地球環境問題の縮図。ヒートアイランド現象。都市特有の気候。CO2。排出総量の30%を都市が。地球温暖化、オゾン層破壊、生態系の破壊。風雨から身を守りシェルターとして建築都市を。生活の貧しさと生存の危機を。リチャード・ロジャース。都市が生態系の最大の破壊者。最大の脅威を。地球環境問題の対策。最終的には地球レベルでだけど。マクロ的だけではなく、生活空間の部屋建物街都市地域広域と様々なスケールごとに対策と行動計画を。
地球環境時代にどのような建築が求められるか。住宅。日本の取組み。国を上げた取り組み。90年10月に開始。地球温暖化防止計画が。省エネルギーを推進する社会システムなど。環境共生住宅。一般用語としてだけではなく、社会活動として把握する。90年12月。住宅局は研究会を発足。民間組織の推進会議が。97年には環境共生住宅推進協議会と。98年には認定制度が創設。基準を整備。多くの住宅が採用。
グローバル化との関わりの前に、環境共生住宅とその具体的な。ただ単に住宅を建設するに留まらず、意識や行動のあり方が地域の問題を越えて地球環境問題に。社会活動に近い取り組みにより新しい枠組みの社会の構築が可能に。個々の住宅のみならず地域を対象に。建物の解体再利用に至るまで。自然の仕組みまで含む。ハードウェアだけでなくライフスタイル。世界都市は機能性効率優先の24時間の。価値観の見直しとパラダイムシフトが求められる。環境負荷の小さい快適な住宅などは?環境共生住宅。住宅を巡る様々な課題に対処した手法などの総体。3つの視点。地球環境問題。温暖化など。資源エネルギー問題。長期的な見通しに立った。住宅問題。高齢化などの社会背景。自然や周辺環境の配慮と居住環境の整備。地球環境の保全。廃棄物などの面で配慮を。美しく調和し主体的に関わりながらライフスタイルを実践。地域環境。そこで掲げられた3つの基本要件。地球環境の保全。周辺環境との親和性。居住環境の健康快適性。具体的に環境共生住宅とは?その例。深沢環境共生住宅。東京都。大きな樹木と屋上緑化?何処にでもある住宅?期待はずれ?温室があり風の流れが。地下水の流れが。写真でも分かること。風力発電が。大型ではなく屋根に取り作られた小型。太陽光パネル。現実には殆ど取り入れられていないが。最新技術でもなく。冬は太陽光を。夏は風の通り道を。誰でも知っていることを忠実に。住宅は安全に生活する器。周辺の空間。現実の住宅。当たり前のことが出来ているか?
グローバル化と環境共生建築。グローバル化。グローバリゼーション。広義には地球の一体化。狭義には多国籍企業が経済活動を。自由貿易の拡大。70年代から。建設分野。支える建築設計などがグローバル化の渦中に。経済性に大きく偏っている。単に経済性のみで初められるのではなく地域のアイデンティティを。空間的広がりに関する複眼的な意見。大量高速化とIT化での。ローカリティの視点。両者を。地域主義建築と国際建築様式。ローカリティは飲み込まれがち。個人地域の地域性や場所性の重要さを認識するのは重要な課題。グローバルな展望とローカルな理解を。理念と方法論。グローカルアプローチ。建築家中島光一。グローカルとローカル。両極的なアプローチ。バナキュラー建築、国際建築様式。地産地消。欠くことの出来ない要件と光と影。グローバリゼーションの影響。多文化多言語他宗教に多様性の上に。地球規模で考え地域で行動。アジェンダ21。
環境共生建築の原点としてバナキュラー建築。土着建築。どの土地の材料を使って。地域の文化を培う。建築と風土は切っても切れない関係だった。都市はバナキュラー建築に近いのが殆ど。国際建築様式。建築を見ただけで風土が頭に浮かぶ。郷愁を。文化と接する。建築環境工学。木村健一。建築気候図。ケッペルの気候図と非常に似ている。その土地の材料を用いた建築は文化を形成してきた。シェルターを建設する。厳しい自然に。現在の建築は普遍性が高い。2つの具現化。昔に帰るだけでなく。ビクターオルネイの。63年にプリンストン大学から。戦前はハンガリーで活動。アメリカに亡命して。都市の気候をよく考えて建築を。当時は国際建築が世界を席巻。地域性という主題を化学的に実現。フレアという国際会議。特徴は毎年世界中を巡り開催していること。様々な分野の。建築そのもので自然を。地域のポテンシャルを。今日求められている。普遍性の技術だけでなく地域性に。大量生産の中では弱い技術と見られがちで飲み込まれる可能性も。地域特有の建築材料など、バナキュラー建築は最も環境負荷が小さいと言える?説得力を持てる?資源の中で考えれば容量にも限度がある。超えれば環境悪化に。レンガを焼くのに炭を必要とする。山は禿山に。江戸時代の多くは禿山だった。社会システムの問題。グローバル化の波と環境共生建築。産業革命以後工業化の時代。大量生産大量消費。コンクリート鉄ガラスの建築材料など。国際建築様式で最適なリーズナブルの。人類の歴史で世界を席巻。交通情報経済性を重視したグローバル化で世界は狭くなり無国籍な建築で世界の都市は構成。近代建築の出現が文明の柵を乗り越える。
グローカルアプローチの必要性。IT技術。マクルーハンが指摘。地球はあたかも1つの村落。金融貿易などのビジネス面で1つの市場に。モビリティが高まり地域性が変化。人間の五感で体験したいという欲望が。現実の空間に。場所性とローカリティ。電子媒体によるバーチャルなコミュニティ。資源の消費の問題。単にテクノロジーや産業の問題ではなく文化的側面など社会システムの問題。両立を実践するのがIT技術。建築材料における地産地消。地域で生産する建築材料を地域で消費。流通システムで保護する。身近にあるので安心。地域通貨を組み合わせて。地産地消運動。国産木材の利用。研究懇談会として国産木材の活用。利用促進について討論。拡大造林。杉やカラマツなどの人工林が伐採期を。大手はグローバル化に飲み込まれている。国産木材の供給を増やすだけでは安くなる。輸入材に代替して。

 

グローバル化と私たちの社会 (放送大学教材)

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都市・建築の環境とエネルギー―環境負荷の小さい快適な街づくり (放送大学教材)

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  • 作者:梅干野 晁
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2014/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

住まいの環境デザイン (放送大学教材)

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  • 作者:梅干野 晁,田中 稲子
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

環境の可視化―地球環境から生活環境まで (放送大学教材)

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  • 作者:梅干野 晁,中村 恭志
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2015/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

都市・建築の環境設計―熱環境を中心として (建築工学 EKA- 10)

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  • 作者:梅干野 晁
  • 出版社/メーカー: 数理工学社
  • 発売日: 2012/04/01
  • メディア: 単行本